飲み食いだけじゃもったいない!渓流釣りでキャンプの醍醐味を満喫
キャンプをしにきても、結局飲み食いして終わるんじゃ物足りない! なんてことはありませんか? そんな人にオススメしたいのが渓流釣りです。
渓流釣りといっても、いくつか種類があり、エサ釣り、ルアー釣り、毛バリを使うテンカラ・フライフィッシングがあります。
そのうちとくに始めやすいのはエサ釣り。とくに釣り場によっては竿をレンタルできるところもあり、ファミリーでも楽しめます。
そして、初心者でも釣りの面白さを追求でき、安価な道具が豊富で海釣りでも活かせるのがルアー釣りです。アクティブに動きたい人にもオススメ。
最後に、より自然と対峙したい人には、川の流れを意識し、魚の動きをイメージする毛バリを使う釣りが向いています。ただ、仕掛け作りから実際の釣りまで難易度は上がります。
ただ、海釣りと違ってどこで釣ればいいのか情報が少ないのも事実。
初めてなら自然の渓流を活用した管理釣り場の渓流がベスト!
淡水・渓流釣りには、自然の渓流や小川などさまざまなフィールドがあります。ただし、自然の渓流は自然の中で動けるスキルと知識がないと危険。
そのため自然の渓流を活かした管理釣り場で、まずは道具が豊富なルアー釣りから始めてみてはいかがでしょうか。
天然の渓流から管理釣り場までこんな魚が釣れる!
管理釣り場ではさまざまな魚を放流していますが、天然の渓流では地方によってまた魚種が変わります。ここでは渓流釣りで人気、憧れとなる魚を紹介します。
【ニジマス:レア度1】
トップバッターはニジマス(レインボートラウト)。管理釣り場で放流魚としてもよく使われるメジャーな魚です。
【アマゴ:レア度2】
ヤマメによく似ていますが、側面のパーマーク(大きな斑点)に加え朱い斑点があります。南方系の魚です。
【ヤマメ:レア度2】
体の側面にパーマーク(大きな斑点)がはっきり出ているのがヤマメ。朱い斑点がありません。北方系の魚です。
【イワナ:レア度3】
体全体に白い斑点があります。岩魚の名の通り、川の中の岩陰に隠れています。やや大型個体になります。
【サクラマス:レア度5】
サクラマスは簡単に釣れる魚ではなく、本流釣りで狙うため、スキルと知識が必要となります。
じゃあこれらの魚を釣ったらどうするの? という疑問が。淡水魚はすべてキャッチアンドリリースするものと思っている人もいるかもしれませんが、渓流で釣れる魚は美味しいものばかりです。
川魚は火を通すのが鉄則3つの調理法を紹介します
ここでは、キャンプでの川魚の食べ方を紹介。ひとつ注意したいのは、川魚は寄生虫がいる可能性があるので、原則として生で食べないようにするということです。
【チップで燻すスモーク】
キャンプならではのレシピ。釣ったら開きで捌き、日陰で干して水分をとばしてから燻します。
【いろんなバリエーションを楽しめるホイル焼き】
BBQの網ならホイル焼き、ダッチオーブンならアクアパッツァなどさまざまな調理が楽しめます。
【シンプルだけど美味しい塩焼き】
エラや内臓だけ落として串刺しにします。せっかくなので、ぜひ炭火を使って塩焼きにしましょう。
これだけあれば渓流釣りができるプロもオススメのギアを紹介
ここまでの紹介で、渓流釣りはなんだか楽しそうと思っていただけたでしょうか。
それではいよいよ渓流釣りに必要な道具をチェック。編集部がオススメのギアを併せて紹介します。
※本記事でご紹介する商品は、釣り初心者のファミリーでも購入しやすい価格帯を意識してまとめた商品です。別記事のおすすめランキングとは異なる場合もあることを予めご了承ください。
ロッド:はじめての1本ならコレほどよりしなりでルアーが投げやすい
ダイワ
トラウトロッド
スピニング トラウト
X 55UL
購入価格:7224円
全長:約165cm
仕舞寸法:86cm
重量:75g
ロッドの柔らかさと反発力はキャストのしやすさにつながる要素です。このロッドは、それらに加えネジレを抑える強化構造「BRAIDING X」を搭載し、よりキャストがしやすくなっています。
よく見ると、カーボンテープでX状に締め上げていることがわかります。これがネジレを抑えるんです。
竿の一番下のグリップエンドが腕にフィット。腕と一体化するためキャストがしやくなっています。
また、キャストする際、必要なのがロッドのしなりと反発力。
反発力が強いと魚が針にかかっても外れることがあり、逆に柔らかいと魚が暴れた時の衝撃を吸収するため、針から魚が外れにくくなります。
バランスがいいのが先調子。ビギナーにも使いやすいです。
こちらはややしなりが大きめの先調子。引きを楽しめるので。釣りに慣れての2本目にオススメです。
ここまでしなると竿さばきに苦労します。上級者向けです。
それぞれの特性は状況によって使い分けるのが一番ですが、実際に川で類似品のロッドをキャストしてみたところ、トラウトロッド スピニング トラウト X 55UL(ダイワ)がバランスよく使える1本でした。
一方、車移動ではない人におすすめなのが振り出し式のロッドです。
シェアーズ
SOLFIESTA
JESTA TROUT III / 5.6FUL
購入価格:4292円
全長:約168cm
仕舞寸法:43cm
重量:71g
こちらは1.7mと汎用性ある長さ。継が多い振り出しロッドですが、柔らかく、キャストがしやすいのが特徴です。コルクグリップで握りやすいのもビギナーにオススメのポイントです。
リール:せっかく買うなら海でも使える汎用性があるものを
シマノ
アリビオ[ALIVIO]2000
購入価格:3128円
リールのオススメはシマノのアリビオ。魚が針にかかった時に、魚が針から外れないようにじわじわと糸が出る性能のことをドラグと言って、魚をバラさずに上げやすくなります。
同価格帯商品の中では、やや重くて大きいですがドラグ性能がダントツによかったのが本製品です。
ドラグの調整はツマミを時計周りに回すと糸が出にくくなり、反対に回せば出やすくなります。
【糸は適応サイズに交換しましょう】
サンライン
ナイロンライン
トラウティストWILD
購入価格:1163円
投げやすさを重視するならルアーに対して適合した細い糸に交換した方が良いです。また、発色のよい糸だと、キャストした後、自分が投げた場所がわかりやすいので便利です。
ルアー釣りをするなら、まず2gのミノーとスプーンをそろえましょう。
魚に似せたルアー。リールで糸を引くとまるで魚が泳いでいるように見せ、獲物を誘います。
金属にフックがついた渓流釣りの代表的なルアー。これら2種類を川の状況に応じて選べるよう、いくつか持っていきましょう。カラーは金、ピンク、オレンジがオススメです。
ランディングネット:渓流だからこそ木目を選びたい
river peak
ラバーコーティング
ランディングネットS
購入価格:2523円
ランディングネットには枠が金属でできたものや、ネットの素材もさまざま。ラバーコーティング ランディングネットSの枠は木と竹でできているため、135gと非常に軽量。
持って歩いていても気にならない軽さとサイズ感です。
手に持ちやすく、魚がすくいやすいのも便利。
ラバーコーティングがほどこしてあるネットで、魚のウロコを傷つけることがありません。キャッチ&リリースすることを考えると、非常に魚にやさしい商品です。
ナイフ:錆びにくく堅牢性抜群切れ味も抜群の一品
モーラナイフ
コンパニオン ヘビーデューティー
バーントオレンジ ステンレス
購入価格:2640円
魚を捌くほか、アウトドアのさまざまな用途に使えるモーラナイフのステンレスナイフ。また、錆びにくいのも嬉しい部分です。
刃の厚みが3.2mmもあり、切れ味も抜群。キャンプ向きのナイフと言えます。
ケースは引っ掛けて装着しやすいようにフックが付いています。
【携帯性重視なら折りたたみ式を選びましょう】
OPINEL
ステンレス
スチール ナイフ ♯9
購入価格:2150円
携帯性を重視するなら折りたたみのナイフが重宝します。OPINELのナイフは柄の部分が木材のため軽量。シンプルな構造で長く使えてハイコスパです。
ハット:機能素材採用のコロンビア高い日焼け防止で渓流釣りに最適
コロンビア
クールヘッドゼロブーニー
購入価格:5392円
吸水速乾素材に独自の冷却機能「オムニフリーズゼロ」を搭載した高機能のハット。渓流釣りに最適です。
フィット調整ができ、あご紐付きで落としにくくなっています。
首元の日焼けを予防するサンシェードは収納可能です。
サングラス:川の中の魚が見えて釣果UPにつながる
コールマン
クリップオン 前掛け偏光
サングラス CL01-1
購入価格:1562円
コンタクトを使わない人に朗報なのがクリップオン型の偏光レンズのサングラス。メガネの上に装着すれば度付きの偏光グラスになります。
装着も簡単。メガネの上につけるだけです。
以上、キャンプ場で楽しめるビギナーのための渓流釣りについて解説しました。川のせせらぎを聞きながら楽しむ釣りは海釣りとはまた違った趣があります。
エサ釣り、ルアー釣りはビギナーにも十分に楽しめます。渓流釣りの本格シーズン到来前に基礎知識とおすすめ道具を揃えてみてはいかがですか。いつものアウトドアがさらに楽しくなるはずですよ!