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※情報は『LDK』2020年5月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。

キッチン 使い残しの“食品ロス”はお金のポイ捨てと同じ!

使い残しの“食品ロス”はお金のポイ捨てと同じ! イメージ

冷蔵庫、いつもこ~んな風にパンパンにしていませんか? 特売品でまとめて食材を買っても、冷蔵庫の奥に眠ったまま賞味期限切れになっていた……そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

食べられるのに捨てている食品、“食品ロス”は各家庭で年間約6万円と言われています。食品ロスの約3割は買い過ぎが原因で食材が廃棄されているのです。(農林水産省・環境省「平成28年度推計」より)

使い残しの“食品ロス”はお金のポイ捨てと同じ! イメージ2

安いからと言って節約をしているつもりでも、使い残しはお金のポイ捨てと同じ。「節約してるし、もう削れるところはない」と諦めている人も、その“ムダな節約”を見直せば、食費はまだ節約できます。

ということで今回、テストする女性誌『LDK』が、食材の買い方のコツや野菜の保存術など、専門家に教わった食品ロスをなくすための節約術をご紹介します!

キッチン 冷蔵庫をみると食品ロスの原因は一目瞭然!

特売品を買いすぎて冷蔵庫がギューギュー。料理すらされずゴミ箱行きになっている食材に心当たりはありませんか? そんなロス食品になりがちなのは、節約のつもりで買った特売品やお買い得パックです。

まず、簡単に食費を減らすためには、特売品を買い漁るのではなく適量を買うことが一番の節約につながります。

買い方のコツ1:メニューを決めてムダ買いストップ

買い方のコツ1:メニューを決めてムダ買いストップ イメージ

特売品をすかさずまとめ買いすると余らせがちに。安いからとなんとなく買うのはNGです。献立を決めて必要な食材だけ買う習慣をつけて、ムダ買いを防止しましょう。

買い方のコツ2:家族が食べ切れる量を意識する

買い方のコツ2:家族が食べ切れる量を意識する イメージ

大容量パックは味に飽きて食べ残しの元に。「家族の人数にかかわらず買うのはお買い得パック」という人は特に、家族が食べる量を考え、賞味期限内に食べきれそうなら購入しましょう。

買い方のコツ3:飴を舐めて空腹を落ちつかせる

買い方のコツ3:飴を舐めて空腹を落ちつかせる イメージ

仕事帰りなど空腹時は冷静さを失って買いすぎてしまうもの。お惣菜のタイムセールなんかは要注意です。飴や飲み物でお腹を落ちつかせて適量を見極めましょう。

買い方のコツ3:飴を舐めて空腹を落ちつかせる イメージ2

最初のパンパンに詰め込んだ冷蔵庫に比べると、ちゃんと消費するもの、食べるものが整理されています。在宅時間が長くなっても、「新鮮なまま食べきれる」ことを意識して買い物しましょう。

キッチン 買ってきたまま野菜室にポイッもロスの原因!

そもそも、野菜は丸ごと買わないことがロスを防ぐ最善策。野菜は収穫後から栄養も味も急速に落ちてしまうので、子どもの野菜嫌いにもつながります。

やや割高でもカット野菜を買っておいしいうちに食べきることがおすすめ。特に傷みやすい葉物は、3日前後で使いきる量を買うようにしましょう。

買ってきたまま野菜室にポイッもロスの原因! イメージ

また、野菜を丸ごと買ってきた場合は、買ってきたまま冷蔵庫へ入れるのではなく、野菜ごとに正しく保存することが重要。新鮮なほど食味も良く、食べ残しを防げます。

最後までおいしく食べきるために、2ステップでできる野菜の保存術を覚えておきましょう。

タナカトウコ 氏
野菜ソムリエプロ
タナカトウコ 氏 のコメント

鮮度が落ちるとエグみが増し、食べ残しの原因になってしまいます。

野菜の保存術1:大葉

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1:濡れペーパーを敷く

湿らせたペーパーを保存容器に敷いて大葉を入れます。

野菜の保存術1:大葉 イメージ2
2:大葉をふんわり包む

湿らせたペーパーで大葉をふんわり包みましょう。全体に水分が行き渡ってきれいな青さをキープできます。

折れやすい大葉は保存容器がベストですが、他の野菜は保存袋にすれば省スペースに。サンロクマルがおすすめする保存袋「アイラップ」なら、ポリ袋タイプなので食材も選ばず、お財布にやさしい価格でバンバン使うことができます。

▼サンロクマルおすすめの保存袋「アイラップ」

野菜の保存術1:大葉 イメージ3

岩谷マテリアル
アイラップ マチ付き
実勢価格:200円/60枚

サイズ:縦350×250×マチ40×厚さ0.009mm

岩谷マテリアル「アイラップ」は、過去に保存袋の検証を行った際、13製品中で1位になりました。1枚3円という価格で、鮮度もおいしさもばっちりキープしてくれます。性能も使い勝手も圧倒的に優秀な製品です。

▼保存袋ランキング13選はコチラ

野菜の保存術2:ジャガイモ

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1:少量を新聞紙で包む

ジャガイモは、1回に使うぶんだけ包み、日の当たらない場所で保存します。

野菜の保存術2:ジャガイモ イメージ2
2:日付と個数をメモ

日付と個数を包んだ新聞紙にメモしておけば、開けずに中が確認でき、日に当たって劣化するのを防げます。

ただし、中には長持ちしない品種も。「インカの目覚め」は芽が出やすいのですぐに使い切りましょう。

野菜の保存術2:ジャガイモ イメージ3
長持ちしない品種もあります。

野菜の保存術3:大根

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1:使う大きさにカット

大根は、メニューに合わせてカットしておくと使い残し防止に。

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2:1回分ずつ袋詰め

水洗いして水分を拭き、袋に入れ空気を抜いてしばって保存します。

むいた皮も細切りにして料理に使うとさらにロスが軽減しますよ。

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皮も残さずきんぴらに!

野菜の保存術4:ニラ

野菜の保存術4:ニラ イメージ
1:茎と葉を切り分ける

野菜室に立てて入る長さに切り、葉を1回分ずつ分けます。

野菜の保存術4:ニラ イメージ2
2:濡れペーパーで包む

1束ずつペーパーに包み、切り口と根本を湿らせて保存しましょう。

これは、水菜も使える方法で、野菜室に立てて保存するとトロけ防止になります。

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水菜にも使える!

野菜の保存術5:レタス・キャベツ

野菜の保存術5:レタス・キャベツ イメージ
1:成長点をくり抜く

成長点=芯。芯をくり抜けば、成長を止め栄養が逃げるのを防止できます。

野菜の保存術5:レタス・キャベツ イメージ2
2:濡れペーパーを詰める

濡らしたキッチンペーパーを丸めて穴に詰め、保存しましょう。保存するときは、野菜保存袋に入れるとさらに長持ちします。芯を下にして野菜室へ。

野菜の保存術5:レタス・キャベツ イメージ3
野菜保存袋には老化防止の効果も!

キッチン 疲れてごはんを作りたくない日に肉と魚は買わない!

野菜、肉、魚をバランスよく食べるのが理想ですが、料理が億劫なくらい疲れが溜まった日があるのも現実。「明日作ればいいよね」の油断が冷蔵庫で腐らせちゃう原因に!

「冷凍庫をいっぱいにするのも使いもれの原因になるので要注意です」と井出さん。

疲れてごはんを作りたくない日に肉と魚は買わない! イメージ
足の早いお魚は腐らせがちな食品代表。

疲れている日はたとえ特売でも肉や魚に飛びつかず、パッと作れる半調理品を選ぶと手作りの満足感を損なうことなく食材を食べ切れます。割高だと思いきや、ロスするよりも節約になるんです。

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炊き込みご飯の素なら手抜き感なく一品減らせちゃいます。
井出留美 氏
食品ロス問題ジャーナリスト
井出留美 氏 のコメント

完璧を目指さずに賢く手抜きを!

どうしても子どもに魚を食べさせたいならサバ缶が◎

魚の缶詰を常備しておくと魚不足を解消できます。特にサバ缶はアレンジの幅が広く、料理の満足感もアップ。丸ごと食べられて生より栄養も豊富です。

ということで、スーパーやコンビニで買える、サンロクマルおすすめのサバ缶をご紹介します。過去にプロがサバ缶の食べ比べ検証を行い、「水煮」「みそ煮」「味付け」の種類別にベストバイとなった3製品です。

▼「水煮」でおすすめのサバ缶

どうしても子どもに魚を食べさせたいならサバ缶が◎ イメージ

キョクヨー
さば水煮
実勢価格:238円

内容量:190g
100gあたりの金額:55.3円
※リンク先はセット商品の販売ページです

キョクヨー「さば水煮」は、身もふわふわっとしていて大満足のおいしさ。そのうえコスパ良しとまったくスキのない逸品です。

▼「みそ煮」でおすすめのサバ缶

どうしても子どもに魚を食べさせたいならサバ缶が◎ イメージ2

キョクヨー
さばみそ煮
実勢価格:195円

内容量:190g
100gあたりの金額:55.3円
※リンク先はセット販売の商品ページです

キョクヨー「さばみそ煮」は、みその甘みと生姜のキリッとした辛みによって味のメリハリが効いています。身の柔らかさとふんわりとした食感はプロも絶賛するほどでした。

▼「味付け」でおすすめのサバ缶

どうしても子どもに魚を食べさせたいならサバ缶が◎ イメージ3

キョクヨー
さば味付
実勢価格:195円

内容量:190g
100gあたりの金額:55.3円
※リンク先はセット販売の商品ページです

味付けでベストバイになったのも、「キョクヨー」でした。キョクヨー「さば味付」は、バツグンの脂ノリで、箸でほろほろと崩れるほど柔らかく、ジューシー。魚の旨みと甘さのバランスが良く醤油の風味が活きていて、たまらないおいしさの味付ベストです。

▼サバ缶ランキング30選はコチラ

キッチン 隠れ食品ロスNo.1の調味料はオシャレ棚に置いて!

料理番組やレシピ本を見て、つい買い足してしまう世界各国の調味料。特定の料理にしか使えず、最後まで使いきらないままロスしてしまうことも多いですよね。

隠れ食品ロスNo.1の調味料はオシャレ棚に置いて! イメージ
ゴチャゴチャ置くとダブり買いの原因にも。

そんな調味料たちは、オシャレな棚に置いて常に視界に入るようにしておくと、意識して料理に使うようになり自然とロスを防げます。

隠れ食品ロスNo.1の調味料はオシャレ棚に置いて! イメージ2
スッキリして使い忘れなし!

料理のモチベーションも上がり、積極的に使いたくなります。意外なワザですけど効果的なんです。

また、調味料は原産国にとらわれずに使いまわせるレシピも。あまりがちなナンプラーは味噌汁に垂らして使ってみてください。

隠れ食品ロスNo.1の調味料はオシャレ棚に置いて! イメージ3
ナンプラーは味噌汁に垂らしてみて!

以上、食品ロスをなくすための節約術とおすすめアイテムのご紹介でした。

いかがでしたか? 「節約してるつもり」と思っていても、見直してみると意外と“ムダな節約”が見つかることも。ぜひ、今回の節約術を参考にしてみてくださいね。