家電批評2024上半期ベストバイを発表!
大手メーカーから新興ブランドまで魅力的な家電・ガジェットが続々登場しているなか、雑誌「家電批評」編集部は2024年上半期も、さまざまな家電製品をテストしてきました。
円安でさまざまなモノの値上げが止まらない昨今、例年以上に家電選びは失敗したくないですよね?
そこで、「家電批評」編集部が2024年上半期に見つけたおすすめアイテムから、とくにおすすめの“イチオシ家電”だけを厳選した、「家電批評2024上半期ベストバイ」を発表します!
もちろん“忖度ナシ”なので、弱点も正直にお伝えします。
自分用のご褒美としてはもちろん、家族や大切な人へのギフトにもおすすめなベスト家電カタログです。ぜひ参考にしてください!
【家電批評2024上半期ベストバイ】の記事一覧はこちら
今回は、家電批評2024上半期ベストバイを獲得したポータブルカセットプレーヤー、FIIO「CP13」を紹介します。
FIIO「CP13」
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高音質のキモはカセットとは思えない高音の伸びのよさ
家電批評2024上半期ベストバイを獲得したポータブルカセットプレーヤー、FIIO「CP13」。
このところ、レトロなデザインのガジェットが人気を博していますが、最近は品質も追求。
たとえば、ポータブルオーディオで有名なFIIOから発売されたカセットプレーヤー「CP13」は、余計な機能を一切省き、有線イヤホンの使用を前提に音質のよさをアピールしています。
実際に音質をチェックすると、カセットとは思えないクリアな音に驚きました。そもそもカセットは特性上、中高域が圧縮されて高音はシャキシャキしないため、聴き疲れのしない音だと言われています。
しかし、「CP13」は高音がしっかり伸びて、まるでデジタル音源を聴いているかのよう! さすがにあまりにハイトーンなコーラスなどは伸び切れずやや潰れた印象になるものの、その分カセットの聴き心地のよさは残ります。
「CP13」はレトロ家電を復活させる、FIIOの「復刻シリーズ」の第1弾として発表。今後もカセットプレーヤー以外の本格アナログ製品に期待です。
- おすすめポイント
-
- 解像度が高い
- コンパクトなサイズ
- がっかりポイント
-
- 機能が少ない
- 幅
- 120mm
- 奥行
- 31.8mm
- 高さ
- 88.3mm
- 重量
- 310g(約)
- 型番
- FIO-CP13
【注目ポイント】有名音響メーカーが「アナログ」に本格参入!
2023年には東芝エルイートレーディングが往年の「AUREX」ブランドでポータブルカセットプレーヤーを発売し話題になりました。
海外でも複数の新興メーカーから新製品が登場し、少しずつプレーヤーの質も向上しています。
そして、ついにポータブルオーディオの世界的メーカーFIIO(中国)がカセットプレーヤー「CP13」を発表。大きな話題となりました。
録音機能・Bluetooth接続を排除しコンパクトに
録音機能なし。
Bluetoothイヤホン非対応。
録音機能・Bluetooth接続など最近では当たり前となっていた機能を全て排除し、有線イヤホン・ヘッドホンでの鑑賞に特化。
しかし、ここ最近のガジェットらしく電池を用いないバッテリー駆動で端子はType-C。そのおかげかコンパクトな印象です。
【音質】カセットならではの聴き心地はそのままに解像度は他のプレーヤーを圧倒
ヘッドのモーターが高音質の秘訣
CP13を実際に聴いてみると、モーターのノイズがほぼ感じられません。
ヘッドのモーター駆動に影響が出やすい、中古のテープが劣化したカセットや再生時間が長いカセットも音が波打つことなく再生できました。通常のプレーヤーよりも高い電圧で駆動する高電圧モーターが動作の安定に貢献していそう。
カセットとは思えないほど高音が伸び、圧縮感のない高解像度な音質を実現しています。
【使い勝手】フル充電で13時間!コンパクトで持ち出したくなる!
フル充電で13時間稼働。乾電池には非対応ですが、充電だけで十分に長時間楽しめます。
機能が少ない分、他のプレーヤーと比べると、若干サイズが小さいです
素材がメタリックで頑丈。また、小さくなった分、鞄に入れて持ち出してもジャマになりません。
過去ベストバイと聴き比べてみました
「家電批評」2024年5月号でベストバイを獲得した、We Are Rewind「The cassette player Reinvented」と、カセットテープを聴き比べてみました。
結果は?
●山下達郎「ライドオンタイム」
▼We Are Rewind「The cassette player Reinvented」
ベースの低音ははっきり出ているが、ギターのカッティングの高い音が原音から低く変わりすぎている。
▼FIIO「CP13」
バックのドラムやギターのカッティングを潰さずに再現。コーラスの声は高すぎて伸びきっていない。
●Queen「ボヘミアン・ラプソディ」
▼We Are Rewind「The cassette player Reinvented」
冒頭のアカペラ部分は、ノイズが目立つ。ベースが大きすぎて、ピアノに 干渉している。
▼FIIO「CP13」
冒頭のピアノの音やフレディの声の伸びが綺麗で比べ物にならない。ベースとピアノが見事に分離している。
●スピッツ「大好物」
▼We Are Rewind「The cassette player Reinvented」
高音がやや潰れ、ドラムのスネアがやや強く感じる。ボーカルの伸びもやや悪 い印象。
▼FIIO「CP13」
草野マサムネの高くさわやかなボーカルをしっかり再現。ギターのカッティングも潰れていない。
機能は少なめです
録音して自分好みのプレイリストを作成したり、有線ではなくBluetoothのイヤホンを使いたい人はWe Are Rewind「The cassette player Reinvented」を選ぶのもアリ。またプレイリスト作りをこだわりたい、ラジオを録音したい人はラジカセを選ぶのもおすすめです。
自分好みのプレイリストを作成するなら
- We Are RewindThe cassette player Reinvented
- 検証時価格: ¥24,400〜
ラジカセを選ぶなら
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アナログプレーヤーの人気は続く!
デザインと質感が人気の秘訣
カセットは高品質プレーヤーが立て続けに発売。昔のような金属を多用したかっこいい製品が増えてきました。
もはや王道のレコード
レコードプレーヤーは上級モデルから入門用まで幅広く新製品が定期的に登場し、人気が定着しています。
CDもレトロブームで復権の兆し
現在CDプレーヤーが再燃中。どこでも持ち運べて見た目がおしゃれな製品が増えており、今後も目が離せません!
まとめ:カセットとは思えない高音質
以上、家電批評2024上半期ベストバイを獲得したポータブルカセットプレーヤー、FIIO「CP13」の紹介でした。
引き続き、ベストだった製品を紹介していきます。お楽しみに!
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デザインは現代的でありながら、色味は昔のウォークマンを意識していて好感が持てます。