楽しいことをあきらめない!「大人の趣味活」って?
感染症対策による外出自粛や旅行控えなどが長引き、楽しい話題が少なくなっていた昨今。ただ、お家時間が増えたことで新しい趣味に目覚めた人も多いのではないでしょうか。
そこで、テストするモノ批評誌「MONOQLO」は、「どんな時だって楽しいことを探すのをあきらめたくない」と大人の趣味活を徹底検証。
今回は人気が集まっている、つくって育てるコケリウムを紹介します。
コケリウムとは、コケをつかったテラリウムのこと。アクアリウムなどと同じく、ガラスなどの透明な容器にコケをレイアウトして、自分の世界を小さな箱庭で表現できます。つくって育てて、毎日愛でたらもうかわいくて手放せません!
なお、コケのインテリア コケリウム代表の岡村真史さんに教えていただきました。
あるだけでそこがオアシス! コケリウム「コケリウムキット 森の洞窟 ミニ」
コケリウム
コケリウムキット
森の洞窟 ミニ
実勢価格:5980円
テラリウムに興味がある人に試してほしいコケリウム「コケリウムキット 森の洞窟 ミニ」。容器も土もセットで届きます。
できあがった状態を買うこともできますが、自分でつくれば愛しさも倍増。キットならファンタジー映画のようなこの洞窟もあっという間に完成します。最初は「育てやすい=枯れにくい」コケを選ぶことが長く楽しむためのコツ。キットやコケはWEBサイトでも買えます。
▼同包されているコケはコチラ
シノブ
シダ植物の一種。土のないところでも育つ「耐え忍ぶ」植物として愛されています。
ホソバオキナゴケ
芝生のような見た目でフワフワとしたコケ。コケリウムでは代表的なコケのひとつ。
実は超カンタン! コケリウム初挑戦でも15分でできた!
説明書通りにスタート! 専用の土はそのままだとサラサラ崩れてしまうので、表面に霧吹きをして軽く固めます。
セットに入っている3つの岩を、正面に空洞ができるよう円錐状に組みます。
背面の岩にかかるように少し土を足し、流木や小石などを写真通りに配置していきます。
シダ植物「シノブ」の根についた土をできるだけ払い、岩の間などに挿しこみます。
背面から洞窟のキワ程度まですき間を埋めるようにコケを敷き、全体を整えたらできあがりです。
手順を見ながらつくれるので、まったく難しくありませんでした。透明な器だとコケの根の断面が見えるので、端だけ軽くコケを押し込むとより緑鮮やかになります。
思わずほっこり! コケリウムの愛で方
ジオラマで世界観を広げる
動物のフィギュアやミニチュアの家などを配置することで、さらに想像力をかきたてるインテリアに。
日々の成長をじっくり観察
数カ月して新芽が出てくると上手に育っている証拠。枯れた葉先などはカットして緑を保ってあげます。
いろんな容器で部屋を飾る
部屋の雰囲気に合わせた器に入れればインテリアに。窓際やリビングなど場所を選ばずおしゃれに。
いろんなコケがありますが、初心者にも育てやすいのはこの3つ!
フタなし容器にオススメ! 乾燥に強い万能型のホソバオキナゴケ
コケリウム
苔盆栽 ホソバオキナゴケ
(ヤマゴケ) ビック
実勢価格:6400円
※画像はAmazonより
コケリウム「苔盆栽 ホソバオキナゴケ(ヤマゴケ) ビック」は、乾燥に強い品種で最も初心者向けといわれています。空気中の湿気は好きですが常に濡れた状態は嫌うので、表面が軽く湿るくらいの湿度を保つのがベスト。一見芝生のような、ふわふわ感が特徴です。
▼育て方
・朝、夜に1回ずつ霧吹きをします。
・レースカーテンごしの光を1日3~4時間当てるか、植物用のLED照明を1日約8時間当てます。
フタ付き容器にオススメ! 湿気を好むしっとり型のコツボゴケ
コケリウム
コツボゴケ
実勢価格:940円
※画像はAmazonより
コケリウム「コツボゴケ」は、コケリウムに使われやすい育てやすいコケ。湿った土の上や倒木の上に自生しています。透き通るような緑色が特徴で、水がかかるとキラキラと葉が輝いているように見える美しいコケです。乾燥には弱く、極端な乾燥が続くと葉先が枯れてしまうことがあるので注意。
▼育て方
・1週間に1回程度フタを開け「コケが乾いたら」霧吹きをします。
・レースカーテンごしの光(3~4時間/1日)か、植物用のLED照明(8時間/1日)を当てます。
フタ付き容器にオススメ! 高湿度がいい繊細型のヒノキゴケ
コケリウム
ヒノキゴケ
実勢価格:500円
※画像はAmazonより
コケリウム「ヒノキゴケ」は、初心者にオススメのコケのひとつ。湿度の高い環境を好むため蓋付き容器でつくるテラリウム向きのコケで、乾燥には要注意です。鮮やかな緑色をしており、群生するとこんもりとした塊になることからイタチノシッポと呼ばれることも。空気や水のキレイな場所を好みます。
▼育て方
・1週間に1回程度フタを開け「コケが乾いたら」霧吹きをします。
・レースカーテンごしの光(3~4時間/1日)か、植物用のLED照明(8時間/1日)を当てます。
コケの売れ筋ランキングもチェック!
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以上、「つくって育てるコケリウム」でした。あるだけでそこがオアシスになります。大人も満足できるおすすめの趣味アイテムです!
写真のマネをするだけで大丈夫です