蒸れた靴のイヤ〜なニオイ、どうにかならない?
気温や湿度の高い時期は、とくに靴のムレやニオイが気になりますよね。
消臭スプレーをかけて一時的にマシになったとしても、濡れたり汗をかいたりすると再びニオイが蘇ってくることも……。
実は、そんな靴のニオイをリフレッシュしてくれるというシューズクローゼットが、2023年4月にシャープより発売されたんです!
4月発売のシャープ「シューズクローゼット DY-B01」の実力は?
- シャープシューズクローゼット DY-B01
- 実勢価格: ¥18,150〜
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2023年4月に発売されたシャープ「シューズクローゼット DY-B01」は、「プラズマクラスターNEXT」を搭載。靴にセットしたノズルからプラズマクラスターイオンの風を送ることで靴に付着した嫌なニオイを消臭し、蒸れを軽減します。
さらに、ノズルの先端からは深紫外線(UV-C)を照射し、ニオイの元となる付着ニオイ原因菌・付着カビ菌を除菌する効果があるといいます。
靴を入れておくだけでニオイを取ってくれるとなれば、足クサに悩む人にとっての救世主になり得る夢のような製品ですが、実勢価格は約10万円(検証時)とかなり高価で、なかなか手を出しづらいのも事実…。
そこで今回は、『家電批評』や『MONOQLO』などで、洗剤やボディケア用品などさまざまな製品の消臭力の検証に携わってきた臭気判定士の石川英一さん、家電のプロレビュアーの石井和美さんのご協力のもと、「シューズクローゼット DY-B01」をガチテストしました!
テスト1:臭いニオイはちゃんと取れるか?
結果:10時間コースだと不快度はほぼゼロ! 1時間コースでも嫌なニオイはかなり軽減!
風呂の残り湯から培養した臭い液体に浸し、しずくが滴らない程度に絞ったインソールを使って、以下の3つを準備。
- 臭い液体に浸したインソール
- 臭い液体に浸したインソールをセットし、シューズクローゼットに1時間かけた靴
- 臭い液体に浸したインソールをセットし、シューズクローゼットに10時間かけた靴
これらを臭気判定士の石川さんに嗅ぎ比べてもらいました。
▼プロによる臭気判定結果は……?
ニオイの強さ |
ニオイの不快度 ※マイナス数値が大きくなるほど不快 |
|
臭い液体に浸したインソール | 4.5 | -4 |
1時間コースにかけた靴 | 2.5 | -1 |
10時間コースにかけた靴 | 2.0 | 0 |
10時間コースにかけた靴からは、靴の素材のニオイが香る程度で、不快なニオイはほぼゼロ。
1時間コースにかけた靴は、10時間コースにかけた靴よりはニオイや臭さがかすかに感じられるものの、元の臭いニオイはかなり軽減されていました。
10時間コース稼動後のシューズクローゼット庫内も、嫌なニオイ残りはありません。
さらに、10時間コースにかけたインソールに水を吹きかけ、ニオイ戻りの有無をチェック。湿った状態でも、嫌なニオイがしっかり抑えられていました。
プラズマクラスターの脱臭力がしっかり発揮されています。
テスト2:操作は簡単か?
結果:コースは2つで操作はシンプル!
開けっ放し防止機能もバッチリ!
ボタン1つで、電源のオン・オフと、1時間/10時間の2つのモード切り替えが可能。
扉が開くと「DOOR」ランプが赤く光るので、開けっ放しや誤作動の防止に役立ちます。
ノズルの付け根が蛇腹状になっているため、手前に引き出して靴を簡単にはめられます。
ボタンがひとつしかないので、迷わず操作できます。
テスト3:メンテナンスは簡単か?
結果:パーツの付け外しはラクちんでした!
ノズルを拭き取ってお手入れするほか、靴底で汚れやすい棚板は、水やぬるま湯を含ませた布で拭き取りお手入れが可能。フィルターは1カ月に1回を目安に掃除機で埃を吸い込んでメンテナンスを実施します。
本体下段の壁側にあるプラズマクラスター発生ユニットは、半年に1回を目処にお手入れします。
ユニットのホコリや汚れを落とすユニット清掃ブラシが付属されているのも嬉しいポイント。
棚板は簡単に外れますし、フィルターもサッと引き出せてお手入れをラクに行えそうです。
テスト4:静音性や消費電力は?
結果:作動音はかなり抑えられていて気にならない程度。消費電力も控えめ
作動中は「ブーン」という小さい音が鳴りますが、玄関近くや廊下に置くのであれば気にならないレベルです。
1時間あたりの電気代が約0.23円と低く、長い目で見れば家計に優しいです。
夜間に作動させても支障ない程度の騒音です。
テスト5:邪魔にならないサイズ感か?
結果:薄型で軽量だが、玄関周辺に置くにはそこそこスペースが必要
本体の高さは、男性の腰ほど。薄型・軽量なので移動はラクに行えますが、玄関周辺に置くとなると、そこそこ場所を取ります。
上2段は高さ10cmまで、下2段は高さ14cmまで対応。下段にはショートブーツやヒールなどを収納できます。
天板には木目調のデザインが施されており、一般家庭のインテリアに馴染みそうです。
単身者の家に置くとなるとかなり手狭になりそうなサイズ感です。
シャープ「シューズクローゼット DY-B01」のテスト結果まとめ
最後に、シャープ「シューズクローゼット DY-B01」のおすすめポイントとがっかりポイントをまとめてみました!
- シャープシューズクローゼット DY-B01
- 実勢価格: ¥18,150〜
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アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥18,600〜
- 脱臭力
- 機能性
- 操作性
- メンテナンス
- 設置性
- 静音性
- 消費電力
不快なニオイを軽減し、優れた脱臭力を発揮したシャープ「シューズクローゼット DY-B01」。
10万円という価格は購入のハードルになりそうですが、部活にはげむ学生のいる家庭や靴のニオイをなんとかしたいと切実に悩む人であれば、導入する価値は十分にあるといえるでしょう。
もし、気になる点をあえて挙げるとすれば、乾燥機能がついていないこと。安価な靴乾燥機やオゾン消臭機も出回っていることを考えると、後継機にはぜひ追加を検討してほしいですね。
臭い液体に浸した状態では、雑巾臭やワキガ臭のような不快なニオイを強く感じます。