電源ユニットの選び方は?
パソコンの各パーツに充分な電力が供給されないと、パソコンが起動しなかったり突然シャットダウンするといったトラブルが発生します。パーツの構成に合わせた最適な電源の選び方を覚えましょう。
電源ユニットを選ぶ際に最初にチェックすべきことは?
電源ユニットを選ぶうえで重要なのは、電源ユニットのサイズとケーブルの種類。まず、サイズはケースに搭載できるものを選べばよいので、ケースのマニュアルで対応する電源の規格や最大サイズを確認しておきましょう。
一方、ケーブルは使用するマザーボードやグラフィックボードに応じて補助電源に必要なピンの本数が異なるため、事前にこれらのパーツを選んでから、対応するケーブルを搭載する電源ユニットを選びましょう。
マザーボードやグラフィックボードの対応ソケットを確認
マザーボードのCPU用補助電源ソケットは、製品によって8ピン×1や8ピン+4ピン、8ピン×2とさまざま。
基本的には片方の8ピンソケットに補助電源を接続すれば動作しますが、ハイエンドCPUを使用する場合は両方のソケットにEPS/ATXケーブルを接続しましょう。
GeForce 4000番台のハイエンドモデルでは、新たに「ATX 3.0」規格の16ピンコネクタ「12VHPWR」が採用。これらのグラボを選んだ場合は、電源ユニットにも12VHPWRに対応したモデルを選びましょう。
電源容量の選び方は?
電源ユニットの「電源容量」は、使用するパーツの総消費電力から計算して選びましょう。自作PCに搭載するすべてのパーツを選んだら、下記サイトに各パーツの種類や個数を入力。
あとは「おすすめ電源容量」の数字より大きい電源ユニットを購入すれば安心して動作するパソコンを組み立てられます。将来的なパーツの入れ替えを考慮するなら、ある程度容量に余裕を持たせておきましょう。
自作PCの消費電力を自動計算するサービスを使おう
サイト上でパーツの種類と個数を入力し、「おすすめ電源容量」の数値を上回る電源を選びましょう。
電源ユニットを長く使うには?
パソコンの動力源である電源ユニットは、長く安定して使えるものを選びましょう。その指標として参考になるのが、「80 PLUS認証」と「コンデンサーの品質」です。
80 PLUS認証は電力変換効率が80%以上の電源ユニットに与えられる認証で、高認証の製品ほど電気代を抑えられます。また、電源内部の電解コンデンサーは品質が悪いと劣化が早くなり、故障の原因となります。
日本メーカー製の「105°Cコンデンサー」を採用している製品なら、高い信頼性が期待できます。
80PLUS認証グレードは電源効率ごとに6種類に分かれる
コンデンサーの性能を確認
電源ユニット不調のおもな原因が、コンデンサーの劣化。
コンデンサーは対応温度が高いほど劣化しにくくなるため、製品のパッケージに「105℃」、および品質の高い「Japan」マークがある製品を選びましょう。
電源ユニットのおすすめは?
「パーツの理解は深まったけど、やっぱり間違いのない製品を買いたい!」そんな人に向けて、雑誌『自作PC 最強バイブル 2024』の中で紹介されたドスパラ店員によるおすすめ製品ランキングを公開します!コストパフォーマンスの高い製品を中心に選出されているので、お財布にも優しいです。
DEEPCOOL「PQ650M R-PQ650M-FA0B-JP」
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- 80PLUS GOLD
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玄人志向「KRPW-BK750W/85+」
- 玄人志向KRPW-BK750W/85+
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- 総合出力
- 750W
- 認証
- 80PLUS BRONZE
- 対応規格
- ATX
- プラグイン
- 対応
- 型番
- KRPW-BK750W/85+
DEEPCOOL「PX1000G R-PXA00G-FC0B-JP」
- 総合出力
- 1000W
- 認証
- 80PLUSGOLD
- 対応規格
- ATX3.0
- プラグイン
- 対応
4位: DEEPCOOL「PK550D R-PK550D-FA0B-JP」
- DEEPCOOLPK550D R-PK550D-FA0B-JP
- 実勢価格: ¥8,980〜
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- 総合出力
- 550W
- 認証
- 80PLUS BRONZE
- 対応規格
- ATX
- 型番
- R-PK550D-FA0B-JP
5位: Corsair「RM750e CP-9020262-JP」
- CorsairRM750e CP-9020262-JP
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- 総合出力
- 750W
- 認証
- 80PLUS GOLD
- 対応規格
- ATX
- プラグイン
- 対応
まとめ:パーツ構成に最適な電源ユニットを選ぼう!
以上、電源ユニットのおすすめランキングでした!
1位に選ばれたのはDEEPCOOL「PQ650M R-PQ650M-FA0B-JP」。電力変換効率が高くコスパも優秀で、ベストバイを獲得しました。
高性能なグラフィックボードの売れ行きが好評なため、それに合わせた高ワット数の電源ユニットが人気となっています。
パーツの駆動に必要な電力を供給してくれる電源ユニット。今回紹介した選び方やランキングを参考に、自分に合った電源ユニットを見つけてみてください!
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