マネするだけ!簡単おいしい冷凍保存術おしえます
食材を買ってきたら、すぐ使わないときは冷凍保存が便利ですよね。
でも、ちょっとした不満もありませんか? たとえばお魚やご飯は冷凍すると味が落ちたり、野菜の冷凍は下処理が大変だったり。これって冷凍の仕方が間違っているのかもって、不安になったり。
そこで今回は忙しい毎日の味方になる、冷凍保存術をプロと徹底検証。その結果わかった食材のおいしさをアップする方法をご紹介していきます。
「凍ったまま揚げ物」の冷凍術を徹底検証
買ってきたお肉はそのまま凍らせる方も多いかもしれませんが、最近流行しているのが下味冷凍。下味冷凍をしておけば、凍ったまま調理できて、時短も叶います。
とはいえ、調理方法はさまざま。それに、火の通り具合や味わいも気になりますよね。そこで今回は、下味冷凍した鶏もも肉を凍ったまま揚げたときに、いちばん美味しくなる方法を実験してみました。
ベストな凍ったまま揚げ物冷凍法を検証しました
今回は下味冷凍した鶏もも肉を使って、以下の3つの冷凍テク・調理方法の掛け合わせで6パターンを試しました。
▼冷凍テク・調理方法
・冷凍するときの粉の有無
・冷凍のまま揚げるときの油の温度
・オーブン調理の有無
評価は、衣とお肉のおいしさを5段階評価し、以下の5つで判定しました。
▼判定基準
・めちゃウマ =S
・アリじゃん =A
・悪くない =B
・ちょいしぶい=C
・めちゃマズ =D
それでは、検証の結果発表です!
粉付き冷凍×冷たい油で揚げる:カリッとジューシー
▼テスト結果
おいしさ:◎+
今回のナンバーワンは「粉付き冷凍×冷たい油で揚げる」でした。凍ったまま冷たい油で揚げることによって常温のお肉を揚げたときよりも油切れがよく、衣がサクサクに! くどさがないのでいくつでも食べられちゃいます。片栗粉もしっかりお肉になじんでいました。
衣がサクサクで、お肉もジューシーに仕上がりました。
粉なし冷凍×冷たい油で揚げる:竜田揚げに近い食感
▼テスト結果
おいしさ:◎
冷凍室から出した肉に片栗粉を付けて揚げた「粉なし冷凍×冷たい油で揚げる」方法もアリです。粉っぽさは少々気になるものの、竜田揚げのような食感で、おいしい仕上がりに!
粉付き冷凍×温めた油で揚げる:ジューシーさが半減
▼テスト結果
おいしさ:○
「粉付き冷凍×温めた油で揚げる」方法も悪くありません。衣はカリッと仕上がりましたが、温かい油を使用したことでお肉の味がやや薄くなり、ジューシーさが半減してしまいました。焦げないよう、注意も必要です。
C評価: 粉なし冷凍×温めた油で揚げる:肉のくさみが残り△
▼テスト結果
おいしさ:△
「粉なし冷凍×温めた油で揚げる」方法は、粉っぽさや水っぽさが強調されて、味がより薄く感じられました。お肉のくさみもわずかに残ってしまい、おいしさはイマイチです。
D評価: 粉付き冷凍×オーブンで揚げ焼き:肉が縮み食感も×
▼テスト結果
おいしさ:×
放置できてラクに調理できる「粉付き冷凍×オーブンで揚げ焼き」ですが、お肉の脂や水分が抜けて、ひと回り小さくなってしまいました。食感も悪く、からあげならではの、ふわふわ感やサクサク感が味わえませんでした。
D評価: 粉なし冷凍×オーブンで揚げ焼き:ジューシーさゼロ
▼テスト結果
おいしさ:×
「粉なし冷凍×オーブンで揚げ焼き」では、鶏もも肉とは思えないパサつきと、しょっぱさが気になりました。片栗粉もなじんでおらず、残念な仕上がりに。
ちなみに、からあげをジューシーに仕上げるのにおすすめの製品がコチラ!
おすすめアイテム:ヒガシマル醤油「揚げずにからあげ」
ヒガシマル醤油
カリッとジューシー!! 揚げずにからあげ
実勢価格:149円
ヒガシマル醤油「カリッとジューシー!!揚げずにからあげ」は、「揚げないからあげ粉」5製品比較でもっとも高評価でした。サクサクとした衣とジューシーな仕上がりで、からあげ本来のおいしさが味わえます。
香ばしい仕上がりは、焙煎米を使った衣ならでは。衣には下味がついていて塩気もほどよく、お肉に付いた味も最高です。
フライパンと少ない油で美味しく出来上がるのが魅力。ヘルシーなうえ、焼いただけとは思えない満足感が味わえます!
以上、鶏もも肉の凍ったまま揚げ物冷凍術のご紹介でした。
ジューシーな肉質のからあげに仕上げるには、「粉付き冷凍×冷たい油で揚げる」方法が最適です。冷たい油で揚げることで冷凍肉でも中までじっくり火が通り、ふわふわに! 衣も冷凍前につけることで、お肉になじみやすくなります。下味冷凍肉でからあげを作る際は、ぜひお試しくださいね。