サーキュレーターは通年活躍するお役立ち家電
今年は梅雨明けが早く、各地でエアコンなしでは辛い気温になっていますね。おすすめなのがサーキュレーターです。エアコンの冷暖房の効率化や室内の換気、洗濯物の部屋干しなど一年を通じて活躍する家電なんです。
そこで『MONOQLO』2022年7月号では、昨年以降に発売された新製品に絞って、通販サイトなどで人気の高い12製品をピックアップ。「風質」「直進性」「速乾性」「静音性」「使い勝手」「設置性」の6つの項目で検証を行い、おすすめを探しました。
今回は、検証の結果ベストバイに選ばれた製品を紹介します。
検証の6つの項目(合計100ポイント)
テスト1:風量(40ポイント)
風速を格子状に計測し、風の出方・最大風速・風量を評価しました。
テスト2:直進性(10ポイント)
フォグマシンを使って気流の形を可視化。直進性の高さの他、風の届く距離や風量についてもチェックしました。
テスト3:速乾性(10ポイント)
濡らしたタオルに一定時間風を当て、重量変化から乾燥率を算出しました。
テスト4:静音性(10ポイント)
最強モードで運転中の騒音値を、本体正面と側面の各1m離れた箇所から計測し、平均値で評価しました。
テスト5:使い勝手(15pt)
操作パネルやリモコンの使いやすさ、風量調節機能、首振り角度、手入れのしやすさなどで評価しました。
テスト6:設置性(15ポイント)
持ち運びやすさと本体サイズから設置のしやすさを評価しました。小型・軽量である方がポイントは高くなります。
以上の項目での獲得ポイントを合算して、ベストバイに選ばれたのがアイリスオーヤマ「サーキュレーター アイ DC silent KCF-SDS151T-W」です。
アイリスオーヤマ「サーキュレーター アイ DC silent KCF-SDS151T-W」
アイリスオーヤマ
サーキュレーター アイ
DC silent
KCF-SDS151T-W
実勢価格:1万2799円
サイズ:W210×D210×H290㎜
重量:1.3kg
消費電力:27W
風量:8段階
モーター:DC
▼テスト結果
- 風質:32/40
- 直進性:5/10
- 速乾性:9/10
- 静音性:4/10
- 使い勝手:10/15
- 設置性:14/15
- 総合点:74/100
アイリスオーヤマ「サーキュレーター アイ DC silent KCF-SDS151T-W」は6つの評価項目のうち、風質・速乾性・設置性の3項目で最高得点を獲得。
重さわずか1.3キロのコンパクトなボディに似合わぬパワフルな風で、室内の空気を素早く循環してくれます。
機能はシンプルですが、上下左右の首振りと同時に最大風量で室内の空気を素早く攪拌してくれる「強制攪拌モード」は使い勝手が良い印象。ただし、最大風量時の運転音は、他の製品と比べてもかなり大きめに感じました。
また、2・4・8時間で設定できるオフタイマーも搭載しており、好みに合わせて8段階に細かく風量調節ができる点は高ポイント。また、本体パネルやリモコンの操作性は共に良好でした。
風質:ムラの極めて少ない良質な風
直進する風の中心は本体真正面からやや左上にズレていますが、風の出方にムラはほとんど見られず、かなり整った形状に風が出ていることがわかりました。
風速は全製品中で最高記録となる秒速7.4mをマーク。さらに風量も毎分約16㎥と今回の機種の中では比較的高い位置をキープしており、トータルで見事1位の成績となりました。
直進性:全機種中最高の風速で直進性の高い風を放出
フォグマシンを使って風の流れを可視化。ほとんど乱れることなく風が直進していく様子が画像からも見て取れます。残念ながら風量や距離は際立った特徴が確認できず、得点は伸び悩みました。
速乾性:30分で4割を超える乾燥率
部屋干しを想定した速乾性の検証は、8段階ある風量調節のうち一番強い「ターボ」で実施(首振り機能は使用していません)。
結果、全機種中で最も好成績となる、30分で約45%の乾燥率を記録しました。一般的に洗濯物のイヤな生乾き臭は、すっかり乾燥するまでに約6時間を超えると発生すると言われています。そう考えると、30分で乾燥率5割に迫る速乾性能はかなり優秀です。
以上、アイリスオーヤマ「サーキュレーター アイ DC silent KCF-SDS151T-W」でした。小型・軽量のうえに性能もピカイチ。文句なしのベストバイです。
なお、この製品を含む、サーキュレーター12製品の比較テストの詳細が気になる方はこちらの記事をご覧ください。
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