世界イチ美味しい「カルボナーラ」の作り方を調査!
卵とチーズの濃厚さが魅力で、子供から大人まで人気の「カルボナーラ」。そもそもカルボナーラとは、卵とチーズ、豚肉を用いて作るソースのこと。作り方は国によっても違い、日本は玉ねぎやベーコンなどを使い、海外はパンチェッタだけとシンプルに作られているケースが多いです。
さらに、日本で人気のレシピだけでも材料や作り方はさまざま。牛乳や生クリームを使って作られることが主流で、ほかにもコンソメ顆粒などを入れて味付けをしたりとアレンジされているレシピがたくさんあります。
そこで、雑誌『MONOQLO』では、プロの料理研究家と30パターン以上の作り方を試し、家庭で作れる最高峰のカルボナーラレシピを調査しました!
何を使うと美味しい?MONOQLO的ベストアンサーはコレ!
世界イチ美味しいカルボナーラの作り方を見つけたい! ということで、パスタの麺の太さやソース、お肉などカルボナーラのレシピに欠かせない材料を検証。色々試した結果、カルボナーラを美味しく作るならコレ! と、雑誌『MONOQLO』が見つけ出した答えを発表します。
【パスタの太さ】全体のバランスがよい「1.7mm」が正解!
1.4mm、1.7mm、1.9mm、早茹でパスタと色々試しましたが、濃厚なのにあっさりしてるように感じられたのは1.7mmだけ! ソースとパスタがよく絡んでいるのに、ソースの塩加減とパスタのコシも感じられ、どちらの旨味も味わえました。
【ソース】「チーズ2種×卵黄」が濃厚クリ―ミーで大正解!
材料が違う7レシピを日本や海外のレシピサイトやYouTubeから探して検証をした結果、一番美味しかったソースはチーズ2種類と卵黄だけのシンプルな組み合わせ。
牛の乳からできているパルミジャーノ・レッジャーノと羊の乳からできているペコリーノの2種類のチーズを使うと、濃厚な激旨ソースになりパスタと絡めたときに旨味とコク、深みが増したのにはプロも驚きでした。
【お肉】脂のコクが美味しく出た「パンチェッタ」が1番旨い!
カルボナーラで使うお肉といったら、日本はベーコンやハムが一般的ですが、海外では豚バラのブロック肉を塩漬けしたパンチェッタが主流。ということで、「ベーコン」「ハム」「パンチェッタ」で検証したところ、パンチェッタが圧勝!
今回のカルボナーラにかなり大事なのが、パンチェッタから出た濃厚な脂の旨味とコク。この脂がカルボナーラを美味しくするポイントであることが判明しました。
パンチェッタの旨味とコクには正直驚きでした!
ということで、お待たせしました。いよいよ、世界イチ美味しいカルボナーラの作り方をご紹介します!
濃厚クリーミーがヤミツキ!カルボナーラのベストレシピ
<材料>※1人前
・1.7mmのパスタ……100g
・パスタの茹で汁……200ml
・パンチェッタ……60g
・卵黄……2個
・パルミジャーノ・レッジャーノ……25g
・ペコリーノチーズ……25g
・塩(お湯の量に対して)……1%
・黒胡椒……お好み
<作り方>
【1】鍋に塩を入れパスタを茹でる
鍋や深型のフライパンにパスタが水面から出ない程度、多めに水を入れます。火にかけ、沸騰したら、水の量に対して1%の塩を入れ、パスタ(100g)を茹でてください。茹で時間は、表記時間通りで大丈夫。パスタが茹で上がったら、茹で汁200mlを取っておきましょう。
【2】パンチェッタを炒める
オリーブオイルなどをひかずにそのまま、フライパンにパンチェッタ(60g)を入れて中火にかけます。短冊切りにしたパンチェッタからは脂がたくさん出るので、カリカリになり、フライパンを傾けて脂がたまるくらい(※下記画像参照)出るまで焼けたら取り出します。
また、脂はフライパンに残しておいてください。
【3】卵とチーズを合わせてソースを作る
ボウルに卵黄(2個)、パルミジャーノ・レッジャーノ(25g)、ペコリーノチーズ(25g)を入れてしっかり混ぜます。ペースト状になったら準備OKです。
【4】パンチェッタをみじん切りにする
「2」でカリカリに炒めたパンチェッタをみじん切りにします。驚くほど食感がよくなり、この食感がクリーミーなソースにピッタリ!
このひと手間がカルボナーラを絶品にします。
【5】油にゆで汁を足し、かき混ぜ、パスタを入れる!
パンチェッタの脂が入ったフライパンに、「1」の工程の茹で汁を大さじ1~2程度入れ、中火で煮詰めます。とろみが付いたら、パスタを入れ、フライパンの汁気がなくなるまでかき混ぜてください。
上の画像くらい乳化させましょう。
【6】ソースを絡める前にフライパンを冷ます
この作業がソースを絡める前の1番大切な工程!「5」のフライパンでパスタの乳化ができたら、30秒濡れ布巾の上に置きパスタを冷まします。そのときもパスタは混ぜ続けてください。
30秒フライパンを冷ますことが一番大切でした!!
【7】パスタとソースを合わせる
30秒たったら火から離した状態で「3」の工程で作ったソースをフライパンに入れて混ぜます。混ざりが悪かったら小さじ1ずつくらい茹で汁を入れて調節しましょう。ここで仕上がりが決まります。
茹で汁でソースの濃度を調節しよう!
【8】最後に黒胡椒をかける
お皿にパスタを盛ったら、パンチェッタを振りかけ、黒胡椒は風味を良くするために最後にかけます。黒胡椒の量はお好みですが、かけすぎるとチーズやパンチェッタの旨味が感じられなくなってしまうので少なめがオススメ!
また、このレシピで最も大切な工程は「乳化」と「フライパンを冷やす」こと。乳化させると、とろみがついてスープが一体化します。また、フライパンは冷やすことでソース(卵)が固まらずとろみのついた仕上がりになります。
家庭で作れる究極のレシピはこれ一択です!
以上、世界イチ美味しい「カルボナーラ」の作り方のご紹介でした。簡単なのに美味しいので、普段料理をしない人こそ絶対に作ってみてほしいレシピです。
【おまけ】お鍋の吹きこぼれを防ぐ便利グッズ
パスタを茹でていて、突然やってくる鍋の吹きこぼれに困ったことがある人も多いのでは? 最後は、その吹きこぼれを防いでくれる便利なアイテムをご紹介します。
アイデアセキカワ
ふしぎくん
実勢価格 :425円
アイデアセキカワ「ふしぎくん」は、鉄製の謎のお皿ですが、これは鍋の底に設置するだけで煮こぼれを防止するアイデア商品なんです。裏返した状態で鍋底に沈め、あとは存在を忘れてOK。ひっそりと煮こぼれを防止してくれます。
パスタ以外にも、インスタントラーメンや味噌汁など、吹きこぼれしやすい料理のときにぜひお試しを。ただし、延々と放置したら危ないのでくれぐれも火の元には注意してくださいね。
▼手軽にカルボナーラを食べたいなら、こちらのレトルトもおすすめ
チーズと卵黄だけでこんなに濃厚になるのはすごいです!