2022年のベストバイを発表! 「家電批評 オブ・ザ・イヤー」を解説
2022年も『家電批評』はさまざまな家電製品をテストしてきました。そこで1年の締めくくりとしてテストしてきた製品を振り返り、絶対におすすめしたいものをピックアップ。「家電批評 オブ・ザ・イヤー」として発表します。
この1年頑張った自分へのご褒美にも、大切な人へのギフトにもおすすめなベスト家電カタログです!
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今回は、「家電批評・オブ・ザ・イヤー2022」においてベスト30にランクインした、スマートウォッチのおすすめ2製品。機能最強のApple「Apple Watch Ultra」とコスパ最強なZepp Health Corporation「Amazfit GTR 4」を紹介します。
進化が止まらないスマートウォッチのおすすめは?
心拍数の測定や睡眠のトラッキングといったライフログ機能の精度が年々高まり、健康管理に欠かせないアイテムとなってきたスマートウォッチ。
ときには運動の強度や成果を数値化し、効率的に体を鍛えるためのワークアウトのパートナーとして、ときにはカバンにしまったスマホの代わりに通話やメッセージを送受信するガジェットとして、ときにはお財布の代わりにと、日常生活のあらゆシーンをサポートしてくれる相棒です。
まさに日進月歩のアイテムだけに、ベストバイは最新モデルであるべき! ということで、『家電批評』では最新のスマートウォッチ9製品を集めて一斉テストを敢行しました。
結果、10万円を超える価格に度肝を抜かれた、Apple「Apple Watch Ultra」が、シリーズのネックであったバッテリーの持ちを改善したことで、機能的には文句なしのベストバイでした。
Apple 「Apple Watch Ultra」
※画像はAmazonより
Apple
Apple Watch Ultra
実勢価格:12万4800円(Softbank、au、ドコモ、楽天対応)
サイズ・重量:W49×D44×H14.4mm・61.3g
【SPEC】
iOSのみ
Apple Pay
Suica※1
電子マネー※2
※1:SuicaおよびPASMOのチャージ、定期券購入に対応
※2:PASMO、nanaco、WAON、楽天Edy、QUICPay、iDおよび各種タッチ決済に対応
充実したセンサーとスマホに匹敵する多機能ぶりで、スマートウォッチの王者として君臨するApple Watch。2022年はナンバリングモデルの8に加え、大型化でバッテリー駆動時間を改善したApple 「Apple Watch Ultra」が登場しました。
最大の弱点が解消され、買わない理由は12万円という価格以外ありません。美しさとタフさを兼ね備えたチタンボディも王者の貫禄です。
「全部入り」がさらに進化
高精度2周波GPSにより、8よりも正確な位置情報の記録が可能になっています。
GPSの受信が速いうえ、全モデルLTEに対応しています。
操作性
本体左側にアクションボタンが追加されたことで、操作性が向上しています。
心拍測定・センサー
胸バンド式に比べると心拍数はわずかに低く出がちでしたが、ライフログとしては十分許容範囲内です。
「オブ・ザ・イヤー」を受賞した一番の理由とは?
大画面化でバッテリーも大容量に。ついに、Apple Watchが2日間使えるようになりました。
丸2日使ってもバッテリーが20%以上残った
▼使用時間とバッテリー残量
- 100%から24時間使用:62%
- 100%から48時間使用:24%
1日1時間程度のワークアウトや、定期的な通知のチェックといった使用をしたところ、バッテリー残量が24時間で62%、48時間で24%と余裕あり。これなら、終日のトレッキングやウォータースポーツでも安心して使用できます。
最高レベルの操作性がさらに進化
シリーズ最大のディスプレイで、日本語キーボードでも文字が入力しやすいです。
フラットになったディスプレイは指がすべるように動きます。
クラウンの回転も8より良好です。
ここはちょっと気になる
ケースが重すぎるため、1日つけていると腕が疲れます。サイズも大きいため洋服の袖口が伸びそう……。この大きさ・重さは使う人を選びます。
「Apple Watch 8」も機能には大きな差はなし
Apple
Apple Watch 8
45mm
実勢価格:6万4800円〜
想像以上のハイスペックとともに驚かされたのが、Apple「Apple Watch Ultra」の価格。Apple「iPhone 14」に迫る高額はちょっと……という人には、Apple「Apple Watch 8」がオススメ。
GPSの精度や耐水性能では劣りますが、日常生活での利用なら気になることはありません。
心拍・心電図に加え皮膚温センサーも搭載されており、ライフログがより充実します。
Apple「Apple Watch Ultra」は機能的には文句なしのベストバイですが、もう一製品ベストバイを見つけました。
Zepp Health Corporation「Amazfit GTR 4」
※画像はAmazonより
Zepp Health Corporation
Amazfit GTR 4
実勢価格:3万1900円
サイズ・重量:W46×D46×H10.6mm・60g(ストラップあり)
【SPEC】
iOS/Android対応
Zepp Health Corporation「Amazfit GTR 4」はコスパ最高のスマートウォッチ。センサーの精度や操作性の向上、多機能化によって高価格帯の製品が増えるなか、約3万円という価格は心惹かれます。
しかも、ログの精度はトップクラス。心拍数や睡眠のトラッキングも、ワークアウトの成果も正確に記録できます。さらにバッテリーの持ちがよく通話対応とくれば、文句なしのベストバイです。
操作性
クラウンを押すとアプリ一覧とメイン画面を切り替え。下側のボタンからは素早くワークアウトを開始できます。
音声操作では、頼れるアシスタント「Alexa」も使えます。
センサー・心拍測定
平常時、運動時ともに心拍測定の精度は高め。ストレスや血中酸素などとの一括測定も可能です。
「オブ・ザ・イヤー」を受賞した一番の理由とは?
3万円台で充実の機能のZepp Health Corporation「Amazfit GTR 4」。コスパなら本機がNO.1です。
デュアルバンドアンテナでワークアウトを正確に記録
世界各国の6つの測位衛星に対応し、ランニングルートを正確に記録。距離の誤差もほぼありません。
体への負荷やVO2Max、疲労の蓄積を評価するPeakBeatsにより、ワークアウトの効率をアップしてくれます。
見た目は普通の腕時計なのに通話にも対応
Androidと連携した場合のみ、SMSとLINEの通知にアプリで設定した定型文で返信できます。
スマホとペアリングすれば、スマホを取り出さずに着信への応答や通話発信も可能。アプリでよく使う連絡先を登録できます。
バッテリーが長持ちで充電も速い
バッテリー残量と充電速度の比較
▼Amazfit GTR 4
- 100%から24時間使用:96%
- 0%から30分充電:57%
▼Apple Watch 8
- 100%から24時間使用:39%
- 0%から30分充電:45%
▼Pixel Watch
- 100%から24時間使用:7%
- 0%から30分充電:62%
Zepp Health Corporation「Amazfit GTR 4」は、1日使用してもバッテリーの減りは10%以下。30分充電すれば2〜3日は使用できるタフネスぶりです。
ここはちょっと気になる
クラウンでのスクロールはなめらかなものの、押し込んで決定ができないため、必ずタッチ操作が必要です。
Wi-Fi接続だけではAlexaが利用できません。
以上、「家電批評 オブ・ザ・イヤー2022」のベスト30にランクインした、Apple「Apple Watch Ultra」とZepp Health Corporation「Amazfit GTR 4」の紹介でした。機能とコスパ、スマートウォッチをお好きな方で選んではいかがでしょうか。
引き続き、ベストだった製品をご紹介していきますので、お楽しみに!
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