衣類乾燥除湿機は洗濯物の乾燥性能が高いものに注目!
室内干しをするときに、もはや欠かせない衣類乾燥除湿機。2022年上半期『家電批評』では、これまでも毎年商品テストを行ってきましたが、2022年は昨年までと比べて、より洗濯物の乾燥性能を重視したテストを実施しました。
その結果トップを獲得したのは、昨年のランキングでは下位に甘んじていたアイリスオーヤマ「KIJDC-N80-N」です。
洗濯物にサーキュレーターで風を当てながら除湿機でしめった空気を吸い込むことで「風が強い日の外干し」を室内で再現したのが本製品の強み。
また、操作パネルやタンクなどの使い勝手も良く、ユーザー目線の気配りが感じられます。電気代がややかかるのと、動作音が大きいのが弱点ですが、それを補ってあまりある唯一性です!
アイリスオーヤマ「KIJDC-N80-N」を上半期ベストバイに選定した理由
アイリスオーヤマ
KIJDC-N80-N
実勢価格:4万1800円
サイズ・重量:W33.4×D28.5×H73.9cm ・11.5kg
除湿能力:8.0L/日
ベストバイに選定した理由として、優秀ポイントと惜しかったポイントは以下のとおりです。
▼優秀ポイント
- 強力乾燥風と首振りで満遍なく乾かす
- 操作パネルがシンプルで操作しやすい
- お手入れや持ち上げての移動もラク
- サーキュレーター単体として使える
▼惜しかったポイント
- パワフルな分、電気代も高め
- 動作音も大きく夜間の使用にはやや厳しい
【衣類乾燥性能テスト】2時間で約90%の乾燥率! サーキュレーターで効率アップ
強力な風が首振り最大90°によって広範囲にあたるため、洗濯物全体が効率よく乾燥します。2時間の運転で平均89.6%と他製品よりも約10%も効率よく乾燥させました。他製品が苦戦した厚手のスウェットもバッチリ乾きました。また、もっとも本体に近い位置にあったタオルは1時間半で乾燥率100%と、かなり好スコアを記録。
▼衣類乾燥性能の検証結果
- 34/35点
【使い勝手】操作しやすくシンプル
サーキュレーター、除湿、首振り、タイマーでボタンが分かれているので、使いたい機能のボタンだけ押せばOKとシンプルでわかりやすいです。
▼使い勝手の検証結果
- 9/10点
【基本性能】フタを外さず水捨て可能
タンクはハンドル付きで取り外しがカンタン。また、フタは端だけ開くようになっているので、水を捨てるのもラクちんです。
▼基本性能の検証結果
- 14/15点
競合製品と比較
今回ベストバイに選んだアイリスオーヤマ「KIJDC-N80-N」と、競合製品を比較してみました。
アイリスオーヤマ「KIJDC-N80-N」:冷暖房の効率化にも
アイリスオーヤマ
KIJDC-N80-N
実勢価格:4万1800円
▼総合
- 85点
アイリスオーヤマ「KIJDC-N80-N」は、洗濯物の乾燥だけでなく、サーキュレーター機能で、空調の循環にも活躍してくれます。
シャープ「CV-PH140」:乾燥も消臭もなんでもこなす
シャープ
CV-PH140
実勢価格:7万1800円
▼総合
- 84点
シャープ「CV-PH140」は、機能性が高く、使い勝手もかなり良いですが、やや高価。万能な一台が欲しいならアリです!
コロナ「CD-WH1822」:ヒーター併用でカラッと乾く
コロナ
CD-WH1822
実勢価格:6万6880円
▼総合
- 83点
コロナ「CD-WH1822」は、送風とヒーターを駆使して洗濯物を乾燥します。サーキュレーター機能も搭載しています。
三菱電機「MJ-M120SX」:湿気を狙って乾燥させる
三菱電機
MJ-M120SX
実勢価格:3万6900円
▼総合
- 82点
三菱電機「MJ-M120SX」は、ムーブアイで洗濯物の状態を検知して効率よく乾燥します。昨年ベストバイの実力は健在でした。
以上、衣類乾燥除湿機の「2022年上半期ベストバイ、アイリスオーヤマ「KIJDC-N80-N」を紹介しました。「爆風」+「除湿」で唯一無二の乾燥力がおすすめの製品です。衣類乾燥除湿機の導入を検討している方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
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