2022年のベストバイを発表! 「家電批評 オブ・ザ・イヤー」を解説
2022年も『家電批評』はさまざまな家電製品をテストしてきました。そこで1年の締めくくりとしてテストしてきた製品を振り返り、絶対におすすめしたいものをピックアップ。「家電批評 オブ・ザ・イヤー」として発表します。
この1年頑張った自分へのご褒美にも、大切な人へのギフトにもおすすめなベスト家電カタログです!
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今回は、「家電批評・オブ・ザ・イヤー2022」の個室用空気清浄機部門で選ばれた、ダイソン「Dyson Purifier Humidify +Cool Formaldehyde(PH04 WG)」です。
ダイソン「Dyson Purifier Humidify +Cool Formaldehyde(PH04 WG)」
ダイソン
Dyson
Purifier Humidify +Cool Formaldehyde(PH04 WG)
実勢価格:8万5779円
サイズ・重量:W31.2×H92.3×D31.2㎝・8.21kg
適用畳数:12畳
フィルター交換目安:約1年(最大風量で1日12時間使用の場合)
その他:加湿機能、スマホで操作
▼テスト結果
- 吸引力 :14点/20点
- 脱臭力 :20点/20点
- センサー :10点/15点
- 稼働音 :7点/10点
- 使いやすさ:24点/35点
- 合計 :75点/100点
「Dyson Purifier Humidify +Cool Formaldehyde(PH04 WG)」。個室用の空気清浄機6製品の比較検証でベストバイになった製品。脱臭力1位、吸引力2位、センサー1位と、かなりの高評価でした。
また、使いやすさの項目では、空気清浄のほか、加湿や扇風機の機能も持ち合わせており、付加機能の面では他製品より頭1つ抜けている印象。しかも、空気清浄は空気質グラフやVOCなどを測定できるうえ、加湿は除菌機能も搭載していて至れり尽くせりです。
本体に操作パネルはなく、リモコンかスマホで操作
細かい操作はリモコンかスマホアプリで行います。リモコンは本体の天面に磁石で付けられるので便利です。
LCDディスプレイに空気の状態を表示
VOC(揮発性有機化合物)濃度
空気質グラフ
本体についている円形のLCDディスプレイには、空気質やVOCといった室内の空気の状態が表示されます。解像度が高く色も鮮やかなので、小さくても視認性は高めです。
大きなHEPAフィルターがハウスダストなどを除去
本体の下部には、半円形のグラスHEPAフィルターと活性炭フィルターが2個ずつ付いています。サイドのボタンを下にスライドさせるだけで簡単に取り外せます。
「オブ・ザ・イヤー」に選ばれた理由とは?
一番の理由は、タバコの悪臭も完全に消せる消臭力。次の理由としては、ディスプレイの視認性がよく、わかりやすいことが評価されました。
比較項目1:吸引力
花粉の除去率は70.4%となかなかの数値をマーク
最大風量のモードで運転させてから疑似花粉を散布。吸込口近辺の瞬発的な吸引力の傾向をテストしたところ、稼働後の擬似花粉除去率は70.4%をマークしました。個室用の6製品中では2位の成績で、吸引力はなかなかの性能といえます。
比較項目2:脱臭力
イヤなタバコの悪臭も完全に消せる!
アクリルボックス内でタバコ5本を発煙させ、最強モードで運転。15分後のガス濃度を測定しました。
タバコの煙を充満させたアクリルボックス内で15分間運転させたところ、アンモニア、アセトアルデヒド、酢酸といった成分の数値は、なんとすべてゼロになりました。一人部屋でタバコのほか汗、ペット、食べ物などのニオイが気になるときは最適です。
比較項目:センサー
3mも離れたところからでも20秒以内に反応
自動モードにしてから一定距離でホコリ、スプレー、花粉を発生させて運転モードが切り替わる距離や時間を測定。ホコリやスプレーは3mの遠さでも反応し、反応時間も19秒(ホコリ)、14秒(スプレー)と速め。センサー感度は良好で、仕事や勉強に専念できます。
比較項目5:使いやすさ
給水
タンクは5Lと大容量で自動で除菌もできて衛生的
本体の最下部にあるタンクは5Lと大容量で、最大36時間も加湿も可能。大容量の給水タンクで水の交換頻度が少なくなるのは助かります。
タンクは手前に引き出してからハンドルを上げれば、シンクまで持ち運んでいくのもラクチンです。タンク内の水はUV-Cライトで除菌されるうえ、抗菌・防カビ作用を持つ加湿フィルターを通すので衛生的なのもうれしいポイントです。
比較項目5:使いやすさ
風向
風向きが前後左右に変えられ扇風機としても使える
浄化・加湿された空気は、本体上部・楕円形部分の左右にあるルーバーから吹き出します。リモコンやスマホアプリのスウィングボタンを押すと、このルーバー部分が左右に動くため、空気清浄後の風が部屋の広範囲に届けられます。
また、涼風を出すこともできるため、暑い日は扇風機の役割も果たします。首振り角は0〜90度、風量は1〜10と細かい設定が可能。スリープタイマーボタンを押せば30分〜8時間の電源オフが可能で、就寝後の自動停止もできます。
送風方向を本体の後ろ側に変えることも可能。寒い時期には涼しい風を前にいる人に当てないようにできます。
比較項目5:使いやすさ
アプリ
スマホがリモコン代わりに!室内の温度・湿度も確認できる
手持ちのスマホに「Dyson Link」アプリ(利用には無料の会員登録が必要)をインストールしておけば、リアルタイムで空気の汚れ具合や湿度が見られます。
また、風量や送風方向などのコントロールもできるので、操作のためにいちいち本体へ近づく必要はなし。このほか加湿機能のお手入れ時期、空気清浄フィルターの交換時期なども知らせてくれます。スマホ所有者なら、より便利に活用できます。
ダイソン特有の唯一無二であるデザインもさすがの「PH04」。所有欲を満たしてくれるだけでなく、遊びに来てくれた友人に自慢したくなるほどです。ただしサイズが大きくて存在感があるため、購入する場合は、実際に置けるかどうか事前に実物を確認したほうが無難です。
以上、「家電批評 オブ・ザ・イヤー2022」の個室用空気清浄機部門で選ばれた、ダイソン「Dyson Purifier Humidify +Cool Formaldehyde(PH04 WG)」の紹介でした。引き続き、ベストだった製品をご紹介していきますので、お楽しみに!
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最強モード時の稼働音も55dBと優秀でした。