マネするだけ!簡単おいしい冷凍保存術おしえます
食材を買ってきたら、すぐ使わないときは冷凍保存が便利ですよね。
でも、ちょっとした不満もありませんか? たとえばお魚やご飯は冷凍すると味が落ちたり、野菜の冷凍は下処理が大変だったり。これって冷凍の仕方が間違っているのかもって、不安になったり。
そこで今回は忙しい毎日の味方になる、冷凍保存術をプロと徹底検証。その結果わかった食材のおいしさをアップする方法をご紹介していきます。
「パスタ」と「うどん」の冷凍術を徹底検証
必要量以上に茹ですぎてしまったパスタやうどん。残った分は冷凍保存が便利ですが、冷凍してもどうせ美味しくないし……と諦めていませんか? 実は、食材に合ったベストな方法で冷凍すれば、茹でたてのおいしさを保つことができるんです。
でも、同じ麺類だからといって同じ保存道具を使用すればいいというわけではありません。それぞれに相性のいいアイテムがあるんです。
そこで今回は、パスタとうどんがいちばん美味しくなる冷凍法を実験してみました。
ベストな冷凍保存法を検証しました
今回はパスタとうどんを使って、以下の3種類の道具で検証しました。
▼検証した道具3種
・ラップ
・フリーザーバッグ
・コンテナー
評価は、食感と味を各5段階評価し、総合評価として以下の5つで判定しました。
▼判定基準
・めちゃウマ =S
・アリじゃん =A
・悪くない =B
・ちょいしぶい=C
・めちゃマズ =D
パスタは乾麺を茹でて、オイルに絡めてから冷凍しています。解凍にはパスタ・うどんともにレンジを使用しました。
それでは、パスタ・うどん冷凍検証の結果発表です! まずはパスタの結果から見ていきましょう。
ラップ:茹でたてと変わらない食感!
▼テスト結果
食感:◎
味 :◎+
パスタのナンバーワンは「ラップ」でした。レンジで温めても、茹でたてのようなしっかりとしたコシと、もちもち食感が堪能できました!
残ったオイルがなじんで麺がほぐれやすく、食べやすかったです。
コンテナー:調理のひと手間で十分おいしくなる!
▼テスト結果
食感:○
味 :◎
ラップほどではないものの、「コンテナー」もアリです。炒めるなど調理にひと手間かければ、十分おいしく味わえました。ラクに冷凍できるのも◎です。
C評価: フリーザーバッグ:コシがなくなり、麺が切れちゃう
▼テスト結果
食感:△
味 :△
便利な「フリーザーバッグ」ですが、麺がオイルを吸ってしまい、コシが消失……。ソフト麺並みのやわらかさになり、ぶちぶちと切れてしまう結果に。
次に、うどんの結果を見ていきましょう。
袋のまま:冷凍うどん並みのおいしさ!
▼テスト結果
食感:◎
味 :○
うどん本来のコシや弾力が感じられたのは「袋のまま」冷凍したときだけでした。そのまま冷凍するだけなので、手間いらずなところも◎
ツヤも出て、まるで冷凍うどんのようなおいしさです!
コンテナー:麺がほぐれやすく、食べやすい
▼テスト結果
食感:○
味 :○
「コンテナー」も悪くありません。レンジで温めると水滴が出て麺がほぐれやすく、食べやすかったです。ただし、ベタつきが気になるのが難点。
C評価: フリーザーバッグ:伸びたような食感が残念
▼テスト結果
食感:○
味 :△
「フリーザーバッグ」は、弾力はそこそこでしたが、コシがいまひとつでした。茹ですぎて伸びてしまったような食感が残念です。
D評価: ラップ:箸で持ち上げたそばから切れてしまう
▼テスト結果
食感:△
味 :△
使い勝手のいい「ラップ」ですが、箸で持ち上げるとぶちぶち切れてしまいました。コシがなく、食感もボソボソとしていて、小麦の風味も感じられませんでした。
冷凍におすすめのアイテムは?
冷凍しても鮮度をキープするおすすめ製品!
旭化成ホームプロダクツ
ジップロック(R)フリーザーバッグ M
実勢価格:656円/45枚
サイズ:縦189×横177×厚さ0.06mm
※Amazonはあわせ買い対象商品です
大定番の旭化成ホームプロダクツ「ジップロック(R)フリーザーバッグ」はダブルジッパーで鮮度ばっちりです。
岩谷マテリアル
アイラップ マチ付き
実勢価格:200円/60枚
サイズ:縦350×250×マチ40×厚さ0.009mm
岩谷マテリアル「アイラップ」は一見ただのポリ袋に見えますが、実は調理道具としても超優秀! 耐熱温度が120℃の丈夫な素材なので、冷凍して、そのまま鍋に入れて加熱もできるんです。
以上、パスタとうどんの冷凍術のご紹介でした。
冷凍後もコシや食感を維持するには、パスタでは「ラップ」、うどんでは「袋のまま」がベスト。茹でたてと遜色のない味わいになり、おすすめです! パスタやうどんが余ったら、ぜひ試してみてください。