種類豊富な「塩」味も使い方も違います
スーパーに行くと、いろいろな種類が揃う「塩」。ふだん何気なく選びがちですが、サラサラしたもの、粒の大きいザラッとしたものなど、味の違いや料理の向き不向きがあるってご存知でしょうか?
今回は、そんな「塩」を選ぶための基本をご紹介したいと思います!
基本①粒の大きさで味の感じ方が変わります
塩は溶けることでしょっぱさを感じます。そのため、口の中でスッと溶けやすい小粒は、シャープな塩辛さを感じます。それに対して大きな粒は、溶けるのに時間がかかるのでまろやかに感じられます。
左上から時計まわりに「フレーク状」「大粒」「パウダー状」「小粒」。
「小粒」は浸透しやすいので、下ごしらえに向いています。大粒は表面に残るぶん、ステーキなどのうま味を引き立てるのに向いている一方、汁物には溶けにくく使いづらくなります。
また、塩は味だけではなく、食感や見た目を楽しむという特徴もあります。カリッとしたフレーク状の塩やパウダー状の塩を、料理のトッピングとして取り入れると食卓の幅が大きく広がります。
基本②しょっぱさは添加物の有無にもあります
粒の大きさだけではなく、添加物が入っているかどうかでもまろやかさに違いが出てきます。
マグネシウムやカリウム、カルシウム、添加物など、その他ミネラルが入っているとまろやかに、逆に塩化ナトリウム90%前後ものは、シャープなしょっぱさを感じます。
[塩化ナトリウム100%に近いもの]
パッケージを見ると、塩化ナトリウムの量が記載されています。
[塩化ナトリウム以外のものが添加されているもの]
「味の素」にも含まれるグルタミン酸ナトリウムが入っているため、うま味を感じます。
以上、「塩」の基本をご紹介しました。スーパーで選ぶ際は、粒の大きさや添加物の有無などをチェックして見てくださいね!