家電批評2024上半期ベストバイを発表!
大手メーカーから新興ブランドまで魅力的な家電・ガジェットが続々登場しているなか、雑誌「家電批評」編集部は2024年上半期も、さまざまな家電製品をテストしてきました。
円安でさまざまなモノの値上げが止まらない昨今、例年以上に家電選びは失敗したくないですよね?
そこで、「家電批評」編集部が2024年上半期に見つけたおすすめアイテムから、とくにおすすめの“イチオシ家電”だけを厳選した、「家電批評2024上半期ベストバイ」を発表します!
もちろん“忖度ナシ”なので、弱点も正直にお伝えします。
自分用のご褒美としてはもちろん、家族や大切な人へのギフトにもおすすめなベスト家電カタログです。ぜひ参考にしてください!
【家電批評2024上半期ベストバイ】の記事一覧はこちら
今回は、家電批評2024上半期ベストバイ「モバイルノートPC」第1位に選ばれた、ASUS「Zenbook 14 OLED」を紹介します。
ASUS「Zenbook 14 OLED UX3405MA-U7161W」
- ASUSZenbook 14 OLED UX3405MA-U7161W
- 検証時価格: ¥164,800〜
最新プロセッサー搭載で16万円台がそもそもすごい
家電批評2024上半期ベストバイ「モバイルノートPC」で第1位を獲得したのは、ASUS「Zenbook 14 OLED」。
パソコン誌出身の編集部員の間で「このスペックでこの価格? もうこれは買いでしょう」と話題に上がったのがASUSの「Zenbook 14 OLED」です。
最新世代のプロセッサーに高解像度の有機ELディスプレイ、大容量のメモリと SSDと、コストアップの要因がたくさん詰まっているのに、20万円を大きくきる価格です。バーゲンプライスとはまさにこのこと。
それでいて筐体の質感も高く、キーボードやトラックパッドの操作感も20万円前後のクラスとしては満足いくもので、実売25万円以下の機種の比較テストで、最高の総合評 価となりました。
重さは1.25kgとAppleの「MacBook Air」と同レベル。海外メーカーのモバイルPCとしては平均的な重さです。
もちろん、30万円を超えるようなモデルと比べると、Webカメラの画質やストレージ性能が控えめなこと、プロセッサーのグラフィック性能を引き出しきれていないなど惜しい部分はあります。
とはいえ、有機ELディスプレイと良好なスピーカーのおかげで、映像コンテンツを楽しむのにも向いていますし、高性能なプロセッサーと色域・色再現が良好なディスプレイの組み合わせで、フォトレタッチや映像編集にも活用できそう。
ビジネスのみならず、エンタメやクリエイティブ用途まで汎用性の高いモバイルPCです。
- おすすめポイント
-
- 映像コンテンツをしっかり楽しめる画質と音質
- 幅
- 312.4mm
- 奥行
- 220.1mm
- 高さ
- 14.9mm
- 重量
- 1.25kg(約)
- OS
- Windows 11 Home
- CPU
- インテル Core Ultra 7 155H
- メモリ
- 16GB
- SSD
- 1TB
- ディスプレイ
- 14インチ・2880×1800px (OLED)
- セキュリティ
- Windows Hello 顔認証
- 型番
- UX3405MA-U7161W
高性能、高解像度しかも、高コスパ!
CoreUltra7に16GBメモリ1TBSSDのハイスペック
従来よりグラフィックスや機械学習の能力を改善し、電力効率も向上した最新世代のインテルプロセッサーを搭載。メモリやストレージ容量もビジネス用途には完璧です。
2880×1800ドットの有機ELディスプレイ
高解像度なだけでなく、16:10の縦横比。縦方向の解像度が一般的な16:9のディスプレイより高いことも相まって、スプレッドシートのような情報量の多いアプリも使いやすいです。
ポート数は少ないが、モバイル機としては合格レベル
右側面にはUSB4を兼ねるThunderbolt4×2、左側面にUSB3.2(Gen1)のType-Aが用意されています。作業には困らなさそうですが、ポート数は少なめです。SDカードスロットがないのと、USB4ポート同士の間隔が狭めなのが惜しいところ。
落ち着きつつ見栄えのする天板デザイン
【性能】テストした8製品中2位の処理性能
総合ベンチマークのアプリとして「Perfomancetest」を使用。CPUは「Geekbench6」、グラフィックは3DMarkの「WildLifeExtreme」、SSD性能は「CrystalDiskMark」でそれぞれ計測しています。
他のCoreUltra機よりややグラフィックのスコアが伸び悩みましたが、ひと世代前の第13世代Core17を搭載するPCよりは確実に高性能です。
【操作性】ストロークは浅めだが打ちやすいトラックパッドもスムーズで優秀
沈み込みは浅めですが、打ちやすいキーボードです。なお、「Enter」と「む」、「BS」、「¥」が一体化されており、やや窮屈に感じる人はいるかも。トラックパッドの動きはなめらか。
【ここは改善に期待……】
- 購入先はメーカー直販サイト
- グラフィック性能はもう少し伸びて欲しい
- Webカメラの画質は改善の余地あり
細かい弱点はありますが、16万円台という価格を考えると十分許容範囲。なお、Amazonでは「Office2021」搭載版が19万円台で販売されています。
「Office2021」搭載版
- ASUSZenbook 14 OLED UX3405MA-U7161WS
- 実勢価格: ¥194,800〜
ライバルとはここが違う!
映像コンテンツをしっかり楽しめる画質と音質
本機のウリである有機ELディスプレイは期待通りの出来栄えです。表面処理は光沢タイプなので映り込みは多少ありますが、動画再生では有機ELならではの肌感が出ており、黒の浮きも抑えられています。
動画視聴に特化したディスプレイ(テレビなど)と比べれば、フォーカスの甘さや動きの野暮ったさは若干ありますが、PCディスプレイとしては十分すぎるエンタメ性能です。
スピーカーは8製品中最もワイドレンジで低域の迫力もあり、ノートPCの限界に近い音です。画質を含め、エンタメ用途もいけます。
輝度が比較的高く、色再現も良好!
価格と性能が近い、Acerのライバル機種(液晶パネル)より高輝度でした。
ディスプレイ性能を測定したところ、色域はsRGBで100%、P3で98%。色の正確さも「▲E0.88(平均)」と優秀でした。
エイサー「Swift Go 14」
- エイサーSwift Go 14 SFG14-72-F73Y/FE
- 実勢価格: ¥311,520〜
まとめ:性能も価格も妥協なしのモバイルPC
以上、家電批評2024上半期ベストバイの「モバイルノートPC」第1位に選ばれた、ASUS「Zenbook 14 OLED」の紹介でした。
引き続き、ベストだった製品を紹介していきます。お楽しみに!
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テストした機材はCoreUltra7搭載モデルですが、32GBメモリ、CoreUltra9の上位モデルも19万円台で購入でき、おすすめです。