2022年のベストバイを発表! 「家電批評 オブ・ザ・イヤー」を解説
2022年も『家電批評』はさまざまな家電製品をテストしてきました。そこで1年の締めくくりとしてテストしてきた製品を振り返り、絶対におすすめしたいものをピックアップ。「家電批評 オブ・ザ・イヤー」として発表します。
この1年頑張った自分へのご褒美にも、大切な人へのギフトにもおすすめなベスト家電カタログです!
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今回は、「家電批評・オブ・ザ・イヤー2022」の軽量・コンパクト高圧洗浄機部門で選ばれた、ボッシュ「EA110」です。
ボッシュ「EA110」
ボッシュ
EA110
実勢価格:1万1600円
サイズ・重量:W38.0×D15.5×H29.0cm・3.8kg
動力:モーター式
給水方式:水道直結式、自給式
常用吐出圧力:非公表
最大許容圧力:10.5MPa
常用吐出水量:非公表
最大吐出水量:330L/h
消費電力:1300W
圧力ホース長:6m
電源コード長:5m
水道代(10分間):8.9円
電気代(10分間):4.5円
▼テスト結果
総合得点 | 汚れ落ち | 使用準備 | 使い勝手 | 取り回し | 水道代 | 電気代 | 収納性 | 静音性 | 付加価値 |
85/100点 | 29/30点 | 9/10点 | 18/20点 | 4/5点 | 3/5点 | 3/5点 | 12/15点 | 3/5点 | 4/5点 |
総合評価:A
ボッシュ「EA110」は高圧洗浄機4製品の比較検証でベストバイになった製品。汚れ落ちと使い勝手で他製品を制し、収納性でも高評価でした。
汚れ落ちは、地面、壁面、苔の3カ所の汚れをすべてをきちんと落とせており、厚めにこびりついていた苔も吹き飛ばしてしまいました。
▼ノズルの種類と水流
【ロータリージェット】
・水流
【450ml フォーム】
・水流
【バリオジェット】
・水流(LOW)
・水流(MID)
・水流(HIGH)
ボッシュ「EA110」は最大吐出圧力が10.5MPaと他製品より高いため、これも好結果につながったといえます。
ボッシュ「EA110」の勝因は、洗浄能力だけではありません。検証機の中では最多の3種類のノズルを同梱。本製品を購入するだけで家の外まわりから洗車までまかなえる点も勝利の要因となりました。
実は他のメーカーも洗車まで想定した複数のノズルを同梱している製品があるのですが、ほとんどは高額な上位機。それを1万円台で提供しているボッシュ「EA110」はコスパの面でも優秀です。
弱点は水道・電気代と静音性がやや劣ることですが、これも許容範囲です。
高い洗浄性能に充実したアタッチメント、良好な収納性と、ボッシュ「EA110」は初心者が初めての高圧洗浄機として買うのに最適の一台といえます。
「オブ・ザ・イヤー」に選ばれた理由とは?
一番の理由は、検証した高圧洗浄機のなかで随一の汚れ落ち性能ということ。それに付属品数が豪華なのも魅力です。
【汚れ落ち】高い本体性能とノズルの力で汚れがきれいスッキリ
検証で使ったのは、洗浄能力が高いロータリージェットノズル。本体の吐出圧力の高さもあいまって、3カ所すべての汚れをきれいに落としました。特に苔の落ち方は圧巻。厚く覆われていた苔だけでなく、その下もスッキリ汚れが落ちていました。
▼地面のビフォーアフター
表面の砂がなくなって床の白さが戻りました。
▼壁面のビフォーアフター
濃い黒ずみもきれいに取れています。
▼苔のビフォーアフター
厚めの苔もごっそり吹き飛ばしました。
【準備】高圧ホースの接続はガンも本体も挿すだけ
高圧ホースの先端はプラグ式になっていて、ガン側も本体側もプスッと挿し込むだけで接続できます。取り外しも、近くのレバーを倒して引き抜くだけと簡単です。
【使い勝手:1】ガンホルダーがあるので地面に置かなくて済む
本体側面にはガンホルダーを搭載。ランス付きの長いガンも安定して収まり、立ったままスッと挿して作業を中断できます。ホルダーがない製品とは異なり、中断時にガンを地面に置かなくて済むのはうれしいです。
【使い勝手:2】グリップ付きのトリガーで放水時も握りやすい
トリガー中央部にグリップがあり、他製品よりも握りやすいのが特徴。一方でトリガーのストロークが深く、反発力も強めなため、握り込むのにはやや力を要します。
【取り回し】電源コードが本体上から伸びていて動かしやすい
ボッシュ「EA110」は電源コードが上部から伸びているため、本体移動時のコードの取り回しが良好。本体下部から電源コードが出る製品はコードの根元近くが地面に擦れて傷みがちですが、ボッシュ「EA110」ならその心配が少ないです。
【収納性】パーツ一式が本体にすべて収まる
ボッシュ「EA110」は、ガンホルダーに電源コード、本体の持ち手にガン、中央下部の空間に高圧ホース、背面に3種類のノズル+ランスと、高圧洗浄機側の全パーツがすべて収まる考え抜かれた設計になっています。
もちろん、本体自体もコンパクトで収納性は抜群。全ノズルを本体に収納しておけるので交換もしやすく、使い勝手の面でも優れています。
ここが残念:高圧ホースの収納場所が狭くてやや入れにくい
収納性が抜群にいいボッシュ「EA110」。ところが高圧ホースだけはホース自体が硬めなのと収納場所が想像以上に狭いこともあって、ちょっと入れにくいのが難点。慣れるとすんなり収められるようになりますが、それまではストレスかもしれません。
以上、「家電批評 オブ・ザ・イヤー2022」の軽量・コンパクト高圧洗浄機部門で選ばれた、ボッシュ「EA110」の紹介でした。引き続き、ベストだった製品をご紹介していきますので、お楽しみに!
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