爪切りで切るとガタガタになっちゃう…
爪切りで爪を切ると、爪の断面に角ができるため、ヤスリで仕上げないとガタガタになってしまいますよね。また、厚みのある爪だと、切る時の「バチン」という衝撃で爪が割れたり、ヒビが入る原因にもなってしまいます。
2022年11月発売の電動爪切り「GeeMagic Pro」の実力は?
爪の健康を維持するためには丁寧に削りたいところですが、なかなか爪のケアに時間をかけてもいられない…そんな人にうってつけなのが、2022年11月23日に発売された新世代の電動爪切り「GeeMagic Pro」。
なんでも、「爪を切る→削る」の面倒な2ステップが簡単に叶うのだそうです!
Gloture
GeeMagic Pro
実勢価格:7480円
サイズ(約):W64×D32×H64mm
重量(約):90g
付属品:本体、USB-TypeCケーブル、掃除用ブラシ、説明書(中国語、英語)
こちらは、斬新なガジェットを手がける株式会社Glotureの電動爪切り「GeeMagic」の機能をさらに強化した最新モデル。
時短で爪を削って、形を綺麗に滑らかに整えることができ、2段階のスピード調節機能と手元を照らすライトが付いています。
ちなみに、最新モデルの「GeeMagic Pro」では、旧モデルに以下の機能が新たに追加されたそうです!
- タッチスタート機能:押し続けた時のみ動作する安全設計
- 赤外線防護機能:指先以外の物体が近づいた際に自動停止する安全設計
- 逆動作機能:異物が詰まった際に取り除ける便利機能
電動爪切り「GeeMagic Pro」の実力をネイリストが実際に試して検証!
今回ご協力いただいたのは、ネイリスト歴20年以上で銀座「プライベートサロンリアン」代表の佐々木真由美さん。多くのお客様の爪に触れてきたプロに、電動爪切り「GeeMagic Pro」を実力を検証してもらいました!
ネイリストの佐々木さんに、電動爪切り「GeeMagic Pro」を使って自身の爪を削ってもらったほか、お子さんの爪のお手入れや介護のシーンでの使用も想定して、ライターの爪も削ってもらいました。
はたして面倒な爪切りが、電動で本当に快適になるのでしょうか?
テスト1:機能の安全性・利便性は優れているの?
結果:自動オフ機能搭載で、安心して使えた!
本体中央のボタンを押し続けている間だけ刃が動作する「タッチスタート機能」に加え、「赤外線防護機能」により、2つの赤外線センサーが同時に物体を感知すると、自動で電源がオフになる仕様になっています。
動作が止まるだけでなく電源までオフされるので、万が一の時も安心です。また、爪を削る際も刃が指先に激しく当たるということもなく、痛みを感じずに使えました。
LEDライト付きで細かいところまで見やすい!
爪先を照らしてくれるLEDライトが付いているため、暗めの部屋でも爪の仕上がりを確認しながら削れます。
「逆動作機能」はちょっとわかりづらかった
本体横の電源ボタンを2度押しすることで刃が逆回転になり、挟まった異物を取り出しやすくなっているとのことですが、回転の向きが切り替わったかどうかがわかりづらく、何度も押し直してしまいました。
電源ボタンを2度押しすると、刃の部分がわずかに振動します。ライトが点滅するなどわかりやすい目安があるとなお良かったです。
逆回転状態の刃に爪を当てると、ガガッと引っかかりながら削れました。逆回転させる際は、何回ボタンを押したか記憶しつつ、爪を軽く当てて刃の回転方向を確認した方が良さそうです。
テスト2:爪は滑らかに削れるの?
結果:慣れが必要だけど、「オレンジ点灯」モードだと滑らかに削れた!
通常はライトが緑点灯の状態になっており、電源ボタンを押すとオレンジ点灯に切り替わって2段階で刃の回転スピードを調節することができます。
緑点灯ではスピードがやや遅いためか爪の断面がケバ立ってしまいましたが、オレンジ点灯では爪を滑らかに削ることができました。
緑点灯だと振動が大きくて指先が少しくすぐったかったです。爪の仕上げにはオレンジ点灯モードがおすすめです。
爪のキワを狙うには思い切りが必要
はじめは爪の両サイドの角を削るのに躊躇してしまいましたが、慣れてくると爪をグッと押し当て、爪を丸く仕上げることができました。
ある程度長さのある爪も、刃にグッと押し当てることで比較的スピーディーに削ることができました。
最初のうちは両手10本削るのに相当時間がかかりそうですが、慣れさえすればスムーズに削れると思います。
テスト3:お手入れはしやすいの?
結果:爪の削りカスを捨てるのはラク!だけど、潔癖さんには向かないかも
「GeeMagic Pro」では爪の削りカスが容器の中に溜まっていく仕組みになっているため、お手入れはフタを開けて捨てるだけと簡単。
ただ、透明のフタの部分から中に溜まった爪くずが見えるので、抵抗のある人もいるかもしれません。また、付属の掃除ブラシで収納部や刃の部分に付着した爪くずを払えばある程度キレイになりますが、完全に爪くずを取り除くのは難しいです。
爪を削っている時、わずかですが周辺に爪くずが飛ぶので、下にティッシュを敷いたり、ゴミ箱の上で処理した方が良さそうです。
テスト4:使い勝手・操作はしやすいの?
結果:手にフィットする絶妙な形状で、利き手じゃなくても使いやすい!
コロンと丸い形状でボディを掴みやすいので、利き手じゃない方の手でも使いやすかったです。
充電式はやっぱり便利!
付属のType-Cケーブルを使って、ACアダプタ等につないで充電できます。2〜3時間のフル充電で3時間連続使用可能と、充電が長持ち。コードレスなので取り回しの良さも◎です。
動作音が静かなので、夜間でも使いやすそうです。コンパクトで持ち運びにも便利ですね。
テスト結果とアピールポイントを総まとめ!
Gloture
GeeMagic Pro
実勢価格:7480円
サイズ(約):W64×D32×H64mm
重量(約):90g
付属品:本体、USB-TypeCケーブル、掃除用ブラシ、説明書(中国語、英語)
▼テスト結果
総合評価 | 機能性 | 仕上がり | 手入れの しやすさ |
使い勝手 |
A+ | 4/5点 | 5/5点 | 4/5点 | 5/5点 |
最後に、Gloture「GeeMagic Pro」の良かった点と残念だった点をまとめてみました!
▼良かった点
- 安全機能が充実
- 手元を照らすライト付き
- 慣れれば滑らかに削れる
- 削りカスが飛び散りにくくて捨てやすい
- 動作音が静か(約40dB)
- コンパクトで持ち運びしやすい
- 充電が長持ち
▼残念だった点
- 逆回転機能がわかりづらい
- 削りカスを完全に取り除くのは難しい
- 説明書が中国語と英語表記のみ
使い始めはスピーディーに仕上げるのは難しいかもしれませんが、電動爪切りでも思った以上に綺麗に爪を削ることができました。最初から最後まで電動爪切りで爪の形を整えても良いですし、爪が極端に長い場合は、爪切りで切った後の仕上げとして電動爪切りで削っても良いですね。
ネイリストから爪のお手入れに関するアドバイス
ネイリスト佐々木さんから、電動爪切りの使い方のコツや爪のお手入れに関するアドバイスをいただいたのでぜひ参考にしてくださいね!
短い地爪を削る際は、指の腹を引っ張るのがコツ
深爪などが原因で地爪自体が短くなっていると、指先の肉が邪魔になってキワまで削るのが難しいことも。そんな時は、指の腹を他の指で引っ張ると削りやすくなります。
“育爪”のためにも、深爪のしすぎは禁物
地爪の形にはもちろん遺伝も関係していますが、深爪が原因で地爪が短くなることもあると知っていましたか? 逆に、爪先の白い部分を残して爪を削ることを習慣化すれば、爪の裏のお肉が爪に定着し、地爪の長さが戻ってくることもありますよ。
爪にトラブルを抱えている人は、ぜひ「削る」ケアを!
冒頭でも触れたように、ぶ厚い爪を爪切りで切ると割れたりヒビが入りやすくなってしまいます。また、切った時の断面のガタつきにより、二枚爪の原因になってしまうことも……。これらの爪の悩みも、「削る」爪のケアに移行することで改善が期待できます!
ネイリストとしては、爪のお手入れは爪切りよりも、ファイル(やすり)を使って削る方法をお勧めしています。市販の電動ツールでちゃんと形を整えることができるのか注目ですね!