“ちょこ”っとあれば幸せ!チョコレートは健康にもいいんです
仕事で集中力に欠けるときやコーヒーブレイクのお供には、ちょっと甘いものがあるとホッとしますよね。そこで取り出したいのが、「チョコレート」です。
普段何気に口にしている方も多いと思いますが、実はチョコレートには美容や健康に良い様々な効果があるといわれています。
現にチョコレートの主な原料であるカカオ豆に含まれるポリフェノールの含有量に着目した製品や、チョコレートと健康に有用な成分とを組み合わせた製品もたくさん登場しています。
種類が多いことから、購入するときもどれにしようか迷いますが、今回実際に検証を行うのは、コンビニやスーパーによくある「ひとくちチョコレート」。身近で手頃なひとくちサイズかつシンプルなビター&ミルク味に焦点を絞って調査しました。
ひとくちチョコ20種を食べ比べ!結果はランキング形式で発表します
今回は365日チョコを食べまくる「チョコレート探検家」の肩書きを持つチョコレートくんをお迎えして、各メーカーの「ひとくちチョコレート」の味について細かくテストしていきます。
コンビニやスーパーで手軽に購入できる製品に焦点を絞り、選りすぐりの20種類を食べ比べました。
その結果は「香り」「甘みと苦み」「コスパ感」「口どけの良さ」「後味の良さ」の5項目で数値化。グラフにすることで、チョコレートの特徴がひと目で分かるようにしています。
さて、ついつい手が出てしまう「ひとくちチョコレート」のトップに立ったのは、いったいどの製品なのでしょうか? お待ちかねの結果は、ランキング形式で発表したいと思います!
1位はローソン 濃厚ミルクチョコ上品な口溶けで日本人好みの味です
ローソン
ローソンセレクト
濃厚ミルクチョコレート
実勢価格:262円
内容量:187g
カロリー:562kcal(100gあたり)
「ひとくちチョコレート」の栄えある1位は、ローソンセレクト 濃厚ミルクチョコレートです。決め手となったのは、フランス産の濃厚ミルクでした。
ミルク主体の甘みは舌に心地良く、上品な口溶けも染み入るように優しいです。日本人好みの味で、バランスよくまとまっています。正直パッケージで見くびっていましたが、お見それしました!
2位は森永製菓 カレ・ド・ショコラカカオの香りと苦さが楽しめます
森永製菓
カレ・ド・ショコラ
実勢価格:321円
内容量:101g
カロリー:28kcal(1枚あたり)
2位は森永製菓のカレ・ド・ショコラ。独自ブレンド&焙煎でフルーティな仕上がりとなっていて、カカオの香りを存分に味わえます。
ただ苦いだけではなく、しっかりとしたカカオの香りが楽しめます。なめらかな口当たりを考慮し、計算された薄さも高評価に繋がりました。しかし、少し値段が張るのが玉にキズという印象です。
3位はロッテ Ghana 香りブレンドチョコ&紅茶が絶妙で後味は甘め
ロッテ
Ghana 香りブレンド
実勢価格:123円
内容量:40g
カロリー:23kcal(1枚あたり)
3位はロッテ Ghana 香りブレンド。「チョコレート」と「紅茶」という組み合わせのアイデアの勝利で3位にランクインしました。
後味に若干の甘ったるさが残るものの、チョコ&紅茶のブレンド加減が絶妙。両者の特徴をうまく表現していてハーモニーが楽しめます。
4位: 4位は森永製菓 DARS ビター
程良い苦さと香りで後味は満点!
森永製菓
DARS New ビター
実勢価格:119円
内容量:42g
カロリー:21kcal(1粒あたり)
※リンク先は12粒×10個入の商品ページになります
4位は森永製菓 DARS New ビター。口に入れた瞬間から、鼻に抜ける香りの良さを感じるほど華やかな香りと程良い苦さを両立しています。
一般的には口どけに難があると言われる四角い形状ながら、溶ける際の香りの余韻も美しく、後味は満点を与えていいほどの出来です。
5位: 5位のグリコ 神戸ローストショコラは
酸味と甘みがあって後味スッキリ
グリコ
神戸ローストショコラ 大人のビター
実勢価格:485円
内容量:178g
カロリー:41kcal(1粒あたり)
グリコ 神戸ローストショコラ 大人のビターが登場。通常の2倍のカカオを自家焙煎していることから、しっかりとカカオを堪能できます。
純粋な味でみれば最上級で、チョコレートとしては他の追随を許しません。酸味と甘みのバランスに優れ、後味もスッキリしています。ただし、口どけとコスパの面で足を引っ張り、5位にとどまりました。
6位: 6位の明治 ブラックチョコは
味のバランスはいいけど特徴はなし
明治
ブラックチョコレート(スティックパック)
実勢価格:115円
内容量:41g
カロリー:232kcal(1箱あたり)
※リンク先は41g(10枚)×10箱入の商品ページになります
明治 ブラックチョコレート(スティックパック)は、キレある苦味のこだわりビターで、親しみやすさが最大の魅力です。
まろやかで食べやすく、甘さの中に若干の苦味を感じます。非常に味の均整が取れており、親しみやすさで言えばトップクラス。その一方で、バランスが良いぶん特徴が見出しにくいのも確かです。
7位: 7位名糖産業 アルファベット
ナッツ系の香りでリッチな味わい
名糖産業
アルファベットチョコレート The BLACK
実勢価格:300円
内容量:170g
カロリー:577kcal(100gあたり)
7位は名糖産業 アルファベットチョコレート The BLACK。定番のアルファベットチョコに特徴的なナッツ系の香りが活きて、リッチな味わいとなっています。
口内で徐々に感じる、特徴的なナッツ系の香り。これこそカカオ本来の持ち味であり、その点でチョコレートのハードルをしっかりクリアしています。深煎りのコーヒーと合いそうです。
8位: 8位はロッテ 紗々
独特の食感もホワイトがしつこめ
ロッテ
紗々
実勢価格:224円
内容量:69g
カロリー:25kcal(1枚あたり)
※リンク先は69g×10個入の商品ページになります
8位はロッテの紗々。編み込みチョコで独特な食感が特徴的で、パキパキとしたこの食感が楽しいです。
2種のチョコレートが味にリズムを生みますが、ホワイトチョコに少ししつこい感じがあり減点に。この歯ごたえをより楽しむため、つい凍らせて食べたくなってしまいます。
9位: 9位はロッテ ゼロ シュガーフリー
香りは弱いもミルクのコクが効果的
ロッテ
ゼロ シュガーフリーチョコレート
実勢価格:163円
内容量:40g
カロリー:193kcal(1袋あたり)
※リンク先は40g×10袋入の商品ページになります
9位はロッテ ゼロ シュガーフリーチョコレート 。ミルクのコクが効果的で、砂糖&糖質ゼロのヘルシーチョコです。
砂糖不使用ながら、ミルクのコクを活かしてうまく甘さのバランスを取っています。カカオの香りは弱いものの後味は標準クラスをクリアし、他のシュガーレス商品に比べれば出来が良いです。
10位: 10位は明治 メルティーキッス
優しく溶けても香りがイマイチ
明治
メルティーキッス プレミアムショコラ
実勢価格:248円
内容量:41g
カロリー:251kcal(1箱あたり)
10位にランクインしたのは、明治 メルティーキッス プレミアムショコラ。クリーミーな優しい口溶けで、口どけの良さでは満点でした。
本家メルティーキッスとはやや趣が異なるものの、柔らかな口溶けは特筆すべきポイントです。ただ、そこに特化した印象で、甘さのバランスや香りなどはイマイチ。総合評価は伸び悩びました。
11位: 11位はグリコ LIBERA ビター
価格と人工的な味に疑問符
グリコ
LIBERA ビター
実勢価格:158円
内容量:50g
カロリー:262kcal(1袋あたり)
※リンク先は50g×10個入の商品ページになります
11位はグリコ LIBERA ビター。植物繊維で脂肪や糖の吸収を抑える効果に期待できる、スタイルフリーなチョコレートです。
砂糖の甘みが立った、スッキリとしたシャープな味。とはいえ肝心のカカオは存在感が希薄で、逆に人工的な香りを感じてしまいます。健康の付加価値を乗せた分、やや割高なのも気になるところ。価格と人工的な味に疑問符です。
12位: 12位はセブンのミルクチョコ
砂糖が強くミルク&カカオはどこへ
セブンプレミアム
ミルクチョコレート
実勢価格:429円
内容量:191g
カロリー:574kcal(100gあたり)
12位はセブンプレミアム ミルクチョコレート。カカオ豆の産地にこだわり、本場ガーナ&エクアドル産のカカオ豆を使用。甘みと苦みが強い仕上がりになっています。
ミルクチョコレートを謳いながら、ミルクもカカオもそれほど感じられず砂糖が強い印象。口当たりにも角があり、低評価で少し残念な結果でした。
13位: 13位はグリコ GABA ビター
不自然な味が際立ってえぐみも残る
グリコ
メンタルバランスチョコレート
GABA ビター スタンドパウチ
実勢価格:143円
内容量:51g
カロリー:58kcal(10gあたり)
13位はグリコ メンタルバランスチョコレート GABA ビター スタンドパウチ。ストレスを低減するγ-アミノ酪酸を配合したチョコレートです。
甘さのバランスはまずまずで及第点といったところ。ただし、全体的にやや不自然な味が際立ち、後味にもえぐみが残ってしまっています。正直に言って、嗜好品として考えたときあまり美味しいとは言えない印象でした。
14位: 14位は明治 CUBIE
ミルクが強くてカカオの香りが脆弱
明治
CUBIE ミルクチョコレート
実勢価格:108円
内容量:42g
カロリー:234kcal(1袋あたり)
※リンク先は42g ×10袋入の商品ページになります
14位は明治 CUBIE ミルクチョコレート。手につきにくく持ち運びも便利で、コスパも評価できます。
鼻に近づけるだけでも感じられるほど甘く、ミルクが強い一方でカカオの香りが脆弱。ボソボソとした食感もいただけません。コスパはいいものの、完成度は低いと言わざるをえないです。
15位: 15位は森永製菓 emo ショコラ
甘さと苦さ以外の雑味が残ります
森永製菓
emo ショコラ
実勢価格:216円
内容量:42g
カロリー:24kcal(1粒あたり)
※リンク先は42g ×6個入の商品ページになります
15位は森永製菓 emo ショコラ。口溶けの良さが高く、すっと溶け出す新食感ショコラです。
ふわっとしたエアリーな食感と、優しく滑らかな口当たり。後味は、総じて“エモい”。ただし、それだけ。植物油脂が多いせいか甘さと苦味以外の雑味が残り、バランスが崩れています。
16位: 16位は不二家 LOOK4
4種類の完成度にばらつきあり
不二家
LOOK4 チョコレートコレクション
実勢価格:162円
内容量:52g
カロリー:304kcal(1箱あたり)
※リンク先は52g×10個入の商品ページになります
16位は不二家 LOOK4 チョコレートコレクション。カカオの配合の異なる4種類を食べ比べできますが、完成度にばらつきがあるのが残念でした。
4種類のチョコレートが味わえる発想は面白いですが、完成度にばらつきが見られます。甘めのカカオ27%、40%はまずまずの評価でしたが、反面、苦めの2種類は硬くて香りが弱く、その点が物足りませんでした。
17位: 17位は明治おいしいoff 砂糖ゼロ
独特の甘さでチョコとは呼べず
明治
おいしいoff 砂糖ゼロ
実勢価格:108円
内容量:33g
カロリー:163kcal(1袋あたり)
17位は明治 おいしいoff 砂糖ゼロ。カカオ61%のビターな味わいとなっています。
砂糖の代用品としてマルチトールを使っていますが、独特の後残りする甘さが主張しすぎています。結果的にカカオの香りや味わいが台無しに。残念ながら、チョコレートとは似て非なるものと言えます。
18位: 18位は明治 チョコレート効果
苦みが立ちすぎて薬みたいな味
明治
チョコレート効果 カカオ95%
実勢価格:225円
内容量:60g
カロリー:31kcal(1枚あたり)
※リンク先は60g×5箱入の商品ページになります
18位は明治 チョコレート効果 カカオ95%。カカオ分は95%で、上質なカカオをふんだんに使用しています。
シリーズの中で最もビターなこちらは、苦味が立ちすぎてまるで薬のような味がします。甘さはもちろん、なめらかさも足りません。健康のためとはいえ、食べる人をかなり選ぶ商品です。
19位: 19位はロッテ 乳酸菌ショコラ
度を超えて酸味が強く香りに違和感
ロッテ
乳酸菌ショコラ ハイカカオ70%
実勢価格:310円
内容量:56g
カロリー:22kcal(1枚あたり)
※リンク先は56g×6個入の商品ページになります
19位はロッテ 乳酸菌ショコラ ハイカカオ70%。腸内環境の改善に期待が持てる乳酸菌を独自の製法でチョコレートに包んでいます。
口に入れた直後に違和感を感じるほど、度を超えて酸味が強いです。苦味を残すため若干のカカオらしさは感じますが、香りには違和感も。乳酸菌を摂るなら、チョコでなくてもいいのでは?
20位: 20位はロッテ キスチョコ
かわいいけど砂糖の塊みたいな味
ロッテ
ハーシーキスチョコレート (ミルク)
実勢価格:368円
内容量:36g(1袋)
カロリー:25kcal(1粒あたり)
※リンク先は36g×10個入の商品ページになります
20位はロッテ ハーシーキスチョコ。カワイイ見た目で世界中で愛されているチョコレートです。
キスチョコファンには申し訳ないですが、砂糖の塊を食べているかのようです。ちなみにキスチョコは、原産国で若干味が変化するそう。アメリカ製が比較的マシで、中国製が最もバランスが悪いとされていますが…。
とはいえ、確実にファンがいる商品。がっつり甘いチョコをほおばりたい時には、的確かもしれません。
以上、ひとくちチョコレートの食べ比べランキングでした。1位のローソンセレクトの濃厚ミルクチョコレートは、プロも唸るほどのおいしさでした。お買い物の際に見かけたら、ついでにおひとつ、いかが?
チョコだけに判定も甘口、とはいきません!