テープのりとは?
デジタル化が進んだ今も、のりはなにかと出番の多い文房具のひとつ。
でも、スティックのりなどの一般的なのりだと紙に細かなシワができてノートが閉じづらくなったり、はみ出すと紙や机を汚してしまったりするなど、少々気を使うアイテムでもあります。
そこでおすすめなのが、テープのり。セロハンテープとは違い、テープを見せずに貼ることができるテープのりならメモや写真などを汚すことなくキレイに貼り付けることができます。
LDKが見た目もいいテープのりをテスト
日常生活の幅広いシーンで大活躍の文房具。「アガる」文具を選べば、仕事や家事、趣味などさまざまな場面で、やる気、効率、テンションがぐーんとUPします!
そこで、雑誌『LDK』が、文房具のプロである福島槙子さん、やまぐちまきこさんと一緒に話題の文房具をピックアップ。「デザイン」「使いやすさ」「粘着力」の3項目でチェックし、おすすめできるテープのりを探しました。
テープのりの選び方は?
テープのりはどのメーカーも小型化&長持ちな傾向にありますが、使用する頻度によって消費量は変わってきます。
「毎日家で家計簿にレシートを貼る」「月に1回レターパックで書類を送る」といったように、使用する物やシーンを想定して最適なものを選ぶと失敗することも少なくなりますよ。
選び方1:粘着性
テープのりを選ぶ上で、重要なポイントとなるのが粘着性。
今回ご紹介したおすすめアイテムはどれもしっかりとした接着力がありましたが、テープのりの中には貼った後でもはがせる弱粘着タイプのものもあります。
「何を貼るか」を踏まえ、用途に合ったテープのりを選びましょう。
重要書類などは強力粘着タイプ
重要書類等に使用するテープのりは、剥がれる心配のない強力な粘着タイプを選ぶのが良いでしょう。封筒の封を閉じるときに使用することで、郵便の途中で封が開くのを防ぐ可能性が高くなります。
テープのりは紙がよれてしまったり、膨らんでしまう心配がありません。そのため、固形のりと比べると封を閉じるのに向いているといえるでしょう。
強力タイプのデメリットとして、貼り間違えたときに再度剥がして貼り直すことができません。中には徐々に粘着が強くなるタイプもあり剥がして貼り直すことが可能な場合もあるので、心配な方はそのような商品を選ぶのが良いでしょう。
はがせるタイプは付箋みたいに使える
テープのりには粘着力が弱めのタイプも多く存在します。そのような商品の使い道として、普通のメモ用紙を付箋のように使用することが可能です。
何度も貼り直しができますし、まっすぐにのりを付けられて紙がよれる心配もありません。
選び方2:サイズ・テープの長さ&幅
コンパクトサイズなら持ち運びに便利
コンパクトなサイズのものであれば、ペンケースに忍ばせておくことも可能に。現在ではテープのりに見えないようなおしゃれでコンパクトなデザインのものが販売されており、文房具の進化を目にできます。
ペンケースの中に入れる場合は、楕円形よりも細長いタイプがおすすめ。幅を取らずに収納ができるので、小さなペンケースにもぴったりフィットするでしょう。
頻繁に使うならテープの長さに注目
テープのりは固形のりと比べると一度に使用できる範囲が狭いため、頻繁に使用する場合にはテープの長さをあらかじめ確認しましょう。
商品によってテープの長さはさまざまなのでパッケージをチェックしておきましょう。
テープのりは保管状況によって劣化の心配があるため、頻繁に使用しないのであれば短いものか中間タイプがおすすめです。毎日のように使用するのであれば、大容量サイズを選ぶと良いでしょう。
テープ幅のチェックも忘れずに!
テープのりはテープを貼り付けたい面に滑らせるようにするため、便利に使用ができますが幅が決まっている点がデメリットになりがち。
テープの幅は8.4mmのものが多いですが、中には幅が広い商品や狭い商品も販売されています。貼り付けるもののサイズに合わせて、幅を選ぶのがポイントです。複数の幅タイプを揃えて、臨機応変に使い分けるのも良いでしょう。
選び方3:コスパ重視なら詰め替えタイプを
テープのりには、使い切りタイプと詰め替えできるカートリッジタイプがあります。やはり、詰め替えできるタイプを選んだ方が長い目ではお得です。
ただ、もちろん同じ商品を使い続ける事が前提です。使い切る前によく失くしたり、壊したりしてしまう人や、いろいろな商品を使ってみたい人など、自分の使い方を考えてからタイプを決めましょう。
選び方4:ヘッドカバーのタイプ
ヘッド部分のカバーは様々な形状があり、どれを選ぶかはかなり重要なんです。ヘッドカバーはテープの汚れを防ぐのに必須ですが、キャップ式だとなくしてしまう可能性があります。様々な形状があるので、使い勝手を考慮して選びましょう。
タイプ1:ノック式
片手で扱えるので使い勝手に優れます。ただ、今のところ商品数は少なめです。
タイプ2:カバー式
ヘッドの形では一番多いタイプです。テープ面だけを覆うものも多いので、ゴミが付きやすかったり、ペンケースなどの中で動いて外れてしまうこともあります。
タイプ3:スライド式
こちらはヘッドが本体に収納できます。何かに当たっても動きにくいので、テープ部分にゴミが付きづらいです。
タイプ4:キャップ式
フタを外すと本体とバラバラになるキャップ式は、失くしてしまいがちので、なるべく避けたいところです。
選び方5:持ちやすさ
手にフィットするテープのり選びが、きれいに貼るためのコツ。手にフィットするようにデザインされているのが一般的ですが、その中でも自分の手にフィットするものを見つけるのがポイント。
一番多いのが8~10cmのサイズで楕円形やしずく型のものです。手によく馴染む、自分が使いやすいタイプを選んでみましょう。
テープのりのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、テープのりのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
※リンク先はカラー違いやセット販売も含みます。
商品 | ||||||
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トンボ鉛筆PiT AIR mini アッシュカラー テープのり TOMBOW
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11m |
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ミドリデザインフィル XS テープのり
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8m |
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プラスPasty テープのり 使い切りタイプ
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10m |
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プラスノリノスポット
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4m |
トンボ「PiT AIR mini アッシュカラー テープのり TOMBOW」
- トンボ鉛筆PiT AIR mini アッシュカラー テープのり TOMBOW
- 実勢価格: ¥253〜
- デザイン
- 使いやすさ
- 粘着力
かわいいのにしっかり貼れて頼もしい
おすすめテープのりのA評価だったのは、トンボ「PiT AIR mini(ピットエアーミニ) アッシュカラー テープのり TOMBOW」です。
どうしても事務っぽくなりがちなテープのりに、トンボから定番PiTにデスクになじむ大人なアースカラーが登場しました。
とにかく軽い力でスイスイ引けるうえ、封筒などにも使える粘着力です。リフィルを替えれば長~く使えます!
おしゃれなくすみカラー5色展開です。
- 長さ
- 11m
- 型番
- PN-CASC503L
引きやすくてしっかり貼りつく
かわいいのにしっかり貼れて頼もしいです!
粘着力も良好
のりがドット状になっており、わかりやすいです。粘着力もテストした中では良好です。
ミドリ「デザインフィル XS テープのり」
- ミドリデザインフィル XS テープのり
- 実勢価格: ¥261〜
- デザイン
- 使いやすさ
- 粘着力
シックな色合い
ミドリ「デザインフィル XS テープのり」はB評価でした。
コンパクトで軽い力で使えます。粘着力はそこそこで貼り直しやすいです。
色合いがシックです。
- 長さ
- 8m
- 型番
- 35268006
プラス「Pasty テープのり 使い切りタイプ」
- プラスPasty テープのり 使い切りタイプ
- 実勢価格: ¥159〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥1,001〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥159〜
- デザイン
- 使いやすさ
- 粘着力
スケルトンがかわいい
プラス「Pasty テープのり 使い切りタイプ」もB評価でした。
のり付けしたところがくっきりした紫色で見やすいです。一面にのりが付く仕様ですが、粘着力はほどほどです。
スケルトンのデザインがかわいいです。
- 長さ
- 10m
- 型番
- TG-1511-P / 54-454~54-458
プラス「ノリノスポット」
- プラスノリノスポット
- 実勢価格: ¥256〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥715〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥256〜
- デザイン
- 使いやすさ
- 粘着力
開いても使える
プラス「ノリノスポット」もB評価でした。
ホチキス式に紙に挟んで使えるタイプです。のりはスタンプ式に出てきます。
のり付けに少しコツがいりますが、剥がれなさそうです。
- 長さ
- 4m
- 型番
- TG-1821 + TG-1821R / 54-430 + 54-433
以上、見た目もかわいいテープのりのおすすめでした。
いつもとちょっと違う文具を選んで気分をアゲていきましょう! ぜひチェックしてみてくださいね。