すべて3ステップで完結！“作りおきの素”のキホン
「時間がない」「面倒くさい」「献立を考えたくない」……料理は手間や時間がかかるものだと思っているなら、すぐに試してほしいのが「作りおき」。今回は、肉や魚、野菜などを味付けしたり下処理して冷凍保存した「作りおきの素」と、カンタンなのに手抜き感ゼロのプロ直伝のアレンジレシピを紹介します。
「作りおきの素」は3ステップで完成！ 週末に仕込んで冷凍保存しておけば、あとはメインディッシュもおかずもすぐに完成。冷蔵庫にある素材ばかりだから、今すぐマネできちゃいます。
作りおきの素→調理までの流れ
作りおきの素をつくって冷凍
3ステップで素材に味付けしてジッパーバッグなどの保存袋へ。使いやすい分量にわけたり、バットに乗せて冷凍します。
調理方法1：常温解凍＆冷蔵
基本は、凍ったジッパーバッグをバットの上に置き、常温で解凍。完全に解凍したら調理するまで冷蔵室で保管します。
調理方法2：直接調理
煮込み料理などには、作りおきの素を解凍せずに凍ったまま投入します。
ぶりの作りおきの素「和風下味つきぶりの素」
＜材料＞
・ぶりの切り身（ひと口大に切る）……2切れ
[A]
・しょうゆ……大さじ1
・酒……大さじ1
・こしょう……少々
＜作り方＞
1 ジッパーバッグにAを入れてまぜます。
2 ぶりを加えて軽くもみ込み、空気を抜いてジッパーの口を閉じ、冷凍します。
購入したぶりが小さい場合、ジッパーバッグを折り曲げるのがポイントです。
こうすることで、液がぶり全体にからみます。
アレンジレシピ：ぶりとねぎの梅春巻き
パリパリの春巻きの皮の中から、ぶりのうま味がじゅわ～っとあふれ出します。梅の香りが広がり、魚のくさみは気になりません。白髪ねぎのシャキシャキした歯触りも良く、箸が止まらないおいしさです！
＜材料＞※2人前
・長ねぎ（白髪ねぎにする）……5cm
・梅干し（細かくたたく）……1個
・春巻きの皮……4枚
・和風下味つきぶりの素……2切れ
＜作り方＞
1 耐熱皿に「下味つきぶりの素」のぶりを入れ、ラップをして電子レンジで2分～2分30秒ほど加熱します。粗熱が取れたら皮を除いてフレーク状にし、ボウルに梅干しと一緒に入れてまぜます。
2 1のたねと長ねぎの1/4量を春巻きの皮の上にのせます。春巻きの形に巻いたら、水で溶いた小麦粉（分量外）を巻き終わりにつけて閉じます。同様に3つ作ります。
3 170℃の揚げ油（分量外）で揚げ、器に盛り、お好みの柑橘（分量外）を添えます。
下味つきぶりをレンジで加熱すると、身がほぐしやすくなります。フレーク状にすることで、揚げ時間も短くなりますよ。
レモン、ゆず、かぼすなどお好みで添えてください。
作りおきレシピに便利なアイテム2選
作りおきの素は鮮度を保つ保存袋が欠かせません。ジッパー付きが便利ですが、保存する食材や湯煎にかけるレシピの場合はアイラップも使えますよ。
おすすめ1：ダブルジッパーのジップロック
旭化成ホームプロダクツ
ジップロック（R）フリーザーバッグ M
実勢価格：475円／30枚
サイズ：縦189×横177×厚さ0.06mm
※Amazonのリンク先はパントリーの商品です。
大定番の旭化成ホームプロダクツ「ジップロック（R）フリーザーバッグ」です。ダブルジッパーで鮮度ばっちり！ ジッパー付きならこれが最強といえます。
おすすめ2：ジッパーなしで高コスパのアイラップ
岩谷マテリアル
アイラップ マチ付き
実勢価格：306円／60枚
サイズ：縦350×250×マチ40×厚さ0.009mm
※Amazonはセット販売ページに移動します。
岩谷マテリアル「アイラップ マチ付き」はジッパーがないので結んで使います。このまま湯煎にも使えるので便利です。
さばの作りおきの素「さばの韓国風煮物の素」
＜材料＞
・さば（二枚おろし）……2枚
［A］
・みそ、コチュジャン……各大さじ2
・みりん……大さじ3
・豆板醤……小さじ1/5
・しょうが（チューブ）……小さじ2
・にんにく（チューブ）……小さじ1
＜作り方＞
1 さば2枚はそれぞれ4等分に切ります。
2 ジッパーバッグにAを入れてまぜたら1を加えて軽くもんでなじませ、空気を抜いてジッパーの口を閉じ、冷凍します
調味料がさばにしみ込みやすいように、皮目に1本切り込みを入れましょう。
アレンジレシピ1：さばの韓国風煮物
作りおきの素にはコチュジャンなどで韓国風の下味がついているから、そのまま煮込むだけでピリ辛さば煮ができちゃいます。本場の雰囲気たっぷりの濃いめの味で風味もよく、ごはんにもお酒にもぴったりです。
＜材料＞※2人前
・大根（1.5cm厚のいちょう切り）……200g
・さばの韓国風煮物の素……半量
［A］
・酒……150ml
・水……150ml
＜作り方＞
1 鍋にAを入れ、火にかけます。沸騰したら「さばの韓国風煮物の素」と大根を加え、落としブタをして15～20分煮込みます。
2 器に盛りつけます。
大根は冷凍すると組織が壊れ、味がしみやすくなります。作りおきの素に大根を入れておくのも◎です。
作りおきの素ですでに味つけはバッチリなんです！
アレンジレシピ2：さばのしっとりふりかけ
魚のフレークの定番といえば鮭ですよね。でも実はさばフレークも絶品なんです。作り方は、「作りおきの素」をフライパンで炒めるだけ。甘辛くしっとり仕上がった濃厚ふりかけは、お弁当やおにぎりの具に最適です！
＜材料＞※2人前
・酒、水……各100ml
・さばの韓国風煮物の素……半量
＜作り方＞
1 鍋に酒と水を入れて火にかけ、沸騰したら「さばの韓国風煮物の素」を入れます。落としブタをして15～20分煮ます。
2 さばの骨を取り、細かくほぐします。
3 フライパンに2を入れてまぜながら、フレーク状になるまで弱～中火で焦げないように炒めます。味が薄ければ煮汁を加えて調整します。
弱～中火で火を通します。焦げやすいので注意しましょう。しっとり感を残した状態で火を止めます。
レシピ考案：小越明子さん
以上、作りおきの素を使ったアレンジレシピをご紹介しました。ぶりやさばを特売で手に入れたらぜひ試してみてくださいね。
作りおきの素で毎日の料理をもっとラクに、もっとカンタンにしていきましょう！
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