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※情報は『LDK』2020年5月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
部屋の間取りや寝具を改善して寝る環境を整えよう!
睡眠は人間にとって最も大切な行動の1つ。十分な睡眠を取ることで疲れが取れて、朝から元気よく過ごすことができます。
熟睡するために日中の行動を変えてみたけれど眠れないこともありますよね。その場合は、ズバリ寝る環境が良くないのかもしれません。
そこで、実は勘違いしている人も多い“眠トレの真実”をプロに教わりました。今回は、部屋の間取りや寝具のNG例に注目して解説します。
【ギモン1】ダブルベッドに夫婦で寝るのはダメ?
A.ベッドはひとり1台が基本です!
ぐっすり眠るためには、1人1台のベッドで眠ることが基本です。パートナーと一緒に寝ると、寝返りが制限されて睡眠が妨げられていることもあるんです。また、快適に感じる温度には個人差もあります。そういう意味では、できるだけベッドは個々に分けたほうがベターです。
小さい子どもがいる方は特に、シングルベッドを2台買っておけば、子どもが個室で寝るようになったら1台は子ども用に、夫にはセミダブルベッドを新たに買い足すなど応用がきくので便利ですよ。
【ギモン2】よく眠れるための理想の寝室の間取りは?
A.頭を入り口から遠ざけて、ベッドを壁から10cm離すのが理想!
どちらかの壁に寄せている人が多いと思いますが、ベッドが壁にくっついていると、壁と反対側の掛布団が壁のない側に片寄り、落ちやすくなります。ベッドは壁から10センチ以上離しましょう。壁の通り道を作り、マットレスの通気性を確保することで、結露が起きやすい梅雨や冬場のカビを予防できます。また、エアコンの風が直接当たらないことも大切です。
【ギモン3】羽毛布団を選ぶポイントは?
A.ダウンの割合とダウンパワーで選びましょう!
なんとなくで選んでいる人が多い羽毛ぶとん。使われる水鳥の毛は2種類あり、たんぽぽの綿毛のようにやわらかいのが「ダウン」、軸があって硬めなのが「フェザー」です。ダウンを50%以上使用した布団を「羽毛布団」、50%未満の布団を「羽根布団」と呼びます。
羽根はふくらみが出ないので、ダウン90%以上のものがオススメ。さらに重要なのは1gあたりの羽毛のふくらみ度合いを指す「ダウンパワー」で、数値が大きいほど高品質。400ダウンパワー以上のものを選びましょう。
羽毛布団選びのポイント
羽毛布団はダウンの割合・ダウンパワー以外にも見るべきポイントがあります。お店で実際に触れる環境にある場合は、以下の項目をチェックしてみましょう。
・手で押したあと、ふんわりと元に戻るか
・動物臭のようなイヤな臭いがしないか
・縫い目がきれいで、羽毛が吹き出していないか
・軽くたたいたときホコリが出ないか
・羽毛の充填量が1.0~1.2kg(シングルサイズ)で十分なふくらみがあるか
また、買った布団を使い続ける上で重要になるのがダニ対策。快適に寝るためにも、布団は定期的に乾燥させましょう。なかなか日中外干しするのが難しい人には布団乾燥機がおすすめ。サンロクマルで行った過去の検証で高評価だったのがこちらの2台です。
おすすめアイテム:アイリスのふとん乾燥機「カラリエ」
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
ふとん乾燥機 カラリエ ツインノズル
KFK-W1
実勢価格:1万2100円
サイズ:W16.8×D19.5×H36cm(ホース折りたたみ時)
重量:2.2kg
コード長:1.9m
布団乾燥:冬60分/夏80分
過去に行った布団乾燥機の比較検証で見事1位に選ばれたのがアイリスオーヤマの「カラリエ」。ツインタイプは2本のノズルから出る温風が布団全体に広がり、ムラなく布団が乾きます。片手で持てるほど軽量で、設置も10秒で完了するため、毎日使いにおすすめです。
おすすめアイテム:一人暮らしならノズル1本のシングルタイプも!
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
カラリエ KFK-C3
実勢価格:8980円
サイズ:W160×H360×D140mm
重量:1.8kg
電源:AC100V(50/60Hz共用)
消費電力:560W(高温風時)
コード長:2.0m
付属品:くつ乾燥アタッチメント
ツインタイプよりも軽量で風量もやや多いシングルタイプ。布団が一つしかない一人暮らしなら、シングルタイプで十分です。
布団乾燥機で布団を清潔に保ち、快適なベッド環境へ一歩近づけましょう。
▼過去の検証結果を紹介している記事はこちら!
【ギモン4】マットレスはどんなものを選べばいい?
A.自分の体形によって選ぶポイントが異なります。
マットレスは、「体圧分散性」と「寝返りのしやすさ」のバランスが重要なポイント。ゆっくりと沈んで戻る、体圧分散性に優れる「低反発」は体にフィットします。「高反発」は弾力のある反発で、寝返りもスムーズです。その中間にあるのが「中反発」です。以下を参考に自分に合うマットレスを選びましょう。
スリムな人:やわらかめの敷き寝具が合う
標準体型の人:中くらいの硬さの敷き寝具が合う
がっちり体型の人:硬めの敷き寝具が合う
また、腰や背中に痛みがある人には低反発が、筋肉質の人やアスリートには高反発がオススメ。中反発は、低めの枕を使っている場合に選ぶと適度なフィット感が得られます。
【ギモン5】ペットと一緒に寝るのはダメ?
A.別々に寝たほうがお互いよく眠れます。
最近の研究で、週に4日以上ペットと寝る人のうち、63%の人が良質な睡眠がとれなかったという結果がでました。一番の理由は自由に寝返りがうてないこと。寝床は別が正解です。
【ギモン6】ピッタリ合う枕の高さってどれくらい?
A.体と首にピッタリ合う枕は、思っているより低いんです!
枕は、立っているときの自然な姿勢を寝ているときも保つために使います。敷き寝具と首から後頭部にかけてできるすきまを埋めることも大切なので、実際に寝てみて選ぶようにしましょう。
実際に寝てみて確かめる!ピッタリ合う枕の選び方
枕を選ぶときは、実際に寝て寝返りをうち、リラックスした状態で以下を確認しましょう。
1.仰向けで寝る
呼吸が楽か、首にシワが寄らないかを確認。頭の収まりが良いものを選ぶ。
2.横向きで寝る
首に圧迫感がないか確認。両サイドが高いタイプの枕は、肩への圧迫を軽減する
3.寝返りをうつ
スムーズに寝返りがうてるかを確認。人は一晩で20~30回寝返りするため重要
4.リラックスする
全身に気持ちよさが感じられるか確認。寝た瞬間に体の力が抜けるものを選ぶ
おすすめアイテム:ニトリの高さが調整できる枕なら最高の寝心地が実現
ニトリ(NITORI)
高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)
実勢価格:4990円
サイズ:幅40×奥行60cm
重量:1.63kg
高さ調整:可能
洗濯:可能(高さ調整シートは洗濯不可)
タイプ:パイプ(高反発)
過去の枕の検証で見事に1位を獲得したニトリの「高さが10ヵ所調整できる枕」は、高さ調整が自分でできるのが最大の特徴です。背面に全体の高さ調整シートが1枚、5箇所に分かれた調整シートが1枚入っており、気になるところを調整可能です。
「使い心地」のテストでは、唯一のS評価を獲得。とにかく高さ調節が簡単で、左右や首の下など、細部までこだわって理想の枕に近づけることができます。
▼枕の検証結果を紹介している記事はこちら!
【ギモン7】自分に合う高さの枕が見つからないときは?
A.バスタオルでピッタリ枕を自作できます!
高い枕は、首のシワの原因になることもあります! 自分に合った高さの枕は、あおむけで寝たときに首がすっと伸び、体のどこにも力が入りません。市販の枕で良い高さの枕が見つからないときは、バスタオルを使って自分で枕を作りましょう。
自分にピッタリ合うバスタオル枕の作り方
バスタオル枕は簡単につくれます。以下を参考に試してみましょう。
1.バスタオルを折りたたむ
厚めのバスタオル1枚を4つに折り、手前を8~10cm、首の長さに合わせて折りたたむ。
2.たたんだ部分を内側に入れる
折りたたんだ部分を内側に入れ、半分に折る。
3.上に寝てみる
折りたたんだ部分を首もとに当てるように寝る。低い場合はタオルを下に重ねる。
4.筒状に丸めたバスタオルを置く
横向きに寝るときのため、3の両脇に筒状に丸めたバスタオルを3よりも高くなるように置く
以上、質の良い睡眠を取るための、部屋の間取りや寝具のコツ紹介でした。最近思ったように眠れていない方は、ぜひ実践してみてくださいね。