「明かり」がカギ!プロが教える安眠方法
眠りたいのに、眠らなきゃいけないのに、なかなか寝付けない……。そんな人も多いのではないでしょうか。よく眠れるようにするには、リラックスできる香りを嗅いだり、お酒やタバコを控えるなどいろいろな方法がありますが、今回は「明るさ」に関する快眠のコツのお話を、睡眠改善アドバイザーのヨシダヨウコさんと、快眠セラピストの三橋美穂さんに聞きました。
暑くて体力が消耗するこの季節こそ、体を充分に休ませてあげましょう!
【Q.】家電から漏れるちょっとの光でも眠れません……!
【A.】家電などの小さな光はテープで遮りましょう。
エアコンやビデオデッキなど、電源の小さな光は黒など色の付いたビニールテープを貼っておけばOK。三橋さんいわく、寝室に光源を置かないというのも一つの方法とのこと。
目覚ましのアラームをスマホで使っていて枕元に置いておきたいという人は、スマホを裏返しにするだけでもずいぶん違います。
【Q.】トイレに立ったあと眠れなくなるんです……
【A.】「フットライト」がオススメです!
トイレに立って強い光が目に入ってしまうと、脳が朝と勘違いしてスイッチが入ってしまうそう。そこで、足元をほんのり照らしてくれるフットライトがオススメです。「懐中電灯をベッドのそばに置くのもいいですね」と三橋さん。
トイレに立って眠れなくなる人は、廊下やトイレの光を最小限にする方法を試してみて!
その他、眠るときのよくある困りごとについても聞いてみました。
【Q.】豆電球をつけてないと眠れないんですが……
【A.】頭上からの光は避けましょう。
上からの光は太陽を連想させ脳が起きてしまうため、灯りは視界に入れない位置に置いておきましょう。寝るときにちょっと明るさがほしいという人は、フットライトや間接照明を使うのが有効です。
【Q.】体の疲れと一緒に目の疲れも取りたい!
【A.】アイマスクは疲労回復に効果的です。
目からの情報は、人間が得る情報の大半を占めているため、視神経はかなり疲れています。アイマスクで目を覆って視覚情報を遮断することで、目の疲れを回復し、入眠にも効果があります。
「真っ暗な環境はメラトニンという睡眠ホルモン分泌にもいいんです」(三橋さん)。
いかがでしたか? なかなか寝付けない、不眠が続いているという人は、ご紹介した方法を是非試してみてください!
[ご協力いただいた方々]
左:快眠セラピスト/三橋美穂さん
右:睡眠改善アドバイザー/ヨシダヨウコさん