頑固な油汚れには粉タイプの 衣類用漂白剤が効果抜群です
汚れても掃除をしないまま、長期間放っておいたコンロの五徳。冷えて固まった油汚れが、ベッタリ付いてしまっています。さらには、コゲがガチガチになって固まってます!
同じく魚焼きグリルにも、コゲがそのまま残ってガチガチにくっついちゃってます。これは、なかなか手ごわそう……。覚悟して掃除しないと、落としきれないかもしれません。
そんなときに登場するのが、衣類用漂白剤、粉タイプの「ワイドハイター」です!
花王
ワイドハイターEX パワー
実勢価格:443円
「ワイドハイターEX パワー」は、服のシミや黄ばみを落とすための衣料用漂白剤です。でも、その効果はコンロにもてきめんで、アルカリの力がこびりついた油汚れをしっかり分解してくれます。
実際の洗い方を解説! ポイントは「つけ置き」です
それでは、どのようにして油汚れを落としているのでしょうか? そのメカニズムは以下のとおりです。
1.固まった油を熱湯で溶かす
2.粉ワイドハイター+重曹で分解
3.熱湯+粉ワイドハイターの泡ではがす
このように、3つの作用が働いて、ゆるんだ油をじっくり分解していきます。
では、実際の洗浄手順を見ていきましょう!
1.お湯に洗剤を溶かす
袋を3重にかぶせた大きめの箱、またはバケツに60℃以上の熱湯を張ります。そしてそこに3種類の洗剤を投入します。
先ほどご紹介したワイドハイターと、食器用洗剤と重曹です。
花王
ワイドハイターEX パワー
実勢価格:443円
カネヨ
重曹ちゃん
実勢価格:181円
ライオン
チャーミーVクイック
実勢価格:129円
検証時はそれぞれ50g、300g、100gを投入しています。
2.五徳とグリルを一緒に入れる
1で作ったお湯の中に五徳とグリルを3時間つけ込みます。あらかじめ、入れる前に固形の汚れを新聞紙などで取り除いておきましょう。
3.歯ブラシで軽くブラッシング
3時間つけ置きした後、付着した汚れをお湯ですすぎながら歯ブラシで軽くこすります。
このような歯ブラシでOK。サッとこするだけでみるみる汚れが落ちていきます。
4.乾燥させる
お湯ですすいだ後は、乾燥させるだけ。あんなにこびりついていた汚れやヌメリが、キレイサッパリなくなりました!
頑固なベタベタ&真っ黒コゲが ウソみたいに落ちちゃった!
ご紹介した洗浄方法を用いて、実際にコンロの五徳と魚焼きグリルを洗ってみました。洗う前と後で汚れ落ち具合を比べてみると……、
ガッチガチのひどいコゲ。
コゲがあとかたもなく消滅し、元の地とツヤが復活しました。
魚を焼いたあとのコゲがそのままになっている網。これはどうでしょうか?
あんなに汚れていた網がピカピカに! 黒の下地も、美しくよみがえりました。
キレイになったところで 次は予防にも力を入れましょう
五徳や魚焼きグリルをキレイにお掃除できてても、気を抜いてはいけません! 次のお掃除がラクになるように、しっかり予防もしておきましょう。
まずはこちらの片栗粉を使います。
水330mlに片栗粉大さじ7を、受け皿に流し込みます。そのまま調理すると、熱によって片栗粉と油汚れが一緒になって固まってくれます。調理が終われば、丸めて捨てるだけでOKです。
お次は、みかんの皮を用いた予防です。
魚焼きグリルを使う時に、水を張った受け皿にみかんの皮を浮かべます。みかんの皮に含まれる「リモネン」という天然成分が、油汚れを落としやすくしてくれます。
以上、衣料用洗剤の「ワイドハイター」を使った、五徳や魚焼きグリルのガンコな汚れを落とす方法でした!
今回ご紹介した洗浄方法なら、つけ置きするだけで油汚れをアッという間に落とせます。いままで時間をかけてスポンジでゴシゴシこすっていた人は、ぜひ一度試してみてください。キレイになった後は予防もきちんと忘れずに!