22年上半期は東芝が「洗濯機」と「冷蔵庫」の性能テストで1位に
『家電批評』2022年4月号と6月号では白物家電の王道である、冷蔵庫とドラム式洗濯機の比較テストの特集を組みました。
その結果、パナソニックやシャープ、日立を抑えて東芝が冷蔵庫と洗濯機の両方で1位を獲得。まさかの二冠に編集部も驚きを禁じ得ませんでした。中国Mideaグループの傘下に入った東芝の家電事業。白物家電の開発が快調に進んでいることがうかがえます。
そんなドラム式洗濯機の比較検証で1位になったのが、2021年9月に発売された東芝「ZABOON TW-127XP1」です。
洗浄効果を高めるウルトラファインバブルにマイクロバブルを組み合わせ、汚れの再付着も防止。結果、一番配点の高い洗浄力で高得点を叩き出しました。
それ以外の乾燥性能や使い勝手などでも順調に得点を稼ぎ、ほとんどのテストで上位にランクイン。総合力で力を見せつけ、2年前に雑誌『家電批評』で実施したドラム式洗濯機テストの第3位から王座を奪取しました。
なお、冷蔵庫のベストバイについては、こちらをご覧ください。
東芝 「TW-127XP1」を上半期ベストバイに選定した理由
東芝
TW-127XP1
実勢価格:24万1362円
サイズ・重量:W645×D720×H1060mm(給・排水ホース含む)・約89kg
ボディ幅:600mm
設置可能防水パン:奥行内寸520mm以上
▼テスト結果
洗浄力 | 乾燥力 | 生地傷みの少なさ | 電気代 | 使い勝手 | 合計 |
34 | 28 | 5.5 | 8 | 5 | 80.5 |
(40点満点) | (30点満点) | (10点満点) | (15点満点) | (5点満点) | (100点満点) |
ベストバイに選ばれた理由として、メリットとデメリットは以下のとおりです。
▼メリット
- 総合的に欠点が少ない
- 使い勝手で満点の結果
▼デメリット
- 電気代がやや高い
【使い勝手テスト】大型のタッチパネルが使いやすい
▼使い勝手の評価
モードごとに色が変わるタッチパネル表示が見やすく、直感的な操作が可能。また電源ボタンはタッチパネルではなく、物理ボタンで入/切も別々になっており、押したことがわかりやすく、使いやすいです。
- 合計:5/5点
【洗浄力テスト】どんな汚れもまんべんなく落とす優秀さ
【平均洗浄力:93.5%】
赤土・カレー・口紅の3種類の汚れをつけて洗濯し、汚れ落ちを比較しました。結果、汚れの跡がほとんとわからなくなるほど落ち、実力が確かであることが判明。2年前のテスト結果から、さらに洗浄力が向上していました。
【乾燥力テスト】厚手の服も完全に乾いた
乾燥力テストにおいて、生地が硬い・厚い衣類では乾燥が不完全になるケースが多い中、チノパンでポッケの内側に少し湿気を感じた以外、ほぼ完璧に乾きました。厚手のパーカーでもお手のものです。
日立とパナソニックの競合製品と比較
乾燥力を重視するなら日立「ビッグドラム BD-STX110G」
日立
BD-STX110G
実勢価格:23万9800円
▼テスト結果
- 総合:65.5点
- 評価:B
日立「BD-STX110G」は、乾燥テストでで6製品中で唯一満点の高得点を叩き出しています。東芝でもやや湿り気が残ったチノパンも完全に乾か背ていました。
また、「風アイロン」を使う標準コースでは、乾燥後のシワが他社製品より少ない傾向にあります。最高評価の乾燥力で選ぶならコレです。
一方、強力な乾燥機能の代償として電気代は最下位の評価。また、標準コースでは洗浄力が低いため、コースを変更する必要もあります。
温水洗浄や重視するならパナソニック「NA-LX129A」
パナソニック
NA-LX129A
実勢価格:31万8780円
▼テスト結果
- 総合:65点
- 評価:B
パナソニック「NA-LX129A」は、温水洗浄の汚れ落ちがで東芝を超える好成績。洗剤、柔軟剤に加えてオシャレ着用の洗剤も自動投入できるのも特徴です。標準コースでは電気代も安め。
ただし、標準コースではTシャツやブラウスすら満足に乾燥できません。なお乾燥が強力な「しっかりコース」ではほぼ完璧に衣類を乾かすことが可能です。
以上、『家電批評』2022年上半期ベストバイに選ばれたドラム式洗濯乾燥機、東芝「ZABOON TW-127XP1」の紹介でした。
ZABOONのハイエンドモデルは洗浄力も乾燥力も高く、使い勝手においては満点の成績で見事1位と、隙のない製品なので、おすすめです。
より詳しいテスト結果や他メーカーの製品の実力は、以下の特集記事を参考にしてください。
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