性能・携帯性・駆動時間のバランスのよさが焦点です
各社が力を入れている格安ノート市場。日進月歩の開発で改良が進むなか、格安でも数年前のCoew i5程度の処理が行えるようになっています。
そこで今回は、5万円前後という価格設定をベースに、サブPCにちょうどいい持ち運び可能なラインの2㎏以下、ビジネス用途もこなせるストレージ容量・120GB以上の4メーカーの製品をピックアップし、それぞれを検証を加えました。
[テスト方法]
内部性能は総合ベンチマークソフト「CrystalMark」で測定。また、外観/使用感はPCに詳しい編集部員3名が実際に触って評価。総合評価は内部性能を重視して判定しています。
マルチにこなせる2台目にピッタリの格安PC
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マウスコンピューター
m-Book MB-C250B1-S1
実勢価格:4万9800円
【評価はこちら!】
CPUスコア:◎[51994]
ストレージスコア:◎[41777]
駆動時間:○[7時間]
本体重量:◎[1.2kg]
入出力:◎
操作感:◎
OS起動速度:◎
携帯性:○
Celeronでも4コアCPUを使用しているm-Bookは、総合ベンチでCore i3に迫る数値に。外出先へ持ち運ぶ際にネックとなる本体重量も約1.2kgと女性でも気軽に持ち運べるレベルです。
ストレージの容量に若干不安がありますが、性能・携帯性は申し分なく、場所を選ばず使用できます。
現在、CMなどで目にする機会も多いマウスコンピューターが、その勢いを証明した形です。
[スペック]
CPU:Celeron N3450(1.1GHz/4コア)
メモリ:4GB
ストレージ:SSD 120GB
液晶サイズ:11.6インチ(1366×768)
無線LAN:IEEE802.11 a/b/g/n/ac、 Bluetooth V4.2+LE
有線LAN:10/100/1000Mbps
インターフェース:Webカメラ、HDMI端子、VGA端子、USB2.0×2、USB3.0、SDカードスロット
外形寸法:W292.4×H22.7×D210.5mm・1.2kg
性能と操作面は優秀ですが携帯性で一歩譲るかたち
ASUS
vivoBook X540L
実勢価格:5万4610円
【評価はこちら!】
CPUスコア:◎[52502]
ストレージスコア:△[8193]
駆動時間:×[4.2時間]
本体重量:△[1.9kg]
入出力:◎
操作感:◎
OS起動速度:△
携帯性:△
性能と操作性は抜群ですが、大型筐体の全部入りで重く、HDDのため速度面で見劣りしました。4機種中で唯一、光学ドライブを搭載しています。
コスパを考えるならこの1台シンプルな用途向き
Lenovo
ideapad 310S 80U40016JP
実勢価格:4万6900円
【評価はこちら!】
CPUスコア:△[27067]
ストレージスコア:○[38380]
駆動時間:○[6.5時間]
本体重量:○[1.3kg]
入出力:○
操作感:○
OS起動速度:◎
携帯性:○
今回の最安値ですが、そのわりに高性能という嬉しい1台でした。駆動時間も6時間以上と、少々の作業なら難なくこなせるレベル。
より出費を抑えたいなら、こちらを選ぶ手もアリです。
C評価: 長時間使えて便利!
小さめボディで持ち運びも◎
Acer
Aspire Es11 ES1-132-F14D
実勢価格:5万2800円
【評価はこちら!】
CPUスコア:△[28545]
ストレージスコア:△[12416]
駆動時間:◎[8時間]
本体重量:◎[1.25kg]
入出力:○
操作感:△
OS起動速度:○
携帯性:○
駆動時間は4機種中最高で長時間の使用に耐えます。1.25kgと軽量で、持ち運びやすいのもポイント。
サブ用ノート決定版総合評価はこちら
性能と操作面で優秀だったのはASUSの「X540 LA」。しかし、同機種は本体の大きさによる携帯性の悪さによって評価が割れ、編集部内の協議の結果、性能面がほぼ互角で携帯性も高い、マウスコンピューターの「m-Book」をベストバイとして選出しています。