家電 アイリスオーヤマふとん乾燥機の前回ベストバイと新製品を徹底比較!

過去に何度も本誌『家電批評』でテストしてきたアイリスオーヤマのふとん乾燥機。

そんな中で、『家電批評』2021年1月号のふとん乾燥機テストに登場し、現時点のベストバイとして君臨するのが、同社の「KFK-401」です。

アイリスオーヤマふとん乾燥機の前回ベストバイと新製品を徹底比較! イメージ

あたため性能と乾燥性能で高評価を獲得。「即寝のおとも」と称されました。

今年10月発売のアイリスオーヤマ最新ふとん乾燥機の実力は?

今年10月発売のアイリスオーヤマ最新ふとん乾燥機の実力は? イメージ
 

アイリスオーヤマ
ふとん乾燥機 カラリエColors FK-RD1
実勢価格:1万9580円

サイズ(ホース折りたたみ時):W15.5×D26×H33.5cm
重量:3.4kg
電源コード長:1.9m
タイマー:15、30、60、120、180分

ということで今回は、アイリスオーヤマの最新機種「FK-RD1」の2022年10月31日発売に伴い、前回ベストバイの「KFK-401」の性能と比較をしながら、検証を実施しました。

両製品の決定的な違いはノズル(本体から伸びるホース)の数。「KFK-401」はノズルが2本(ツインノズル)なのに対して、「FK-RD1」はノズルが1本(シングルノズル)です。

単純に考えて、あたため性能には差が出そうですね。ノズルが1本だと心もとないような……?

それでは、使い勝手や収納性も加味したうえで、新製品「FK-RD1」の実力をチェックしていきましょう!

家電 テスト1:準備の手間はどのくらいか?

結果:両製品とも電源を入れてすぐに使えます!
 

結果:両製品とも電源を入れてすぐに使えます!  イメージ

ふとん乾燥機の初心者さんにとっては、実際に稼働させるまでの手間が気になるところですよね?

今回比較した両製品はどちらも本体を電源に接続し、ノズルを伸ばして布団内に入れたらすぐに使用可能です。

新製品はモード設定がさらにシンプル化!

新製品はモード設定がさらにシンプル化! イメージ

新製品「FK-RD1」はモード設定がシンプルで、ボタン操作に迷いません。

AUTOボタンを押すと冬→夏→あたため→ダニとモードが変わるので、季節にあわせて選択し、スタートボタンを押すだけです。

前回ベストバイ「KFK-401」と比べ、「FK-RD1」の方が起動操作がさらにシンプルになっているため、より手間が少ないと言えます。

5段階の運転時間設定や、3段階の温度設定も手動でで調節できます。

一般住環境への適応性は両製品ともに優秀!

一般住環境への適応性は両製品ともに優秀! イメージ

電源コードの長さは両製品ともに1.9mと必要十分。ふとんやベッドのまわりにコンセントがない家庭でも、活用できる場合が多いです。

ちなみに、新製品「FK-RD1」使用時の音量は非常に静か。次の動画内でも家の外を通る車の走行音のほうが大きいのがわかります。

また、筆者宅では同室で犬を飼っていますが、すやすやと眠ったときに使用しても、音量で目を覚ますことはありませんでした。

建部博
MONOQLO編集長/家電批評統括編集長
建部博 のコメント

高齢の義母に実使用してもらいましたが、直感的な操作で迷う点はありませんでした。

家電テスト2:使わないときに邪魔にならないか?

結果:新製品はすっきりボディで部屋の隅に置いても違和感なし!
 

結果:新製品はすっきりボディで部屋の隅に置いても違和感なし!  イメージ

この手の製品のよくある悩みといえば、使用していないときに収納スペースを食うことですよね。

その点で言えば、新製品「FK-RD1」は従来製品に比べてコンパクトで、配慮が行き届いています。

「FK-RD1」の本体サイズは、過去ベストバイ「KFK-401」と比べて奥行が約5cm長いものの、幅と高さはコンパクトです。寝かせた状態ならベッドの下などに収納することも可能。部屋の隅に置いておいても邪魔になりません。

持ち手があるので移動も楽チン。電源コードを束ねた状態でホルダーにセットできるのも高評価です。

家電テスト3:肝心のあたため性能はどうなのか?

結果:「KFK-401」に比べて新製品はやや熱ムラがありました
 

「KFK-401(過去ベストバイ)」のテスト結果は?

「KFK-401(過去ベストバイ)」のテスト結果は? イメージ

全体的に赤く、熱ムラが少ないことがわかります。ノズル吹き出し口の周囲温度が60℃近くまで上がり、かなり高温でした。

ふとん内頭側(写真左側)、足元(写真右側)まで50℃以上を記録。非常に優秀な検証結果となりました。

「FK-RD1(新製品)」のテスト結果は?

「FK-RD1(新製品)」のテスト結果は? イメージ

足元(写真右側)まで温風が行き渡らず、32℃程度。サーモカメラの色からもわかるとおり、熱ムラが見られました。

暖まっている箇所で40〜50℃と、「KFK-401」に比べて全体的に温度が上がりきりませんでした。上記のように同じ20分間の運転でも、両者には10℃近い差がでた箇所がありました。

やはり「FK-RD1」はシングルノズルである点、また「KFK-401」よりもやや風量が弱い点が要因と考えられます。

▼あたため性能のテスト方法
取扱説明書に従い、両製品をふとんにセット。寝る直前に使用することを想定し、両製品とも「あたためモード」にて運転開始し、20分間稼働させ、サーモカメラで温度の変化をチェックしました。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

「FK-RD1」でも暖かく感じると思われますが、冬場の実使用を考慮すると足元も十分あたたまってほしいです。

家電テスト4:乾燥性能はどちらが優れているのか?

結果:ふとん乾燥性能は両製品ともに優秀!

もうひとつの決め手である乾燥性能については、次の画像のように敷布団を部分的に濡らしてテストを実施しました。

結果:ふとん乾燥性能は両製品ともに優秀! イメージ

▼乾燥性能のテスト方法
敷布団の頭・中央・足元・裏(中央)4箇所を一定条件で湿らせ、サーモレコーダーを湿らせた箇所に設置し、取扱説明書に従って両製品をふとんにセット。掛け布団をかけて、製品を運転・サーモレコーダーの記録を開始しました。

「KFK-401(過去ベスト製品)」のテスト結果は?

「KFK-401(過去ベスト製品)」のテスト結果は? イメージ

運転モード「冬」で運転したところ、表側の3箇所は15分程度で、裏側は30分程度でカラカラといえるレベルまで湿度が下がりました。
(60分時の表側3箇所の平均湿度:8.0%/裏側:25%)

「FK-RD1(新製品)」のテスト結果は?

「FK-RD1(新製品)」のテスト結果は? イメージ

運転モード「冬」で運転したところ、「KFK-401」と比べて足元の乾燥速度がやや遅いことがわかりました。

ただし、裏側の乾燥速度は過去ベストバイ『KFK-401』超え。テスト開始60分経過時の裏側の湿度が「KFK-401」が25%だったのに対し、「FK-RD1」は18%という結果でした。

また、敷布団全体については、およそ40分程度で十分乾燥したと判断できました。
(60分時の表側3箇所の平均湿度:10.7%/裏側:18%)

全体が乾くまでの所要時間は「KFK-401」が30分で「FK-RD1」が40分

両製品とも頭側、また中央付近は数分で乾燥できましたが、新製品「FK-RD1」は足元の乾燥速度がやや遅かったことが若干の差につながりました。

これは、あたため性能テストの結果と同様に温風が足元までいきわたるのに時間を要したからだと考えられます。また、シングルノズルである点以外に、定格出力のパワー差(KFK-401:1000W/FK-RD1:780W)も要因のひとつかもしれません。

ということで、両者の乾燥の進み具合には特徴がありましたが、ふとん乾燥性能としては大差があるとまでは言えません。

手軽にあたため・乾燥を行えるふとん乾燥機の入門製品として「FK-RD1」を選ぶのは十分アリと言えます。

家電【まとめ】性能は必要十分な新製品! 使い勝手の良さはベストバイに値します!

【まとめ】性能は必要十分な新製品! 使い勝手の良さはベストバイに値します! イメージ
【まとめ】性能は必要十分な新製品! 使い勝手の良さはベストバイに値します! イメージ2

アイリスオーヤマ
ふとん乾燥機 カラリエColors FK-RD1
実勢価格:1万9580円

サイズ(ホース折りたたみ時):W15.5×D26×H33.5cm
重量:3.4kg
電源コード長:1.9m
タイマー:15、30、60、120、180分

▼FK-RD1(新製品)のテスト結果

総合評価 使い勝手 収納性 あたたまり方 乾燥力
A+

▼KFK-401(前回ベストバイ)のテスト結果

総合評価 使い勝手 収納性 あたたまり方 乾燥力
A+

さらに、新製品「FK-RD1」のよかった点と残念だった点をまとめました。

▼FK-RD1(新製品)のよかった点

  • シンプルな操作が可能で、準備も簡単
  • 使わないときの収納性が高く、部屋に出しておいても違和感がない
  • 乾燥性能はツインノズルと大差がなく、優秀

▼FK-RD1(新製品)の残念だった点

  • ふとんのあたためにはムラがある

テスト結果のとおり、新製品「FK-RD1」と前回ベストバイ「KFK-401」の間には、やはりシングルノズルとツインノズルの差があることがわかりました。

【まとめ】性能は必要十分な新製品! 使い勝手の良さはベストバイに値します! イメージ3

特にあたため性能テストにおけるふとん内の熱ムラについては明らかな差がありました。

しかし、シングルノズルの「FK-RD1」の性能が低いかと言えば、そんなことはありません。むしろシングルノズルなのに一定のあたため性能を備えており、乾燥性能ついてはツインノズルと大きな違いはありません。

さらに、「KFK-401」と同様、先端が三方に広がる立体ノズル構造なので、風を送り届ける能力は高いです。

【まとめ】性能は必要十分な新製品! 使い勝手の良さはベストバイに値します! イメージ4

また、ノズルや電源コードの必要十分な長さシンプルな操作性高い収納性で使い勝手などの面でも高評価を獲得しました。

【まとめ】性能は必要十分な新製品! 使い勝手の良さはベストバイに値します! イメージ5

これらを踏まえ、前回ベストバイ「KFK-401」の実勢価格(2万8080円)を考えれば、新製品「FK-RD1」はコスパ面でも非常に魅力的な製品だといえますね。

騒音に敏感な3歳児にも好評でした

騒音に敏感な3歳児にも好評でした イメージ

筆者宅の使用では、寝付きの悪い3才の息子がお気に入りになりました。

ノズル付近の温度が60℃を超える「KFK-401」よりも安心して使える印象です。またあたため性能における「KFK-401」との差も、実使用している分には大きな問題とは感じませんでした。

たしかに足元はテストの数値どおりやや冷えが残っていますが、上半身の暖かさが続くうちに慣れていくようです。

以上の点から、アイリスオーヤマのふとん乾燥機新製品「FK-RD1」は、手軽に使用できるふとん乾燥機のベストバイと評価できるという結論に至りました。

特にこれまでふとん乾燥機を使用したことがない人にとっては、ベストな選択となるといえますね!

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