スパイスカレーが簡単に作れるテクニックって？
スパイスを使った本格的なカレーって美味しいけど、作るのは難しそうだと思っていませんか？ でも、実は難しい技術は不要。炒めて煮るだけで作れちゃうんです。
そこで、『MONOQLO』ムックの「スパイスカレーの便利帖」から、素材に合わせたスパイスの黄金比や人気店のプロ直伝のレシピなど、自宅で簡単に作れるスパイスカレーのテクニックを教えます。
人気店「SPICY CURRY 魯珈」のレシピを公開！
▼「SPICY CURRY 魯珈」公式Twitter
席数は7席、オープンは平日のみ、記帳制の行列はオープン前に締め切り！ そんなレア感も相まって「食べたいのに食べられない」という噂の「SPICY CURRY 魯珈（ろか）」。
そんな声に応えて、店主の齋藤さんがカレーを愛するみなさんのために、人気のレシピを大公開してくれました。
今回は、「アサリ出汁キーマカレーのレシピ」を紹介します。
「アサリ出汁キーマカレー」の作り方
海鮮はとにかく下処理が面倒。だから、カレーを作るなら具材は肉にするという人が多いと思います。
そこで、まったく手をかけずに、でも確実においしいレシピを体験してほしいと思い、過去にお店で人気だったこちらを提案してみました。
スパイスを集めるだけでも大変なので、気軽な具材を選んでハードルを下げる作戦です。
＜材料＞※3〜4人分
- アサリむき身（冷凍）……150g
- 鶏ももひき肉……300g
- たまねぎ……1/2個
- にんにく（すりおろし）……大さじ1/2
- しょうが（すりおろし）……大さじ1/2
- ココナッツミルク……100㎖
- 水……200㎖
- サラダ油……大さじ3
- シナモン…… 1片（4㎝）
- マスタードシード……小さじ1
- コリアンダーシード……小さじ1
- クミンシード……小さじ1
- カスリメティ……適量
A
- コリアンダー……大さじ2
- クミンパウダー……大さじ1
- レッドペッパー……小さじ1
- 粗びき黒こしょう……小さじ1
- ターメリック……小さじ1
- フェヌグリークパウダー……小さじ1
- 塩……小さじ1
＜作り方＞
1：油でスパイスを炒める
フライパンにサラダ油とマスタードシードとシナモンを入れたら、弱火で加熱します。
2：さらにスパイスを加える
マスタードシードがパチパチと弾けてきたらコリアンダーシードを入れ、軽く炒めたらクミンシードを入れて炒めます。
3：にんにくとしょうがを加える
スパイスから気泡が出たら、にんにくとしょうがを入れて炒めます。
4：たまねぎを加える
にんにくとしょうがの香りが立ってきたら中火にし、みじん切りにしたたまねぎを加えて炒めます。きつね色になるまで10分ほど炒めましょう。
5：アサリを加える
アサリを入れて軽く炒め合わせたら、水を加えて弱火で煮ます。アサリのうまみを引き出します。
6：鶏ひき肉を加える
鶏ひき肉を加え、ほぐしながらしっかりと火を通します。
7：パウダースパイスと塩を加える
Aを加え、スパイスの香りが立つまでさらに炒めます。パウダースパイスにも火を通しましょう。
8：ココナッツミルクを加える
ココナッツミルクを加え、ひと煮立ちしたら火を止める。ごはんと一緒に器に盛り、カスリメティをふりかけます。
ポイント：ココナッツミルクでコクと甘さを補強
ココナッツミルクはコクと甘さがあるのに、くどくないのが魅力。味に奥行きが出て、何倍もおいしく感じるはずです。
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さいごに
以上、SPICY CURRY 魯珈の人気レシピ「アサリ出汁キーマカレー」の紹介でした。
ラーメンでよく使う魚介と肉のダブルスープをカレーに応用。アサリのうまみを鶏肉が引き込んで、よりおいしさが跳ね上がります。
スパイスカレーというと、作るハードルが高いとか、難しそうという人が多くいますが、慣れてきたら「肉野菜炒めにスパイスを入れる」くらいの感覚で作れちゃうと思います。
今回のレシピも一見難しそうに見えるかもしれませんが、やってみると拍子抜けしちゃうくらいラクちん。強いていえば、「スパイスを買う」ことがいちばんのハードルかもしれません。
近所のスーパーで全部そろえるのは難しいかもしれないけれど、最近はインターネットでほとんどのスパイスが手に入ります。スパイスを買えばおいしさが約束されているのだから、ぜひそこはがんばってください！
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すべてのカレーを愛している私は、固形ルーも大好き。でも、スパイスカレーの香りの華やかさには勝てないと思います。香りが重要な料理なので、作りたてを食べるのがベスト。時間が経つほど、スパイスの香りが落ち着いてしまうんです。できたてのおいしさには、どんな名店も敵いません。まずは騙されたと思って、今回ご紹介したレシピで作ってみて。スパイスカレーの魔力から、きっと抜け出せなくなりますよ。