憧れの「暖炉のある部屋」手軽に実現できます
暖炉のあるリビングって素敵ですよね。パチパチと薪がはぜる音も魅力的で憧れます。とはいえ、暖炉は簡単に設置できるものではありません。まず、煙突が必要なのでマンションでは無理ですし、平均的な設置費用は100~170万円ほどと決してお安くはありません。
そしてランニングコストもなかなかです。暖炉の大きさにもよりますが、1日に必要な薪は2~3束で、1200円前後。1シーズンの薪代が12~18万円程度かかる計算となります。寒さが厳しくなるほど、薪代がかさむことになります。また、日々のメンテナンスもけっこう手間がかかるうえ、シーズンオフのメンテナンスも必要になってきます。
設置工事やメンテナンスを考えると、諦めるしかないと思っている人もいるかもしれません。でも、諦めるのはちょっと待ってください! 工事もメンテナンスも薪もいらない、そしてあまり広くない部屋でも手軽に試せる暖炉があるんです。
フォトジェニックな"暖炉風"暖房廉価モデルでも炎がリアル
ゆらゆらと燃える炎は幻想的で、つい見入ってしまいますよね。でもこれニセモノです。リアルな炎の正体は、暖炉を模した電気暖房の薪が燃えているかのような演出なんです。
この演出のある電気暖房は、Amazonで話題の製品や売れている製品を家電批評編集部がテストし、ベストヒット第4位に選んだ製品です。
ディンプレックス
マイクロストーブ
MCS12J
実勢(購入)価格:2万8800円
●サイズ・質量/W350×H422×D220mm×約6.2kg ●暖房目安/3~8畳
●消費電力/1200W(暖房強。内イルミネーション7W)
こちらは2017年秋、満を持して日本でも発売となった、暖炉を模した電気暖房。元はオイルヒーターを発祥したとされるイギリスメーカーディンプレックスの定番製品で、アマゾンでも好評を得ています。大きさや炎の演出方法などによって複数タイプから選べ、こちらはLEDライトですが、上位モデルはハロゲンランプや水蒸気も駆使して炎を演出します。
実際に使用してみると、まずはその場にいたカメラマンさん、アシスタントさん、編集部員皆がその暖炉風イルミネーション演出のリアルさに驚きました! 「これで最安モデルか」と思うほど、LEDなどを用いて作られた演出はまるで本物のようでした。
ぼーっと眺めていたくなるようなリアル感のある炎は、ヒーターをつけずに作動させることもでき、見た目の癒しだけを楽しめるのも斬新。他の暖房器具を使用して、この演出だけを楽しむという使い方もできますね。
広いリビングは苦手……暖房機能は可も不可もなく
このフェイク暖炉は設置工事がいらないので、さほど広くない部屋にも気軽に置けます。炎のリアルさは好評価ですが、暖房機能はどれほどのものか気になりますよね。
暖房目安が3~8畳とそれほど対応畳数が大きくなく、本体サイズも小柄なので、メインの暖房器具としての使用は厳しいといえます。足元を足元を暖めるスポット的な役割が向いているようです。そもそも「薪ストーブ」ではなく「ヒーター」ですから。
レビューにも「吹き出し口を広くしたドライヤー」という例えがありましたが、言い得て妙。暖房のパワーは、これ1台では物足りない印象があります。ですが、「炎を見ているだけでも暖かい気分になる」とのコメントもあり、実際の暖房機能以上の暖かさを感じられるかもしれませんね。
フェイク暖房があれば、あなたのお部屋でも贅沢気分を味わえそうですね。手軽に試せるので、リアルな炎の癒やしを体験してみてはいかがでしょうか。SNS映えもバッチリですよ!
なお、Amazonでメーカー在庫がなくなると、上記の購入価格よりも1万円以上高額となってしまうこともあるようです。その場合は価格コムなどの比較サイトで金額を見極めつつ、別の量販店や通販サイトで購入することをオススメします。