レンジフードのギトギト汚れは 食器用洗剤で撃退できます!
コロッケや唐揚げ、餃子に天ぷら……日々の料理のなかで、もう一人“食べている”のが「レンジフード」です。長期間放置したレンジフードは、油とホコリが絡まって、頑固な汚れにみるみる変わっていき……。
こうなってしまうと、キッチンシートや雑巾でゴシゴシこすってもなかなか落ちず、ベタつきが残ってしまいます。
内部をのぞいてみると、油とホコリがビッシリ! まるで腐海のようです。なんとかしなきゃと思ってはいても、高い位置の換気扇を長時間かけて掃除するのは手も疲れるし、なかなか重い腰があがりません……。
そんなキッチン掃除のボス的存在、レンジフードの油汚れは、なんと食器用洗剤の「チャーミーVクイック」で落ちるんです!
ライオン
チャーミーVクイック
実勢価格:129円
※こちらはパントリー商品のページへ移動します
実は、食器用洗剤はお皿の汚れを落とすだけでなく、ベトベトの油やしつこい皮脂汚れ、焦げ汚れなど、キッチン掃除にも幅広く使えます。
泡と水が、汚れをしっかり浮かせてくれます。冷たい水だと液が溶けず洗浄力が半減してしまうので、ある程度、温かいお湯を使いましょう。
パックで汚れを浮かせてから 頑固な汚れをこすり取る!
まずは、汚れを落とすメカニズムを理解しましょう。
レンジフードの汚れは、料理中に飛びはねた油がついた上に、さらにホコリが付いて層状になっています。
そこに、洗剤を染み込ませたキッチンペーパーをパックすることで、界面活性剤を下の層の油汚れにまでしっかり浸透させます。染み渡った洗剤が、頑固な汚れを落としやすくしてくれる、というわけなんです。
それでは、実際に掃除する時の手順を見ていきましょう。
1.汚れに洗剤をパックする
ここで、食器用洗剤に続いて新たに登場するのが「重曹」です。洗剤だけでなく、重曹も使うとより効果的に落としてくれるので、もし汚れが頑固な場合はぜひ合わせて使ってください。
カネヨ石鹸
重曹ちゃん
実勢価格:181円
キッチンペーパーに洗剤と重曹を50gずつ混ぜ合わせたものを塗って、レンジフード内部のとくに油汚れが酷い部分にパックします。
換気扇内側の左右部分は複雑な作りで掃除が面倒ですが、こうすることで、細かい部分にもしっかり洗剤を染み込ませられます。
食器用洗剤が浮かした汚れを、重曹の粒子が剥がしてくれるんです。
2.天面は手で直接塗る
レンジフードの上にも、洗剤と重曹を塗っていきます。天面など平らな部分は、手袋をした手に直接洗剤を塗りつけて、まんべんなく広げましょう。
3.歯ブラシでガンコな汚れをこする
洗剤を全体に塗ったあと、汚れがこびりついている所は、さらに歯ブラシを使ってゴシゴシこすり落としていきます。作りが複雑で細かい部分は、10分ほど洗剤をしっかり浸透させてから、歯ブラシでこすってください。
4.お湯で絞ったぞうきんで拭く
最後に、熱いお湯で硬く絞ったぞうきんで拭けば完了です! ポロポロと汚れが落ちて、ぞうきんに移っていきますよ。泡が残らないよう、しっかり拭き上げましょう。
以上で、レンジフードのお掃除は完了です!
新品のようにピッカピカ! ベタつきひとつ残りません
さて、どれくらいキレイになったのか、使用前後を見比べてみましょう。
まずは、レンジフードの天面から。ギトギトの油汚れの上にホコリがみっしりとくっついています。
新品のようにピッカピカになりました!
フィルター部分にも油汚れがビッシリ。
スッキリ落ちて、空気の通りもよさそうです!
油汚れの上にホコリが張り付いて、膜を貼っていたかのようだった内部は…
ツヤツヤ光る地の面が現れました! 触るとキュキュッと音がなるほど、ピッカピカです。ここまでキレイになると、毎日台所に立つのも楽しくなってしまいそう。
もう腐海状態には戻さない 先にスイッチONだけで汚れ予防に
せっかくキレイになったのだから、できるだけ元のギトギト汚れには戻したくないですよね。油汚れを予防できるとっても簡単な方法があるんです。
それは、料理を始める10分前に換気扇のスイッチを入れるだけ! レンジフードの外側にまで汚れがついてしまうのは、油がしっかり換気扇に吸い込まれていないからなんです。
あらかじめ気流をつくっておくことで、気化した油が空気に乗って流れていくようになり、レンジフードに汚れが付きにくくなります。さらに、油汚れの上にホコリが積み重なる前に、小まめにシートで汚れをふき取る習慣を付けると、キレイな状態を保てますよ。
油が飛び始める前に、気流を作る。これが、油汚れをきちんと吸い込むのに必要だったんです。
食器用洗剤は身近にあるものなので、気軽に試せますね。重曹はドラッグストアや100円ショップ、コンビニ等でも販売していることがあるので、ぜひ、あなたのご家庭のレンジフードもピッカピカにしてあげてください!