母乳パッドとは? いつからいつまで使う?
妊娠中や授乳期に母乳がにじみ出たとき、あると便利なアイテムが、余分な母乳をキャッチしてくれる母乳パッド(胸当てパッド)です。
母乳パッドは主に敏感なマタニティ期や出産後の授乳期に使いはじめ、生後1年くらいまで使うもの。
ただ、母乳の出方には個人差があるので、母乳があまり出なくなったり、ブラジャーや洋服に母乳が漏れないようなら使用をやめます。
布タイプと使い捨てタイプがある
洗濯して繰り返し使えて経済的な布タイプもありますが、母乳育児中のママには、生理用品のように個包装になっている使い捨てタイプが便利ですよね。
ブラに直接に貼れるので衣服の汚れを減らせるうえ、すぐに取り換えられるので衛生的です。
そこで今回は、ベビー用品売り場やドラッグストアで購入できる使い捨てタイプの母乳パッドに注目。市販の人気8製品を徹底比較しました。
母乳パッドの選び方は?
さまざまなメーカーの母乳パッドがありますが、母乳があふれても安心できる吸収力(吸水力)に加え、敏感な肌へのやさしさや慌ただしい授乳の合間にサッと交換できる使い勝手も重要です。
ここでは、自分に合ったものを選ぶためのポイントとテスト方法の詳細についてご紹介します。
吸収力で選ぶ
使い捨てタイプの製品の中には、母乳量に応じて吸収量(吸水量)がより多いものを選べます。母乳の量は月齢によっても変わってくるので、授乳回数に合わせて商品を選ぶのも大切です。
テスト方法
調乳した粉ミルクに一定時間パッドを浸し、重さを計測。吸収前後の重さから、それぞれの製品の最大吸収量を算出しました。
肌触りで選ぶ
選ぶうえで気になるのは肌触り。産前に比べて敏感肌でデリケートなため、乳首の皮膚が薄くなり、痛みを感じやすいです。
刺激やかぶれの少ないオーガニックコットンなどの肌にやさしい素材を選びましょう。
テスト方法
経産婦を含むモニターが、手や体で触って肌触りのよさを5段階評価。数字に表れないコメントも評価に加えました。
使い勝手で選ぶ
特に新生児期の赤ちゃんは、1日に10回以上おっぱいをあげることも珍しくないので、サッと開けて装着しやすいものがオススメ。
左右の胸で母乳の出具合が異なることもあるので、1枚ずつ交換できるタイプがベターです。
テスト方法
パッケージの開けやすさや、装着前にパッドを広げる必要があるかどうかなど、スピーディに交換できるかをチェックしました。
今回は、ドラッグストアやベビー用品売り場、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで購入できる、母乳パッド8製品をピックアップ。
「吸収力」「肌触り」「使い勝手」の3項目を検証し、総合的に評価しました。
また、使い捨てなので安さ(コスパ)も気になりますよね。1枚あたりのコスパ(検証当時の購入価格で計算)も選ぶ際の参考にしてみてください。
テストの結果は、評価の高かった製品からおすすめ順にご紹介します。それではどうぞ!
母乳パッドのおすすめ商品は?
ムーニー「母乳パッド 贅沢プレミアム」
ムーニー
母乳パッド 贅沢プレミアム
実勢価格:918円
内容量:102枚
1枚あたりの価格:約9円
▼テスト結果
- 吸収力 :◎
- 肌触り :◎+
- 使い勝手:◎+
ユニ・チャーム「ムーニー 母乳パッド 贅沢プレミアム」は、A+評価でベストバイを獲得。肌触り、使い勝手が最高評価で、 肌触りは全員が満点と評価しました。吸収力も十分です。
サッと装着できて超ふんわり!
ダントツでやさしい肌触りが何よりの魅力。胸に当たる面だけでなく裏面シートまでふんわりとした感触です。
直感的に開けて装着でき、無地パッケージで捨てやすいのもメリット。吸収力も十分で、欠点が見当たりません。
ダッコ「マミーパット ファインプラス」
ダッコ
マミーパット ファインプラス
実勢価格:836円
内容量:152枚
1枚あたりの価格:約5.5円
▼テスト結果
- 吸収力 :◎+
- 肌触り :◎
- 使い勝手:◯
オオサキメディカル「ダッコ マミーパット ファインプラス」は、A評価。小さめなのにたっぷり吸収できて優秀です。厚手でふんわりしていて肌触りも申し分ありません。
低価格なのに優れた吸収力がうれしい!
両サイドがカットされてやや小さめながら、厚手でふんわりした感触のパッド。ブラからはみ出にくい形状で、通気性もよくムレにくいです。
1枚あたり5.5円と格安ながら、1枚で最大約60gというトップクラスの吸収量! パッケージがもっと開けやすければ、さらに評価アップでした。
ピジョン「母乳パッド フィットアップ」
ピジョン
母乳パッド フィットアップ
実勢価格:1096円
内容量:144枚
1枚あたりの価格:約7.6円
▼テスト結果
- 吸収力 :◎
- 肌触り :◯
- 使い勝手:◎
ピジョン「母乳パッド フィットアップ」は、B評価。吸収力、使い勝手は悪くなく、肌触りはそこそこと平均的な印象でした。
大きな弱点がなく安心できる
吸収力、肌触り、使い勝手ともに合格点を満たす一品。吸水性の高い瞬間吸収ポリマーが母乳をすばやく吸収します。
凸凹やシワがないゆったり大きめのパッドで、パッケージはミシン目を破って開けるタイプ。ホコリなどが入りにくく、安心して使えます。
アカチャンホンポ「ズレにくい母乳パッド」
アカチャンホンポ
ズレにくい母乳パッド
実勢価格:877円
内容量:120枚
1枚あたりの価格:約7.3円
▼テスト結果
- 吸収力 :◯
- 肌触り :◯
- 使い勝手:◎+
アカチャンホンポ「ズレにくい母乳パッド」は、B評価。吸収量よりも使いやすさが高評価でした。肌触りにも難がないです。
開けやすく装着しやすい
一気に開けられるパッケージがとても便利。胸を自然に覆うようなカーブで装着しやすく、つけ心地もいいです。
吸収量はそこそこですが、「ムーニー 母乳パッド贅沢プレミアム」にも似た使い心地を低価格で味わえます。
ピジョン「母乳パッド プレミアムケア」
ピジョン
母乳パッド プレミアムケア
実勢価格:1180円
内容量:102枚
1枚あたりの価格:約11.6円
▼テスト結果
- 吸収力 :◎+
- 肌触り :◎
- 使い勝手:△
ピジョン「母乳パッド プレミアムケア」は、B評価。吸収力は最高評価と優秀でしたが、使い勝手で惜しくも減点でした。
吸収力が優秀でも2個入りは不便
テスト時の吸収力は優秀で肌触りの評価も高かったのですが、2枚で1セットのため、片方だけ交換するのに不便を感じる点がマイナスに。
ワンアクションでパッドを剥がせない点も、もどかしく感じてしまいます。5本のズレ防止テープでズレにくいのはいいです。
西松屋「SmartAngel 母乳パッド」
西松屋
SmartAngel
母乳パッド
実勢価格:748円
内容量:168枚
1枚あたりの価格:約4.5円
▼テスト結果
- 吸収力 :◎+
- 肌触り :◎
- 使い勝手:△
西松屋「SmartAngel(スマートエンジェル) 母乳パッド」は、B評価。今回テストした製品中では最大の吸収量で優秀でコスパの良さも魅力ですが、使い勝手がイマイチでした。
低価格だけど魅力がたっぷり
価格は1枚あたり4円台と今回いちばんの最安値ですが、吸収力は8製品中ナンバーワン!肌触りもなかなかなめらかでモニターから好評でした。
開封時にテープを別にはがす必要がある点は不便ですが、価格以上の実力派です。
チュチュ「母乳パッド シルキーヴェール」
チュチュ
母乳パッド シルキーヴェール
実勢価格:878円
内容量:130枚
1枚あたりの価格:約6.8円
▼テスト結果
- 吸収力 :◎
- 肌触り :◯
- 使い勝手:△
ジェクス「チュチュ 母乳パッド シルキーヴェール」は、B評価。吸収力は十分で肌触りもそこそこでしたが、装着するまでにひと手間あって、使い勝手が残念でした。
手のひらに収まるくらいコンパクト
大判×薄手で、パッケージが小さくコンパクトなサイズ感で持ち運びしやすい点が特徴です。
吸収力は十分で肌触りにも難はないのですが、開け口に指を入れづらく、開封後にパッドを広げる手間がかかる点が惜しまれました。外出時向きといえそうです。
Mama Bear「母乳パッド ライトタイプ」
Mama Bear
母乳パッド ライトタイプ
実勢価格:1178円
内容量:200枚
1枚あたりの価格:約5.9円
▼テスト結果
- 吸収力 :◎
- 肌触り :△
- 使い勝手:△
Mama Bear (ママベアー)「母乳パッド ライトタイプ」は、C評価。吸収力や価格は優秀でしたが、肌触りと使い勝手が足を引っ張る結果となりました。
肌触りと使い勝手がイマイチ
吸収力はトップクラスに迫る優秀さですが、ややカサつきを感じるパッドの感触が減点要素に。
開けにくく装着に手間取るパッケージにも使いづらさを感じてしまいます。買いやすい価格もよいのですが、使う人を選びます。
まとめ
以上、母乳パッドのおすすめ8選でした。
ベストバイのユニチャーム「ムーニー 母乳パッド贅沢プレミアム」は、吸収性が高く、ダントツの柔らかさでサッと装着できて捨てやすいです。
快適に使えておすすめなので、気になったらぜひ試してみてくださいね。
ダントツの柔らかさ!「ムーニー 母乳パッド 贅沢プレミアム」
ユニ・チャーム
ムーニー
母乳パッド 贅沢プレミアム
実勢価格:918円
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交換しづらい状況も想定し検証しました。