一芸スマホではありません。
まず大前提、カメラだけの、
ファーウェイ
P9
購入価格:6万4584円
サイズ・質量:H145×W70.9×D6.95mm・144g
内蔵メモリ:ROM32GB・RAM3GB
ディスプレイ:5.2インチ・1920×1080
CPU:HUAWEI Kirin 955 オクタコア(4×2.5GHz A72+4×1.8GHz A53)
バッテリー:3000mAh
カメラ:メイン1200万画素×2(開口部F2.2/AF/2色flash)・サブ800万画素(開口部F2.4/FF/BSI)
スペックもモンスタークラスでキビキビ動く

搭載する「Kirin 955」CPUは自社開発。高速コアと低速コアを4つずつ内蔵しキビキビした動作を実現しています。
背面設置で使いやすい指紋センサー

指紋センサーは背面に設置。センサーを上から下に撫でると通知バーを表示させることもできます。
鮮やかでコンパクトな5.2インチディスプレイ

発色は鮮やかで、視野角は水平に近い印象。5.2インチ大画面ながら幅が狭く、持ちやすいボディです。
ここからバッチリチェックします!
そして肝心のカメラ画質を本機の最大のウリはライカが監修したフイルムモードを3種類搭載する点。中でも「Vivid」は濃厚ながらも派手すぎない発色が絶妙です。30秒までのスローシャッターも可能で、夜景でもISO感度を低くできるのでノイズレスで高画質な写真に仕上がります。
スマホカメラが苦手な「夜景」に強い!

車やビルの鮮やかなライト、夜空の濃いブルーにVividが効いています。P9のカメラアプリはマニュアル撮影が可能。だからシャッター速度を遅くして車のヘッドライトの光跡を表現する、一眼カメラのような撮り方ができます。なおブレを防ぐために、陸橋の欄干に端末を押し当てて撮影しました。


夕景をAPS-Cセンサーの一眼レフと比較。P9は赤や青、緑のブロック状のノイズ(色ノイズ)が目立たず、APS-Cセンサー機より色ノイズが抑えられていました。

カメラを「ワイドアパーチャ」モードにすると撮影後にピント位置とピントの合う範囲を調整可能。一眼のようなボケを楽しめます。
明暗差にかなり強いです!
ライバル達と比較



逆光気味で暗いビルと明るい空という明暗差のある、カメラ泣かせのロケーション。もっともイメージ通りに撮りやすかったのがP9です。雲の表現に注目。P9は雲が白飛びしていません。空や雲が肉眼に近く、ダイナミックな写真が撮れました。




フラッシュ撮影はXperiaのHDR撮影がとにかく優秀。明るさしっかり確保でき、色味も自然に近い印象です。P9は黄色が強く出てしまい、あまり美しいとは言い難い結果になりました。
2つのレンズの役割分担
[まとめ]色の“深み”を演出する
モノクロ写真もハイクオリティ

「P9」の写真のキモは2つのレンズにあります。カラーセンサーで色彩情報を捉え、モノクロセンサーで陰影や細部のディティールを捉えています。それらを融合させることで、ノイズが少なく高画質な写真に仕上がるのです。
さらに、ライカ監修のフィルムモードはスマホとは思えない発色になり楽しいのひと言。
また、スマホとしても、CPUやメモリなど足回りがしっかりしており動作にストレスを感じません。カメラ性能重視で選ぶなら間違いなくおすすめできます。
総じてP9はファーウェイ=格安機メーカーという認識を覆す良質な一台。iPhoneからの乗り換えを考えている人は、本機なら十二分に満足できるはず!
まだまだあります!
「ファーウェイP9」の撮影写真を全公開へつづく
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