体組成計に乗ることはカラダを知る近道です
みなさんは、最近体重計に乗っていますか?
長引く自粛生活で、それまで続けていたランニングやジム通いの習慣が途切れてしまったり、家で過ごす時間が増えてつい間食が増えてしまったりしたという話もよく耳にしますよね。
体型が気になり始めたら、ぜひ「体組成計」の購入を検討してみてください。体組成計は、体重に加えて体脂肪率や筋肉量、基礎代謝などを測定できるデバイス。たとえば体重が増えても、筋肉量が増えていれば太ったと心配する必要はありません。
一方で、体重が減っても体脂肪率が増えていれば生活習慣病のリスクが高まるため、対策が必要だとわかります。体組成計で定期的にチェックすると、日々の改善点が見えてきます。
体組成計の選びのポイントは?
体組成計を購入するときに、押さえておきたいポイントを見てみましょう。
1:目的
体組成計はいろいろなタイプがありますが、大切なのは目的に合わせて選ぶということです。
ダイエットや体調管理なら、体脂肪率に加え、基礎代謝・筋肉量・推定骨量などがわかるスタンダードなものでOK。本格的なトレーニングに役立てたい人は、筋肉の状態の数値変化がモチベーション維持にもつながるハイエンドモデルなどがおすすめです。
▼目的がダイエットや体調管理
シンプルでお手頃価格なスタンダードモデル、スタンドアロンモデル
▼目的が筋トレや運動能力の向上
詳細な測定ができるハイエンドモデル、両手両脚測定機能つきモデル
2:機能
近ごろの体組成計は、アプリとの連動でさらに便利なものが多くなっています。
スマホとの通信方法はWi-Fiがおすすめ
スマホとの通信方法は、おもにWi-FiとBluetoothです。Bluetooth の場合、スマホが近くにないと測定結果を通信できませんが、 Wi-Fiでつなげていれば、 スマホが少し離れた場所にあっても測定結果を通信できて便利です。
対応アプリも要チェック
アプリと連動できる体組成計は、数値が自動で記録されるのが魅力。でも、アプリが使いづらかったり見づらかったりすることもあるので、体組成計と合わせてアプリもチェックしましょう。
ウェアラブルウォッチなどと連動させられるものや、身長や年齢が近い人と比較ができるものなどもあります。
3:注意点
優秀な体組成計を購入しても、正しく使わないと正確に測定できません。やりがちなNGポイントを紹介します。
絨毯や畳の上での使用はNG
体重計や体組成計は、内蔵されている複数のセンサーにかかる力によって体重を導き出します。そのため、硬く平らな床の上に置いて測定しないとセンサーに均等に力がかからず、誤差が出やすくなるので注意しましょう。
靴下を履いたままはNG
体重のみなら靴下を履いていても問題ありませんが、体脂肪率などを測定する場合は裸足で乗りましょう。体組成計は体脂肪率をはじめとした数値を、カラダに微弱な電流を流すインピーダンス法で算出します。靴下を履いていると正確な数値を測定できません。
また、日々の数値の変化をできるかぎり正確に記録するためには、毎日決まった時間に測定することも大切です。
体組成計22製品を5つのテストで検証
『MONOQLO』2022年5月号では、体組成計22製品を「スタンダード&廉価モデル」「スタンドアロンモデル」「ハイエンドモデル」「両手両足測定機能付きモデル」の4部門に分けて検証しました。
検証方法
1:正確性(30点満点)
体脂肪率と体重の測定誤差を測定。体脂肪率の誤差は、業務用体組成計で測定した値との差をもとに田中先生が15点満点で採点。体重の誤差は、22製品で測定した平均値との差をもとに15点満点で採点しました。
2:使い勝手(30点満点)
ストレスなく計測できるかを確認。体組成計に乗ってから測定が完了するまでの時間を15点満点、操作しやすさを5点満点、使わないときの収納性を10点満点で採点しました。
3:アプリ(20点満点)
測定後に測定値がアプリに反映されるまでにかかる時間と、アプリの使いやすいさと見やすさを採点しました。
4:測定項目(15点満点)
測定項目の数とその実用性から、田中先生が15点満点で採点しました。
5:モチベーション(5点満点)
三日坊主にならずに、定期的に測定し続けられるようにするための機能や表示の工夫などを5点満点で点数化しました。
今回は、筋トレや運動能力の向上など本格的なトレーニングに役立てたい人におすすめな「ハイエンドモデル」のベストバイ製品を紹介します。
高精度の測定を実現! ELECOM「HCS-WFS01」
ELECOM
HCS-WFS01
実勢価格:5717円
サイズ:W309×H32×D289㎜
重量:約1.5kg(乾電池を除く)
登録人数:4人(※製品ごとに設定された人数)
通信方法:Wi-Fi
総合評価:A+(76/100点)
ハイエンドモデル6製品で見事ベストバイを獲得したのは、ELECOM「HCS-WFS01」です。高い正確性が評価され、100点満点中76点の高得点となりました。
体脂肪率の測定誤差は1.3%と、全製品中トップタイの成績。筑波大学との産学連携により体組成計の要ともいえるアルゴリズムの質を高め、高精度な測定を実現しています。
Wi-Fi接続タイプなので測定時にスマホは不要。離れた場所にあっても測定結果が届きます。
▼テスト結果
正確性:27/30点(測定誤差 体脂肪率1.3%、体重0.1kg)
体脂肪率の測定誤差は、今回テストしたタニタRD-803Lと並んで最小。これが1万円以下で購入できるのは驚きです。
使い勝手:25/30点(測定にかかる時間 平均14.2秒)
測定は10秒超えと少々長め。サイズは全体に丸みを帯びているため意外と大きく見えず、重さもあまり感じません。ハッキリして見やすい黒液晶です。
アプリ:13/20点(反映までの時間 平均4秒)
Wi-Fi接続で自動転送のうえ、時間も短く待ち時間は気になりません。ただしウェアラブルウォッチなどと連携できない点は残念です。
測定項目:8/15点
測定項目は7項目(体重、内臓脂肪レベル、体脂肪率、BMI、骨格筋率、骨量、基礎代謝)。ハイエンドモデルとしては多くありませんが、ダイエットや健康管理に必要な数値はしっかり記録できます。
モチベーション:3/5点
アプリに目標体重を設定することで、達成までの道のりを見える化。目標まであと何kgかを表示してくれます。折れ線グラフで日々の成果もひと目でわかります。
モチベーションを上げる機能
・目標体重の設定
・グラフによるデータの可視化 など
以上、体組成計22製品比較からハイエンド部門のベストバイ製品を紹介しました。ELECOM「HCS-WFS01」の正確性は超優秀。Wi-Fi接続で使い勝手も良好です。お買い物の参考にしてみてくださいね。
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