B評価ファーウェイ「MatePad Paper」

ファーウェイ「MatePad Paper」 イメージ

※画像はAmazonより

ファーウェイ
HUAWEI
MatePad Paper
実勢価格:6万4800円

サイズ・重量:W182.7×D6.65×H225.2mm・約360g
画面サイズ:10.3インチ 
解像度:1872×1404(227PPI)
CPU:HUAWEI Kirin 820E
OS:HarmonyOS 2
ストレージ容量:64GB
バッテリー容量:3625mAh
付属ペン:HUAWEI M-Pencil(第2世代)

ファーウェイから発売されたE lnk電子ペーパーを採用したタブレット「MatePad Paper」は、10.3インチの画面で付属スタイラスペンを使ったメモ書きや電子書籍端末として使える製品です。

Androidをベースにしているので、一般的なタブレット同様に手書きメモやアプリを追加してのストアを問わない電子書籍端末として利用可能です。

E lnkは画面表示の書き換えに時間がかかりがちですが、本製品はこれまでの他社製品よりも表示遅延が少なく、メモ書き用途では特に違和感なく使用でき、電子書籍も快適に読めました。

ウリはココ!

ペンは本体横にくっつけて充電

ペンは本体横にくっつけて充電 イメージ

一般的なタブレットよりも薄くて軽いので持ち運びしやすく、まさにメモ代わりとして使えそうです。

ペンの書き心地がイイ!

4種類のペン表現が選べる
4種類のペン表現が選べる イメージ

ペーパーフィルムを貼ったような質感の画面は、適度な摩擦があるのでペンが滑らず書きやすいです。

E Inkの描画特性には慣れが必要

E Inkの描画特性には慣れが必要 イメージ

E Inkは画面切り替えに若干時間がかるため、スクロールなどの際にワンテンポ遅れた反応です。

マンガも読みやすい

長時間読んでも目が疲れない
長時間読んでも目が疲れない イメージ

電子書籍はA5判相当のサイズ感で読めます。静止画なので画面遷移の速度も気になりません。

長時間読んでも目が疲れない イメージ2

32段階で明るさを調整できるフロントライトによって、暗いところでも読みやすいです。

イマイチなところは?

Google Play ストアは利用できない
Google Play ストアは利用できない イメージ

Google Playストアが使えず「HUWAIブック」という独自ストアが用意されていますが、本のラインナップが少なく、あまり有用ではありません。

そのため、実際はAndroid向けの“野良”APKファイルを自分で導入する必要があり、セキュリティ上の懸念があります。

動画視聴はさすがに厳しい
動画視聴はさすがに厳しい イメージ

サブスク動画アプリを使えば動画も見られますが、残像が多く実用的でないです。

以上、ファーウェイ「HUAWEI MatePad Paper」のレビューでした。

ファーウェイ初の読書タブは、まぶしくない、目にやさしい読書端末。マンガも読みやすくペンの書き心地もいいのですが、高価格と使い勝手が玄人向けの仕様なのがネック。価格に納得できるならアリです。

加藤直樹
家電批評 編集部員
加藤直樹 のコメント

3万円台前半の価格なら惹かれましたが……。

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