お手入れ前にコンロを熱するとコゲが取れやすくなるんです
お掃除のプロ、東京の便利屋さん エイトピース代表の塩月孝仁さんいわく、「お手入れ前にIHコンロを高温にすると、汚れが取れやすくなって時短にもなります」とのこと。そのメカニズムがこちら。
図のように、汚れを洗剤でつつみ込んだ状態で温度が高くなっていくと洗剤が温度に反応することから、汚れが浮き上がりやすくなります。すると、洗剤がしみてきてコゲがゆるみやすくなります。
お手入れ前に、コンロを熱しておくとよいということがわかったところで、次は必要なアイテムを揃えてみましょう。
用意するものはたった3つ全部家にあるものでOKです
用意するものは3つ。1つめはこちら、油分や水分を吸収してくれるキッチンペーパーです。
エリエール
ピーチ キッチンタオル(50カット×4ロール)
実勢価格:162円
2つめは、毎日大活躍の食器用洗剤。
花王
キュキュット ハンドマイルド
カモミールの香り
実勢価格:154円
しっかり洗浄できて、なおかつ除菌までできる“手肌にやさしい食器用洗剤”のランキングはこちらをどうぞ。
テストする女性誌『LDK』が本気でテストした食器用洗剤ベストランキング16を発表④ 手肌へのやさしさ編
そして、3つめが不要になったポイントカードなどのカード。コゲ具合によっては数枚あるとよいでしょう。
では、早速実際にIHコンロのお手入れを始めましょう。次から手順を詳しくご紹介します。
予熱してから洗剤でパックするとみるみるコゲが剥がれていきます
上に鍋などを置いて、やけどしないようコゲた部分をコンロで熱します。調理後の余熱でもOK。
予熱で熱したら、冷める前に洗剤でパックします。キッチンペーパーに適量の食器用洗剤を染み込ませたら、キッチンペーパーをコゲに密着させます。このとき、必ず30分以上放置してください。
30分経過後、ゆるんだコゲを不要になったカードで削ります。ガンコなコゲには再度洗剤パックをして放置します。
コゲすぎてまっ黒だったけど洗剤パックで見事ツルツルに!
それではどのくらいキレイになったか、お手入れ前と後を比較してみましょう。
ガリガリ削っても取り切れないほどガンコな汚れが、
まるで新品みたいに、ここまでツルツルになりました!
フラットな構造でお手入れしやすいIHコンロ。しかし、飛び散った油汚れをそのままにしておくと、こびりついて取れにくくなってしまいます。お手入れのコツは使うたびにお掃除すること。汚れを溜めないように心がけましょう。