2022年のベストバイを発表! 「家電批評 オブ・ザ・イヤー」を解説
2022年も『家電批評』はさまざまな家電製品をテストしてきました。そこで1年の締めくくりとしてテストしてきた製品を振り返り、絶対におすすめしたいものをピックアップ。「家電批評 オブ・ザ・イヤー」として発表します。
この1年頑張った自分へのご褒美にも、大切な人へのギフトにもおすすめなベスト家電カタログです!
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今回は、「家電批評・オブ・ザ・イヤー2022」においてベスト30にランクインしたシャープ「KI-PX100」。広範囲のホコリもニオイも逃さない、リビング用の空気清浄機の決定版です。
シャープ「KI-PX100」
シャープ
KI-PX100
実勢価格:8万600円
サイズ・重量:W42.7×D34.5×H70㎝・約16kg
適用畳数:46畳
フィルター交換目安:10年
その他:加湿機能、イオン放出、スマホで操作
▼テスト結果
- 吸引力 :19点/20点
- 脱臭力 :19点/20点
- センサー :14点/15点
- 稼働音 :7点/10点
- 使いやすさ:22点/35点
- 合計 :81点/100点
シャープ「KI-PX100」は適用畳数が広いリビング用の空気清浄機6製品の比較テストにおいて、吸引力が98.2%と1位、脱臭力が95%で3位、センサーの反応のよさは1位と、メインの空気清浄機能が頭ひとつ抜けて優秀でした。
「オブ・ザ・イヤー」に選ばれた理由とは?
高性能センサーで花粉までしっかり吸引。脱臭力テストでもトップクラスでした。
プラズマクラスターNEXTを搭載
1㎥あたり50000個の高濃度イオンを放出するプラズマクラスターNEXT。この数値は同社史上最高濃度で、付着ウイルスの作用や静電気を抑える、タバコ付着臭の分解・除去の効果があるとされます。
近未来的なパネルでおしゃべりするのも面白い
大きめのパネルに、白色の光るボタンが浮かび上がります。しかも「空気の汚れ、見つけました」などの音声で使用状況やお手入れ時期を知らせてくれます(音量を切ることも可)。日本語表記で操作しやすく、別途スマホアプリを使えば、本体に触らずとも操作が可能。近未来を感じさせる演出です。
比較項目1:吸引力
やっかいな花粉をほとんど除去!
強モードで運転させたあと、疑似花粉を吸込口から10cmの位置で散布・落下させて吸引力をテストしたところ、除去率は98.2%と高い数値を示しました。
テストはリビング用の6製品に加えて個室用の6製品もテストしましたが、その全12製品で1位の成績です。写真でも、稼働後は紫色の疑似花粉がほとんど見当たりません。花粉やホコリが気になる人には、ぜひオススメしたい機種です。
比較項目2:脱臭力
タバコ5本分の煙を15分でほぼ除去!
アクリルボックス内をタバコ5本の煙で満たして調べた脱臭力検証ではアセトアルデヒドがわずかに残ったものの、15分でニオイの成分のほとんどを除去できました。リビングは家族みんなが利用するためさまざなニオイが漂いますが、これを素早く除去してくれます。
比較項目3:センサー
花粉は3mからの距離でもセンサーが反応
ホコリやスプレーには、3mの遠さからでもセンサーが反応。反応時間もホコリは3秒、スプレーは23秒と速めでした。また、花粉にも3mからの距離でセンサーが反応。全12機種の中で花粉に反応したのは、本製品とブルーエアの製品だけでした。
比較項目4:稼働音
強運転時でも普通の声程度の騒音レベル
稼働音は最もうるさい「強」運転時でも63.5dB。これはリビング用6製品中では5位ですが、騒音としては人の普通の話し声レベルです。一方、最も静かな「静音」運転時は44dBと、ささやき声のレベルなので、睡眠時に稼働しても音が気になりません。
比較項目5:使いやすさ
給水
タンクはハンドル付きで給水や手入れが意外とラク
給水タンクは本体側面から取り出す方式。取り外し時はハンドルがパッと開き、タンクがすんなり取り出せる点は好印象。このハンドルはタンクを自立させるためのスタンドにもなるため、大型の給水タンクながら水の補給がしやすくなっています。また、給水口は75mmと広くて水が入れやすいうえ、内部の掃除もしやすいです。
比較項目5:使いやすさ
掃除
フィルターを自動で掃除! お手入れがかなりラク
背面の吸込口の中にあるプレフィルターが動いて、たまったホコリを自動で掃除。下部のダストボックスにためてくれるという超便利な機能も搭載。ダストボックスのゴミ捨ては約6カ月に1回でOKなので、ほったらかしでも高い集じん機能が持続します。
フィルターやカートリッジの交換
機能盛りだくさんなので交換するパーツも多め
便利機能が多い分、お手入れや交換するパーツは多めです。本体、センサー部、加湿フィルター・トレーは約1カ月に1回、プラズマクラスターイオン発生ユニットやダストボックスは6カ月に1回の掃除が必要。交換もAg+イオンカートリッジが1年ごと(990円)、加湿プレフィルター寿命が1カ月ごと(1100円・6枚入り)など、それなりのランニングコストが必要です。
アプリ
本体に触れずに手元で操作!外出先からでも動かせる
スマホに「COCORO HOME」アプリをインストールすれば、本体に触れずに電源オンオフや運転モードの切り替えなどができます。外出先からも操作できるので、帰宅直前に稼働させておくなど便利に使えます。屋外と室内の空気情報を取得して、最適な運転を自動で選択することも可能です。
空気清浄機能のほかに、加湿機能やイオンを発生するプラズマクラスター機能を搭載したシャープ「KI-PX100」。さらに日々のメンテナンスが軽減するプレフィルターの自動掃除機能も他の製品にはない大きな魅力です。
マイナスポイントを挙げるとすれば、掃除箇所や交換パーツが多いこと、本体が大きめで重いこと、高額なことです。高性能・多機能であるゆえの弱点ともいえますが、自分だけでなく家族全員の体調を考えるならおすすめです。
以上、「家電批評 オブ・ザ・イヤー2022」のベスト30にランクインしたシャープ「KI-PX100」の紹介でした。引き続き、ベストだった製品をご紹介していきますので、お楽しみに!
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