アウトドアそもそも線香花火って
すぐに落ちちゃいませんか?

みなさんご存知、線香花火といえばこちらの形状ですよね。端にヒラヒラと赤い火薬部分が付いた、こよりのような手持ち花火です。(おっと、違うタイプがなじみの方は、もう少し待っていてください)

市場で流通している線香花火のほとんどがこのような形状で、その多くが中国産だそう。徳用花火セットの中に入っていたものもこんな具合でした。ちなみに、現在国内で生産されている線香花火はごくわずかだそうです。

それにしても、いつもあっけなく終わってしまうイメージはありませんか? 線香花火で「誰が最後まで残れるか競争」をした時に、火を付けてから「ここからなのに!」という時にポトリと火の玉が落ちてしまう……なんて切ない思い出も(体験談)。

そこで、長くじっくり余韻まで楽しめる最強の線香花火を探すべく、「落ちにくい」をメインテーマに、実際に都内の河川敷に出掛け、一番落ちない線香花火を比べてみました。

アウトドアじっくり花火を楽しめるか
火玉の落ちにくさなどをチェック

今回、比べたのはこちらのAmazonなどネットで購入できる線香花火4製品です。

これら4製品を実際に使用し、①火玉の落ちにくさ、②火花の広がり、③燃え方の段階が楽しめるかを比べて総合的に評価しました。なお火花の広がりの写真は、最も広がったときのものを使用しています。

S評価ついに見つけた! 落ちない「巧」
最後の最後まで情感に浸れます

筒井時正玩具花火製造所:手作り線香花火 巧:線香花火

筒井時正玩具花火製造所
手作り線香花火 巧
実勢価格:1350円
内容量:12本入り

珍しい国産の高級線香花火です。そのままお土産にできそうなパッケージを開けると、色とりどりの線香花火が飛び出します。

「ついに見つけた!」とはしゃいでしまったくらいの製品なのですが、どれくらい落ちないかどうかは、言葉で説明するよりも次の動画をご覧ください。(途中、ピンボケがあります。ごめんなさい!)



「……ええっ、全然落ちないんですけど!?」

もはや持ち手の柄の部分まで、炎がたどり着いています。何本も試してみましたが、失敗はほとんどなく、成功率も高めでした。このままだと火傷してしまうので一旦ストップしましたが、ここまでくれば優勝確定ですよね。むしろ反則レベルです。

静止画でも見ていきましょう。

一つ一つの火花が大きく、燃え方の段階がはっきりとわかります。火花の広がりも美しいです。

1350円と高級な「手作り線香花火 巧 」ですが、お徳用セットの付属品とは大違いの上品さがあります。火の玉が持ち手の際まで落ちないので、本来の段階的な燃え方の移ろいを最後までたっぷり味わうことができました。ぜひ、この感動を味わってみてください!

とくに花火が長持ちしてゆっくり楽しめたのはこちらの製品ですが、他にも余韻をたっぷり味わえるものや、かなり珍しいものもあるので続けてご紹介します。

A評価たっぷり30回分遊べる!
格安のTHE線香花火

花火の立岩商店:長手牡丹 (線香花火)30本:線香花火

花火の立岩商店
長手牡丹 (線香花火)30本
実勢価格:270円
内容量:30本入り

なじみのあるデザインの線香花火です。たっぷり30本入ってます!

おなじみの外見の期待を裏切らなかった、ザ・線香花火です。意外と火花が広がっていました。火の玉の落ちやすさですが、S評価の「手作り線香花火 巧 」に比べると、従来の線香花火の落ちにくさに近いイメージです。30本入りで270円と、リーズナブルなのもうれしいですね。

Amazonで購入したところ、パッケージの中に原産国の記載はありませんでした。

A評価パッケージも美しい
国産の「蕾」

筒井時正玩具花火製造所:蕾:線香花火

筒井時正玩具花火製造所

実勢価格:1080円
内容量:8本入り

こちらも国産です。カラフルな和紙で火薬が包まれています。見た目も涼しげですね。

火花が最も激しくはじける時はわりと控えめな印象ですが、ピーク以降の火花が上品でした。最後の最後に残る、ハラハラとした余韻を楽しみたい人にオススメです。

B評価ワラでできた
関西地方の懐かし花火

筒井時正玩具花火製造所:西の線香花火スボ手牡丹:線香花火

筒井時正玩具花火製造所
西の線香花火スボ手牡丹
実勢価格:1025円
内容量:15本入り

関西エリア出身の方々、お待たせしました。とはいえ、こちらの形状を知る人も少なくなったかもしれません。それもそのはず、この「スボ手牡丹」と呼ばれる関西伝統の線香花火を作っている国内メーカーは、この「筒井時正玩具花火製造所」さんのみなんだそうです。

本物のワラの先に火薬が付いた、線香花火の原形とされる花火です。段階的にバチバチと変わる火花のボリュームは少なめですが、風情がありました。じっくり鑑賞するというより、儚い一瞬を堪能したい人に向いています。なお、こちらは上に向けてに使用します。

以上、大人のための風情ある線香花火のご紹介でした。なお、今回紹介した花火は、火の玉が絶対に落ちないわけではありません。遊ぶ場所を選ぶ際には、花火の使用が許可されているかどうか、火事の恐れがないか、十分に気をつけてください。後片づけも必ず行ってくださいね。