毎日続けられる「ずぼら弁当」レシピって?

毎日続けられる「ずぼら弁当」レシピって? イメージ

忙しい朝、限られた時間内に効率よく、かつおいしいお弁当をつくりたいですよね。そこで人気料理家のみなさんが教えてくれた、明日からでもマネしたい、毎日続けられる「ずぼら弁当」のレシピとコツをお伝えします。

今回は、動作のムダを省いて時短に導く「考えないお弁当」です!

「考えないお弁当」4つのポイント

管理栄養士の前田量子さんは、“お弁当づくりこそロジカルに”と提唱します。まずは「考えないお弁当」の4つのポイントを見てみましょう。

ポイント1:調味料はセットにしておく

塩やしょうゆなどの基本調味料、チューブタイプの薬味は小さめの容器にまとめておきましょう。粉末のだしやごまなどは小さい保存容器に入れておくと、袋から毎回出す手間が省けて使いやすくなります。

ポイント1:調味料はセットにしておく イメージ
使いたいときすぐとれる!

ポイント2:洗い物は極力減らす

材料や調味料を混ぜたり下味をつけたりするのには、ポリ袋を活用するのがオススメ。手が汚れず、洗い物も減らせます。買うときは必ず「食品用」と表示のあるポリ袋を選んでくださいね。

ポイント2:洗い物は極力減らす イメージ
混ぜる作業はポリ袋で効率アップ。

ポイント3:小さめサイズの耐熱容器を用意

お弁当作りには耐熱容器が便利です。主菜用には深めの大きめなもの、副菜用に小さめのものを用意しましょう。電子レンジ加熱や調味料を混ぜるのに使いやすく、洗い物もラクに。100均で揃えてもOKです。

ポイント3:小さめサイズの耐熱容器を用意 イメージ
おかずづくりに大活躍します!

ポイント4:少量の調理には卵焼き器を活用

お弁当用には小さめのフライパンや卵焼き器を使うのがおすすめ。卵焼き器は、野菜をゆでたり炒め物をするのにも活用できます。

ポイント4:少量の調理には卵焼き器を活用 イメージ
鍋や大きなフライパンは必要なし!

おすすめアイテム:パール金属の「ミニ卵焼き器」

プロが4製品を検証した結果、ベストに輝いたのがパール金属「ミニ卵焼きフライパン」です。一般的なものよりスリムなため、全体に火が通りやすく、菜箸で卵を寄せるのも簡単。厚みのあるふわふわの仕上がりで、高評価となりました。

おすすめアイテム:パール金属の「ミニ卵焼き器」 イメージ

パール金属
ミニ卵焼きフライパン
実勢価格:1404円

サイズ:8×18cm
※こちらはガス火専用です。IHには対応していません。
※Amazonはあわせ買い対象商品です

▼卵焼き器の比較記事はコチラ

それではレシピをご紹介します。今回は「鶏そぼろ入り卵焼き弁当」です!

15分で完成!「鶏そぼろ入り卵焼き弁当」

15分で完成!「鶏そぼろ入り卵焼き弁当」 イメージ

<調理時間:15分>

主菜 :鶏そぼろ入り卵焼き
副菜1:ほうれん草おかか和え
副菜2:切り干し大根のパリパリ浅漬け風


カロリー:747Kcal
たんぱく質:27.9g(1日の1/2以上) 
野菜:120g(1日の1/3以上)

レシピ1:鶏そぼろ入り卵焼き

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<材料>※1人分
卵……2個
鶏ひき肉……30g
レタス(添え物)……適量

A
しょうゆ、みりん、酒……各小さじ1
サラダ油……大さじ1

<作り方>
1:耐熱ボウルに鶏ひき肉とAを入れ、よく混ぜてからラップをし、600Wの電子レンジで1分10秒加熱します。

レシピ1:鶏そぼろ入り卵焼き イメージ2
よく混ぜます。
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ラップをしてレンチン。

※時短のポイント
鶏そぼろは電子レンジで作るのでフライパンを使う必要もなく、洗い物も手間もカット。

2:卵を1に割り入れてよくかき混ぜます。卵焼き器に油をしいて熱し、卵液を流し入れ、卵を巻きます。

レシピ1:鶏そぼろ入り卵焼き イメージ4
油を熱する。
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卵液を流し入れる。
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玉子を巻きます。

3:巻き終わりは、卵焼き器の端を使って形を整えます。冷めたら切り分けてお弁当箱に詰めます。

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形を整えたら完成!

※おいしさのコツ
副菜になりがちな卵ですが、しっかりとした味つけでごはんがすすむ主菜に昇格!

レシピ2:ほうれん草おかか和え

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<材料>※1人分
ほうれん草……60g
かつお節……1g
しょうゆ……小さじ1/2

<作り方>
1:ほうれん草は洗って3~4㎝幅に切り、ぬれたまま耐熱ボウルに入れてラップし、600Wの電子レンジで1分20秒加熱します。

レシピ2:ほうれん草おかか和え イメージ2
ほうれん草は3~4㎝の長さに。
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耐熱ボウルに入れてラップ。
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1分20秒レンチン。

2:小さめのザルに入れて流水にかけ、ぎゅっと絞ります。かつお節としょうゆで和えてお弁当箱に詰めます。

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流水をかける。
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ギュッと絞る。

※おいしさのコツ
加熱後に水にさらすことでアクが抜けておいしくなります。

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和えたら完成!

レシピ3:切り干し大根のパリパリ浅漬け風

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<材料>※1人分
切り干し大根……5g
白菜……30g
にんじん……10g

A
しょうゆ、酢……各小さじ1
砂糖……小さじ1/2
しょうが(チューブ)……1㎝

<作り方>
1:切り干し大根はさっと洗い、そのまま耐熱ボウルに入れます。

レシピ3:切り干し大根のパリパリ浅漬け風 イメージ2
水でさっと洗う。

2:白菜は1㎝幅、にんじんはせん切りにして、1の耐熱ボウルに加えます。ラップをして600wの電子レンジで2分加熱します。

レシピ3:切り干し大根のパリパリ浅漬け風 イメージ3
切った野菜をボウルへ。

※おいしさのコツ
容器に入れるときに切り干し大根が下になるようにすると、野菜から出る水分を吸って汁漏れを防ぐ効果も。

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ラップしてレンチン。

3:Aと和え、冷めたらお弁当箱に詰めます。

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調味料と和えたら完成!

3品15分で完成するオススメ手順

3品15分で完成するオススメ手順 イメージ

忙しい朝はスピードが肝心。この手順で作るのが最短です!

「副菜2・切り干し大根」工程1~2→「副菜1・ほうれん草」工程1
→「副菜2・切り干し大根」工程3→「副菜1・ほうれん草」工程2
→「主菜・卵焼き」工程1~2


効率的な調理ができるようになったら、夕飯作りにも生かせそうです。

以上、考えないお弁当レシピから「鶏そぼろ入り卵焼き弁当」の紹介でした。忙しい朝も最速15分で仕上がる栄養満点なお弁当。ぜひお試しください。

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