スマートフォンおすすめUSB充電器の選び方は?

スマホ充電器などの用途で一般的に使用頻度が高いUSB充電器(Type-A)は、製品数が豊富で価格も手頃なので、あまり深く考えずに購入してしまいがちな製品です。

購入後もコンセントに差してケーブルをスマホやモバイルバッテリーなどのデバイスと繋ぐだけ。説明書なんて読まない人がほとんどでしょうし、そもそも説明書が付属していない製品も多くあります。それでもなんとなく使えてしまうUSB充電器ですが、実は押さえておきたい“4つのキホン”があるんです。

USB Type-A出力は最大12Wまでです

「USB Type-A」とはもっとも普及しているUSB端子の形状で、給電能力は5V×2.4Aの最大12Wです。ただし、これは充電器や充電用ケーブルとしての最大電力で、パソコンなどに搭載されているUSB端子の給電能力は、5V×1.5Aの7.5Wが最大となります。

USB 2.0や3.0などの規格は給電能力と無関係です

USB Type-Aはあくまでも形状の規格で、USB 2.0や3.0といった転送速度を表すUSB規格とは別モノです。このため、同じUSB Type-Aポートタイプのケーブルでも、USB 2.0の製品と3.0の製品が存在します。なお、これらの転送速度の規格は、給電能力にはまったく関係ありません

ちなみに、各USB規格の転送速度は以下の通りです。

充電器の総電力(W)は全充電ポートの合計です

USB Type-Aの供給電力は5V×2.4Aで最大12W出力といいましたが、充電器のスペックを見ると12W以上の製品も多数あります。これは全ポート合計の電力で、例えばアンカーの「PowerPort 2 Elite」の場合、USBポートが2個あるので、1ポートあたり12W×2ポートで24Wとなります。

ちなみに、電気の単位である「V(ボルト)」「A(アンペア)」「W(ワット)」ですが、「V(ボルト)」は「電圧」を表します。つまり、電気を押し出す力のことで、一般家庭では最大100Vとなります。

「A(アンペア)」は「電流」、つまり電気の流れる量を表します。「W(ワット)」は「電力」、つまり実際に消費される電気エネルギーを表しており、「W(ワット)」は「V(ボルト)」×「A(アンペア)」で算出することができます。数値が大きいほど高出力ですが、そのぶん消費電力も大きいということになります。

最大2.4Aですがほとんどの機器は1.0A以下となります

USB Type-Aの供給電力は5V×2.4Aで最大12Wですが、実はほとんどの機器では2.4Aもの電流が流れることはなく、1.0A以下が使われます。

2.4Aまでの電流が使われるのは特別な高速充電規格の利用時だけで、これを利用するには充電器と機器が両方ともその規格に対応しているなど、特定の条件が必要になります。なお、USB充電器でよく使われている高速充電規格には以下のようなものがあります。

近よく耳にする「USB PD対応充電器」って何?

ここまで、USB Type-Aを使った充電規格について解説してきましたが、上記の表にあるように、最近主流になりつつある「USB PD」規格について解説します。

「USB PD」とは「USB Power Delivery」の略で、USBを利用した急速充電の規格のひとつ。USB Type-Cポート搭載の急速充電器とPD対応USB Type-Cケーブルを利用し、最大100W(次世代規格では240W)まで電力を供給することができます。

USB Type-Aは10W程度しか給電できませんでしたが、それと比べてより短時間で充電を完了できます。また、接続した機器を自動判別するのが大きな特徴で、それぞれの機器に適切な電力に調整して給電できます。

なお本記事では、一般的なUSB Type-Aポートを持つ充電器(そのうち一部はPD対応ポート搭載で急速充電対応)のおすすめを紹介していきます。PD対応の製品から探したいはこちらをご覧ください。

▼サンロクマルで公開中!「USB PD対応充電器」おすすめ充電器ベストバイ

スマートフォンおすすめUSB充電器のテスト方法は?

今回、「USBタイプA端子」付きでポートが「2口以上」ある、いわゆるAC充電器を10台ピックアップ。

次の6項目に着目して検証しました。

テスト1:単体・複数端末接続時の出力

Type-AポートとiPhone 8を接続し、1~複数台への1分間の出力を調査。給電能力を調べました。

テスト2:100%までの充電速度

電池残量30%のiPhone 8が満充電になるまでの時間を評価。アプリ「バッテリーHD」で時間計測しました。

テスト3:充電時の本体の発熱度

給電開始から15分後に充電器本体をサーモグラフィで撮影。本体や端子の発熱具合を評価しました。

テスト4:ポートへの端子の挿し込みやすさ

各ポートへのUSBケーブルの挿しやすさ、全ポートに挿したときの干渉具合を評価しました。

テスト5:コンセント設置時の干渉・取り回し

壁コンセントや電源タップに挿したときの隣接するコンセントへの干渉具合、本体バランス等を評価しました。

テスト6:携帯性や製品の付加価値

重さやサイズ、プラグが格納できるかで携帯性を、使用素材や保証期間で付加価値を評価しました。

検証では上記に挙げた6項目に、付加価値と価格も加え、合計100点満点で評価し、ランキング化しました。

さらに記事後半では大型&多ポートのコードタイプのランキングもご紹介します。

ランキング発表の前に、テストしてわかった違いをまとめてみました。

スマートフォンテストしてわかった違いはココ!

今回のテストで特に印象深かったのが、下記の2点です。電気に詳しい人なら当然ともいえる知識かもしれませんが、素人にはなかなかわからないことです。購入する製品を選ぶときの参考にもなるので、ぜひ覚えておきましょう。

充電器の最大出力とポート数に注意! 同時接続時に充電が遅くなることも

写真はオウルテック(3ポート)、サンワダイレクト(2ポート)の同時給電テストの様子ですが、オウルテックは3番、サンワは2番ポートの出力が落ちています。

充電器の最大出力(A)は決まっていて、それを超える給電はできません。複数ポートでの同時充電時は、すべて同じ出力で充電できない場合がある、ということがわかりました。

GaN(窒化ガリウム)使用製品は発熱が本当に少なかった

GaN(窒化ガリウム)素材のパーツは発熱が少なく、放熱用のスペースを省略できることから製品の小型化にも期待できるとして、最近の充電器でよく採用されています。

今回のテストでは上記の3機種が該当しますが、ハヤブサプラス以外の2機種は、本体がほぼ発熱していません。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

電子機器は熱が大敵! 発熱が少ない製品だと長く使用できます。

それでは、お待ちかねのランキングを発表します。まずは、携帯・小型のUSB充電器のランキングです。

記事1位BEST【おすすめUSB充電器1位】ベルキン「BOOST↑CHARGE WCB002DQWH」|性能は平均点以上!そのわりには安価なのでコスパが抜群にいい

ベルキン
BOOST↑CHARGE
WCB002DQWH
実勢価格:1755円

サイズ・重量:W29×H56×D58mm・98g
給電ポート:Type-A×2

▼テスト結果

  • 単独給電力: 13点/15点
  • 同時給電力: 11点/15点
  • 給電速度: 19点/20点
  • 付加価値: 3点/5点
  • 発熱度: 9点/10点
  • 挿し込みやすさ: 8点/10点
  • 取り回し: 7点/10点
  • 携帯性: 4点/5点
  • 価格: 7点/10点
  • 合計: 81点/100点

▼発熱度

ベストバイに輝いたのは、ベルキン「BOOST↑CHARGE WCB002DQWH」。特徴は全テストで平均点以上の評価を得た総合力の高さ。給電速度が全体2位と高速なので、タイプA端子で少しでも高速に充電したい人は選ぶ価値があります。

給電速度は10台中で2位の速さを記録

バッテリー30%から満充電までの時間は1時間41分で、10製品中2位。1位のハヤブサプラスとの差は5分、3位のダイソーとの差は1分でした。アプリのデータによると、1時間で30%から90%まで充電していました。

ポート内部も本体の発熱も少ない

パッケージに窒化ガリウム(GaN)の表記はないものの、発熱の状態はGaN採用製品とほぼ同等。GaN採用製品よりも2℃ほど、本体の表面が熱くなる程度でした。

価格が安いうえに製品保証も長い

製品保証は購入から2年間と長め。海外メーカーですが、ベルキンはApple社の認証製品も取り扱っていて、その点は安心。なにより、保証期間の長さは大きな魅力です。

コンセントから抜けやすいのが難

他製品でも同様の場合がありますが、USBケーブルがType-Aポートに固く挿さるので本体を押さえず横着してコードを引き抜こうとすると、コンセントから抜けてしまいます。

アップル社製の端末の充電には相性よし!

ベルキン「BOOST↑CHARGE WCB002DQWH」は製品そのものはソツがなく優秀ですが、次点のエレコムや3位のダイソーやアンカーとは性能面での大きな差はないので、2~3位の製品に魅力を感じたら、そちらを選んでも問題ありません。

記事2位BEST【おすすめUSB充電器2位】エレコム「EC-AC07BK」|端子2種3口で使い勝手はいい

エレコム
EC-AC07BK
実勢価格:3499円

サイズ・重量:約W59×D17×H83mm・約95g
給電ポート:Type-Aポート×2、Type-Cポート×1

▼テスト結果

  • 単独給電力: 14点/15点
  • 同時給電力: 14点/15点
  • 給電速度: 18点/20点
  • 付加価値: 2点/5点
  • 発熱度: 10点/10点
  • 挿し込みやすさ: 7点/10点
  • 取り回し: 7点/10点
  • 携帯性: 4点/5点
  • 価格: 4点/10点
  • 合計: 80点/100点

▼発熱度

2位はエレコム「EC-AC07BK」。ケーブルを挿すときは本体をしっかり持つ必要があり、片手で抜き挿ししたい人には不向き。Type-CのPD充電に対応し、給電性能は高いので充電器としては優秀です。

壁コンセント向き

本体が薄いうえ、挿したケーブルが下向きになるので通行の邪魔になりません。

片側が干渉する

横幅があるため電源タップ設置時は片側のコンセントに干渉。設置場所を選びます。

記事3位BEST【おすすめUSB充電器3位】Anker「PowerPort 2 Elite」|Type-A給電は高い出力

Anker
PowerPort 2
Elite
実勢価格:1599円

サイズ・重量:約W29×H61×D58mm・95g
給電ポート:Type-A×2

▼テスト結果

  • 単独給電力: 15点/15点
  • 同時給電力: 11点/15点
  • 給電速度: 17点/20点
  • 付加価値: 2点/5点
  • 発熱度: 9点/10点
  • 挿し込みやすさ: 7点/10点
  • 取り回し: 7点/10点
  • 携帯性: 4点/5点
  • 価格: 7点/10点
  • 合計: 79点/100点

▼発熱度

3位はAnker「PowerPort 2 Elite」。単独給電は同率1位。Type-Aポートの給電では高い出力を示しました。

記事3位BEST【おすすめUSB充電器3位】ダイソー「ACアダプタ 2ポート 3.4A」|本体はだいぶ熱くなります

ダイソー
ACアダプタ
2ポート 3.4A
実勢価格:550円

サイズ・重量:W26×H44×D46mm・50g(実測値)
給電ポート:Type-A×2

▼テスト結果

  • 単独給電力: 13点/15点
  • 同時給電力: 11点/15点
  • 給電速度: 19点/20点
  • 付加価値: 0点/5点
  • 発熱度: 6点/10点
  • 挿し込みやすさ: 9点/10点
  • 取り回し: 7点/10点
  • 携帯性: 5点/5点
  • 価格: 9点/10点
  • 合計: 79点/100点

▼発熱度

同3位はダイソー「ACアダプタ 2ポート 3.4A」。給電速度は3位、価格も手ごろで携帯性も高く、100均製品ながら光る部分が多かったです。製品保証はなく、15分の充電でもかなり熱くなるのが弱点です。

携帯性は抜群!

本体は軽く、手のひらに収まる大きさ。携帯性は抜群で持ち歩きに最適です。

ポート以外も熱い

サーモで上部から撮影すると、15分の充電で温度がだいぶ上がっていることがわかります。ポートだけでなく本体全体が熱くなります。

5位: 【おすすめUSB充電器5位】AUKEY「PA-B6S-WT」|本体は大きいが端子は挿しやすい

AUKEY
PA-B6S-WT
実勢価格:6480円

サイズ・重量:W33×H62×D64mm・190g
給電ポート:Type-A×1、C×2

▼テスト結果

  • 単独給電力: 15点/15点
  • 同時給電力: 15点/15点
  • 給電速度: 13点/20点
  • 付加価値: 3点/5点
  • 発熱度: 10点/10点
  • 挿し込みやすさ: 9点/10点
  • 取り回し: 7点/10点
  • 携帯性: 3点/5点
  • 価格: 2点/10点
  • 合計: 77点/100点

▼発熱度

5位はAUKEY「PA-B6S-WT」。給電力が高く、GaN素材採用で発熱もほぼなし。重いのが難点です。

5位: 【おすすめUSB充電器5位】RAVPower「RP-PC144」|小さく軽量で持ち運びが◎

RAVPower
RP-PC144
実勢価格:2299円

サイズ・重量:W29×H49×D49mm・80g(実測値)
給電ポート:Type-A×1、C×1

▼発熱度

▼テスト結果

  • 単独給電力: 11点/15点
  • 同時給電力: 12点/15点
  • 給電速度: 19点/20点
  • 付加価値: 3点/5点
  • 発熱度: 7点/10点
  • 挿し込みやすさ: 7点/10点
  • 取り回し: 7点/10点
  • 携帯性: 5点/5点
  • 価格: 6点/10点
  • 合計: 77点/100点

同5位はRAVPower「RP-PC144」。給電性能は最下位でしたが、携帯性は高く、持ち運び用途ならアリ!

7位: 【おすすめUSB充電器7位】オウルテック「OWL-ACU 348AS-BK」|一度に3台を給電できる

オウルテック
OWL-ACU
348AS-BK
実勢価格:2280円

サイズ・重量:約W50×D27.5×H48mm・70g
給電ポート:Type-A×3

▼テスト結果

  • 単独給電力: 14点/15点
  • 同時給電力: 12点/15点
  • 給電速度: 14点/20点
  • 付加価値: 3点/5点
  • 発熱度: 8点/10点
  • 挿し込みやすさ: 6点/10点
  • 取り回し: 7点/10点
  • 携帯性: 5点/5点
  • 価格: 6点/10点
  • 合計: 75点/100点

▼発熱度

7位はオウルテック「OWL-ACU 348AS-BK」。給電性能も使い勝手も平均的で、悪くはないけど良くもない印象です。

7位: 【おすすめUSB充電器7位】ハヤブサプラス「PD-533A」|全11台中で随一の給電速度を誇る

ハヤブサプラス
PD-533A
実勢価格:4658円

サイズ・重量:W29×H41×D66mm・108g
給電ポート:Type-A×1、C×2

▼テスト結果

  • 単独給電力: 14点/15点
  • 同時給電力: 15点/15点
  • 給電速度: 20点/20点
  • 付加価値: 0点/5点
  • 発熱度: 7点/10点
  • 挿し込みやすさ: 4点/10点
  • 取り回し: 10点/10点
  • 携帯性: 3点/5点
  • 価格: 2点/10点
  • 合計: 75点/100点

▼発熱度

同7位はハヤブサプラス「PD-533A」。最下位の製品より、1時間も速く満充電できる“給電スピードの速さ”が最大の長所。ポート口がキツめで端子が挿しづらいうえ製品保証もなく、やや高価な点がネックです。

左右の干渉はなし

本体幅はコンセントとほぼ同じ。左右に干渉しないため取り回しは抜群です。

Type-Cも速い

Type-C端子を持つ製品だけで充電速度の計測をしたところ、こちらでもNo.1の結果に!

9位: 【おすすめUSB充電器9位】エアージェイ「AKJ-SCUBE2 BK」|もっとも軽くコンパクト

エアージェイ
AKJ-SCUBE2 BK
実勢価格:1730円

サイズ・重量:約W25.4×H40×D42mm・45g(実測値)
給電ポート:Type-A×2

▼テスト結果

  • 単独給電力: 11点/15点
  • 同時給電力: 11点/15点
  • 給電速度: 16点/20点
  • 付加価値: 1点/5点
  • 発熱度: 4点/10点
  • 挿し込みやすさ: 6点/10点
  • 取り回し: 10点/10点
  • 携帯性: 5点/5点
  • 価格: 7点/10点
  • 合計: 71点/100点

▼発熱度

9位はエアージェイ「AKJ-SCUBE2 BK」。50gを切る軽さで携帯用ならオススメ。ただ、発熱しやすいのが難点です。

10位: 【おすすめUSB充電器10位】サンワサプライ「700-AC016BK」|コンセントの口が増やせる

サンワサプライ
700-AC016BK
実勢価格:1380円

サイズ・重量:W45×H78×D27mm・70g
給電ポート:Type-A×2

▼テスト結果

  • 単独給電力: 12点/15点
  • 同時給電力: 11点/15点
  • 給電速度: 12点/20点
  • 付加価値: 3点/5点
  • 発熱度: 5点/10点
  • 挿し込みやすさ: 7点/10点
  • 取り回し: 7点/10点
  • 携帯性: 3点/5点
  • 価格: 8点/10点
  • 合計: 68点/100点

▼発熱度

10位はサンワサプライ「700-AC016BK」。給電性能は高くないものの、電源タップ兼用で使いたいなら選択肢に。

続いて、大型&多ポートのコードタイプのランキングを発表しましょう。(こちらの性能比較は、2020年に行ったものです)

記事1位BEST【大型&多ポートのコードタイプ1位】Anker「PowerPort 6」 6ポート60Wの高出力で同時給電でも高い安定性!

Anker
PowerPort 6
実勢価格:3299円

最大出力:最大60W(各ポート 5V/2.4A)
ポート数:USB Type-A×6
形状:折りたたみプラグタイプ
高速充電規格:PowerIQ
サイズ・重量:99×70×26mm・190g

ケーブルタイプの充電器で第1位となったのは、アンカー製の6ポート充電器です。本体は程よいサイズでポート間も適切、使い勝手は抜群です。若干価格は高めですが、6ポート同時給電でも安定して使えます。

本体は6ポートのわりにはコンパクトで、150cmの脱着式電源ケーブルが付属しています。

全ポートともPowerIQに対応しています。各ポートは5V/2.4Aの12Wなので、6ポートで60Wは計算上では電力不足ですが、2.4A対応機器だらけという状態はほぼないので問題ないでしょう。ちなみに、多ポート充電器の場合は、ポート数×10Wというのは一般的なスペックです。

本体はコンパクトですが、ポートの間隔は十分とれられています。厚みのあるケーブルでも互いに干渉することはありませんでした。

各ポートを単独で計測した際には若干電力が低めのポートがありましたが、6ポート同時に給電しても電力が下がるどころか、逆に上がっていました。

記事2位BEST【大型&多ポートのコードタイプ2位】AUKEY「USB充電器 PA-U33」 5ポートで高コスパ! 安定性も1位に劣らず

AUKEY
USB充電器 PA-U33
実勢価格:2399円

最大出力:最大50W(各ポート 5V/2.4A)
ポート数:USB Type-A×5
形状:コードタイプ
高速充電規格:AiPower
サイズ・重量:94×60×25mm・169.5g

コードタイプの第2位は、AUKEY製の5ポート充電器です。5ポート製品のわりには安く、同時給電でも安定していました。

サイズは1位のアンカー製より数ミリ小さい程度で、大体キャッシュカード程度の大きさです。電源ケーブルは脱着式で長さは150cmです。

5ポートともAUKEY独自のAiPowerに対応していますが、ASUS「ZenFone Go ZB551KL」では効果は見られませんでした。なお、ポートの間隔は十分でケーブルの干渉はありませんでした。

同時給電で若干の電力低下はあるものの、全体的に電力も高めで安定しています。

記事3位BEST【大型&多ポートのコードタイプ2位】Anker「PowerPort 10」 10ポート60Wだけど高い安定性をキープ

Anker
PowerPort 10
実勢価格:3799円

最大出力:最大60W(各ポート 5V/2.4A)
ポート数:USB Type-A×10
形状:コードタイプ
高速充電規格:PowerIQ/VoltageBoost
サイズ・重量:112×68×27mm・390g

ケーブルタイプの第3位はアンカー製の10ポート充電器です。10ポート製品でも最大60Wが一般的で、電力としては6ポート製品と同等です。とはいえ、1Aの機器が多いなら、十分に安定して使えます。

10ポート製品の中ではコンパクトな方で、背面には電源スイッチも装備しています。電源ケーブルは脱着式で、長さは150cmです。

10ポートともアンカー独自のPowerIQとVoltageBoostに対応しており、ポートの間隔も適切にとられています。

給電テストでは、同時給電時に1ポートのみわずかに電力の低下が見られました。しかし、後ほど紹介する7位の製品と比べると、はるかに安定性は高いといえます。なお、ポート7と10の電力が著しく低いのですが、これは他の充電器で試しても変わらずだったので、スマホ側の問題のようです。

4位: 【大型&多ポートのコードタイプ4位】エレコム「USB 充電器 EC-ACD01」 使い勝手がよくて安定性もなかなか優秀です

エレコム
USB 充電器 EC-ACD01
実勢価格:3055円

最大出力:最大60W(各ポート 5V/2.4A・3ポートごとに最大30W)
ポート数:USB Type-A×6
形状:コードタイプ
高速充電規格:おまかせ充電
サイズ・重量:78×106×33mm・268g

第4位はエレコム製の6ポート充電器です。本体はやや大きめですが、据え置きで使うなら安定感があるサイズと重量です。

アンカー製の6ポート充電器と比べるとサイズが大きく、重量もありますが据え置きで使うなら逆に安定します。本体の外周にもリング上の滑り止めラバーが付いています。電源ケーブルは脱着式で長さは150cmです。

製品の最大電力は60Wですが系統が2つに分かれており、3ポートで最大30Wずつとなります。全ポートとも機器を自動で見分けて、最適な電力で充電する「おまかせ充電」に対応しています。しかし、今回のテストではその効果は見られませんでした。

全体的にやや電力のばらつきがあり、左から2つめのポートの電力が低めでした。

スマートフォン【まとめ】目的や使用環境など自分に合った製品を

以上、USB充電器おすすめランキング14選でした。

フタを開けてみると、今回テストを行った小型タイプの上位9台(ほぼ全部!)が10点以内の差に収まるという大混戦。特に1位のベルキンは個別のテストで1位の項目がないにもかかわらず、総合1位という結果になりました。

ランキングということで点数差は出ていますが、Type-A端子による充電性能に関しては、充電速度(1時間程度)以外で大きな差はありません。とすれば、安いのがいいならダイソー、壁コンセントで使うならエレコムのように、自分に合った製品にするのが賢い選択といえます。

また、充電器を選ぶ際は、充電端末やケーブルもチェックしておきましょう。