ものがあふれかえるキッチン問題があるのはどこ?
片付けが苦手な方の多くは、「モノが捨てられない」ことにあるのではないでしょうか? モノを大切にする心は大事ですが、暮らしにくくなってしまっては本末転倒です。
ここでは、片付けベタさんでも片付けられる、収納のプロに聞いた「キッチンの捨てる術」をご紹介します。実際にモニターさんのお宅にお邪魔し、不要なものを洗いざらい捨てていきますよ!
キッチンでまず目に入るのは食器棚です。お客様用のお皿も入れないといけないし、日常使いの食器も溜まる一方ですが、今にも崩壊してしまいそう……。
お次はコンロの下です。モノを入れすぎて、奥に何が入っているのかわからない状態に……。扉を閉めてしまえば外から見えないため、ついついものを詰め込んでしまいます。
またシンク上の吊り戸棚も、ものを溜め込みがちな場所です。「こんな所に鍋があった~!」なんて、ことになりかねません。
これら3カ所にある不要品をバッサリ処分して、使いやすいキッチンを手に入れましょう!
出番のないお皿にヒビ入りお椀…それ捨てる対象です!
まずは、食器棚の見直しからスタート! 日常用のお皿を重ねすぎて、取り出せないようなら要注意です。よく使うものだけに絞って残し、重ねすぎをなくしましょう。数を減らせば、誤って食器を割ることも減ります。
お客様用の食器や衝動買いした絵皿など、出番がないのにスペースを取っているものは見直しましょう。間に合わせで買ってみたものの、あまり趣味ではないお皿も捨てる対象です。
お客様用にと買っておいたり、お惣菜についてきたプラスチックのカトラリーなども、思い切って捨てましょう。「またいつでももらえる!」と思考を転換してみてください。
ヒビや割れが目立つ木のお椀も、思い切って処分しましょう。木のお椀は、古くなるとヒビやハゲが目立ってしまいます。
もう食べられません!賞味期限切れ食品はゴミ箱へ
まだ使えると思っても、ふだん使わない調味料は思い切って捨てましょう。賞味期限切れのものや、思い付きで買って1回しか使ってないものなども処分対象です。
スパイス類にも、賞味期限があるので要注意。スペースに余裕ができると、期限切れに気が付きやすくなります。
ケーキミックスやお好み焼きの粉など、開封した穀物類はカビが生えている危険があります。害虫を防ぐためにも、早めの処分を心がけましょう。衛生の面からも、優先的に処分したいものです。
鍋・フライパンを捨てれば新調もしやすくなります
戸棚にしまいこんでいる、焦げ付いたフライパンや鍋なども処分対象です。歪んでしまったり、焦げ付き防止加工がはがれてしまったものはありませんか?
見た目も悪いので、焦げるまで働いてくれたことには感謝して、潔く手放しましょう。どこかのタイミングで新調すると調理の時短もできて効率が上がります。
いま使わないものほどムダなストックはありません!
最後に吊り戸棚も見直しましょう。いつか使えるかも、と思って保存しておいたものも「結局使う機会はほとんどない!」と割り切って、どんどん捨てましょう。残すなら最低限に留めておきます。
空の容器や空の瓶などを、収納場所にとっておいていませんか? 資源回収に出しましょう。
「いつか使う日」が来るよりも、老朽化してしまう方が早いかも。必要な量に減らして、余分なものは捨てましょう。
ほかにもまだまだあった!捨てるべきものたち
そのほかにも、見直すべきポイントはまだまだあります。以下のリストもチェックしてみてください。
[そのほか捨てるものリスト]
・100均の収納ラック
・パン袋の留め金具
・大量の保存容器
・コンビニのお手拭き
・数年前のクレンザー
・焦げた菜箸 など
間に合わせのもの、すぐに使わないもの、簡単に手に入るものなどが収納庫の処分対象です。これまでの例とこちらのリストを参考に、要らないものを選別しましょう。
キッチン周りを整理すれば使いやすくなって調理も時短に!
もったいないと思うことはやめて、思い切ってキッチン周りのものを捨ててみると、スペースにゆとりがあるキッチンに生まれ変わります。結果として、料理がしやすくなったり、食器を割る事故も防ぐことができるんです。
「大変そうだなあ」と感じたら、まずはどれか一箇所だけ見直しても効果はあります。ぜひキッチンで「捨てる収納術」を実践してみてくださいね!