タフな環境でもバリバリ高速なWi-Fiルーターはどれ?
Wi-Fiルーターの性能は年々向上し、元の回線が高速で、接続するデバイスも多くない状況なら、それほど困ることもありません。ただ、現実ではそんな優良環境ばかりではなく、そうなってくるとWi-Fiルーターの性能にも差が出てきます。
その中でも、今回は「同時接続」に注目し、Wi-Fiルーターのテストを行いました。その結果、総合ランキングで1位となったバッファロー製品がさすがの実力を発揮。それでは、テスト結果を御覧ください。
▼総合ランキング記事はコチラ
【速いWi-Fi】失敗しない選び方、「ルーター」おすすめランキング10選[2018年最新]
ランキング1位のベスト機種が同時接続で強みを発揮しました!
BUFFALO
トライバンドWi-Fiルーター
AirStation WTR-M2133HP
実勢価格:2万1492円
サイズ・質量:W231×H231×D70mm・約970g
USBインターフェース:USB 3.0 TypeA ×1
準拠規格(最大転送速度):IEEE802.11ac(866Mbps)、11n(400Mbps)、11a/g(54Mbps)、11b(11Mbps)
同時接続テストで1位を獲得したのがこちらのBUFFALO期待の新製品。ほとんどの製品が通信速度を50%以上減衰させる中、減衰なしで通信可能という驚異的な結果を残しました。
一つの通信帯域だけでも好成績な上、通常のルーターよりも使える通信帯域が1つ多いトライバンド対応なので、端末を一度にたくさんつなぎたいなら、断然本製品がオススメ。ルーターらしくないオシャレなデザインも良いですね。
5GHz専用の可動式アンテナを搭載。従来のルーターはアンテナごとに帯域を割り振っていませんでしたが、本製品は5GHzの電波を狙ったところに飛ばせます。
接続機器を判別する「機器判別機能」に対応しており、通信の混雑状況を判別して空いているバンドへの誘導することもできます。
3階建ての一軒家でも複数の機器を同時接続。範囲が広いのも魅力です。
そして、ここからは実際にテスト数値をご紹介します。青が3mの距離で測定したダウンロード速度で、オレンジが8台を同時接続した際の速度です。その差が小さいほど、同時接続に強いと言えます。
複数台を同時に接続してもほとんど減衰がないという驚きの結果。一人で複数台の端末を使うという人にもオススメです。
減衰はあるが基本性能は高い
ELECOM
WRC-2533GST
実勢価格:1万1385円
単独で接続した場合に比べると速度自体は落ちるものの、5GHz帯での元々のスピードがあるため、かなりの速度を保つことができます。
◎2.4GHzでのテスト
◎5GHzでのテスト
優秀な部類ではありますが、バッファローには及ばず、2割ほど減衰がありました。
2.4GHzの速度はピカイチ
I-O DATA
WN-AX1167GR2
実勢価格:7050円
2.4GHz帯の通信速度と減衰率が非常に優秀だった一台。つながりにくい部屋にある端末でもストレスなくWi-Fiを利用できるようになりますよ。
◎2.4GHzでのテスト
◎5GHzでのテスト
大容量データのやり取りには強いとは言えませんが、つながらないストレスからは解放されます。
4位: 安価でありながら
減衰率30%は超優秀
NEC
WG 1200HS2
実勢価格:4800円
突出した数値はでなかったものの、2.4GHz帯でも5GHz帯でも安定した数値をマークしました。約5000円の安価なモデルとしては驚異的な性能と言えます。
◎2.4GHzでのテスト
◎5GHzでのテスト
50%減衰するものが多い中、30%台で収まるのは助かります。
5位: ミドルクラスとしては
合格点の性能です
BUFFALO
WHR-1166DHP3
実勢価格:7538円
BUFFALOのU1万円ミドルクラスモデルです。他の同価格帯やミドルクラスの機器が成績を大きく落としたのに対し、粘り強く結果を残しました。
◎2.4GHzでのテスト
◎5GHzでのテスト
減衰値が大きい、50%を超える製品は、動画視聴中の通信が安定しない傾向が強く、再生している動画がカクついたり、最悪の場合、読み込みが停止し端末との接続が切れてしまうこともありました。容量の大きな動画の読み込みや、連続しての動画の読み込みを行うことが家族で多いという人は安定性のある上位5機種がオススメです。