食感がよくて美味しい最強の薄焼きたまごを作る!
さまざまな料理で活躍してくれる名脇役の薄焼きたまごですが、「味付けしない、しても少し塩を入れるだけ」という人も多いのではないでしょうか。でも、色々な味付けをすることでお弁当やトッピングなど、使い方も広がるんですよ。
ここでは6種類の様々な味付けを試し、どれが食感と味が一番いいか、テストしてみました! ご協力いただいたのは、フードアクティビストの松浦達也さんです。
実験してみた調味料は、以下の6つです。
[テストした調味料]
・味付けなし
・塩
・バター
・めんつゆ
・しょうゆ
・ケチャップ
基本の作り方は統一でテスト
実験にはすべて、1個分の卵液に調味料をプラスします。また、作り方もすべて同じ手順で行いました。
①フライパンは中弱火にかけて
ボウルに卵をとき、調味料を入れます。フライパンを中弱火にかけてサラダ油をしき、フライパンが温まったらボウルの中身を流し入れます。
②ひっくりかえしたらすぐ火を止める
たまごを全体に広げ、フチの部分がちょっと反ってきたら、そこからはがすようにひっくり返します。すぐに火を止め、予熱で火を通します。しっとりと仕上げるには水分が飛びすぎないように、ひっくり返したらすぐに火を止めるのがポイントです。
なお、今回は出来上がりに差が出ないように、調味料はどれも小さじ1/2(ひとつまみ分)に統一し、たまごは全卵1個分を使いました。
さて、薄焼きたまごに一番よく合う調味料は……?
味付けなしは良くも悪くもたまご次第
まずはなにも味をつけない薄焼き卵の場合です。
結果:△
味付けしない分、卵の風味をダイレクトに感じます。もともとのたまごの味が、仕上がりにもストレートに出ていました。
たまごの味が一番際立つのは塩!
次は、1個分の卵液に塩をひとつまみ加えた場合です。
結果:◎
薄焼き卵と聞いて多くの人が想像する、オーソドックスな味付けです。
加えた塩が、たまごの味をしっかりと引き立てます。
バターを加えると洋風の香り!
1個分の卵液と、溶かしバター小さじ1/2の場合です。
結果:◯
バターを加えるとオムレツのような風味になります。
バターには塩分と油分、乳製品の香りがあるので洋風な味わいになり、サラダなどにもトッピングできそうです。
めんつゆの味わいが全面に出てくる
次は、1個分の卵液とめんつゆ小さじ1/2です。
結果:△
めんつゆに含まれる出汁の風味は感じられますが、めんつゆの味が全面に出て、たまごの味が薄くなりました。
しょうゆの麹の香りをほのかに感じる
1個分の卵液としょうゆ小さじ1/2の場合です。
結果:◯
しょうゆらしい美味しさを感じられますが、麹の香りもあるので好みはわかれそうです。
ケチャップは赤色に変身!キャラ弁にも使える
最後はケチャップを入れてみました。1個分の卵液とケチャップ小さじ1/2です。
結果:◯
濃くなるのかと思いきや、オムライスを想像させる味! ケチャップの赤い色が出るので、キャラ弁などに使えそうです。子どもが喜びそうですね。
以上、6種類の味付け実験では、「塩ひとつまみ」が最もたまごの味を引き立て、ベスト調味料となりました。料理や使う用途によって、いろんな味付けにチャレンジしてみてください!