マイクロフォーサーズでもボケ量は十分!
「スマホからミラーレスカメラへの乗り換え派」に捧げる当企画。前回は「乗り換える理由」について言及しましたが(こちらの記事です)、今回はスマホじゃ味わえない“ボケ”についてまとめました。
オリンパスのミラーレスに搭載されているマイクロフォーサーズは、センサーサイズが小さく、フルサイズやAPS-Cよりボケをつくりにくいと言われています。でも、きちんとした撮り方をすれば、スマホカメラにはないレベルのボケをつくることができるんです。
明るめのレンズがあれば、カンタンにボケを楽しむことができるので、複数のキットレンズを使う場合は、F値の低いレンズをセットして撮影してみましょう。
実際に撮影したものがこちら。
マイクロフォーサーズでも、ここまで“ボケ”を表現できました。
使用したカメラはこちらです。
OLYMPUS
OM-D E-M10 MarkⅢ(ボディ)
実勢価格:7万938円
センサーサイズごとの“ボケ”感を確かめました
続いて、ボケの表現に長けたフルサイズやAPS-Cと、どれくらいのボケの差があるのか比べてみました。よりボケが表現できた順にご紹介します。
撮影時の条件はすべて下記の通りです。
露出時間:1/250
F値:F5.6
焦点距離:50mm
ISO感度:ISO 800
それではごらんください!
[フルサイズ]
全体的にボケています。
使用したカメラはこちらです。
SONY
α7R lll ILCE-7RM3
実勢価格:35万4400円
[APS-C]
フルサイズと匹敵するボケが表現できました。
FUJIFILM
XT-2
実勢価格:12万9859円
[マイクロフォーサーズ]
フルサイズやAPS-Cと比べると、ややボケたという印象です。
使用したカメラはこちらです。
OLYMPUS
E-M1 Markll
実勢価格:18万2821円
同サイズならメーカー差は少ないんです
最後に、異なるメーカーの同じサイズ(APS-C)のセンサーを搭載したモデルで、ボケを比較してみました。メーカーによる違いがこちらです。
[Canon]
Canon
EOS-M5
[FUJIFILM]
FUJIFILM
X-T2
[SONY]
SONY
α6500
やや違いが出ましたが、レンズの性能に多少差があることを考えれば、おおよそ同じと思ってよさそうです。
センサーのサイズによって“ボケ”の差がありますが、ミラーレス機のほとんどのモデルでボケを表現することは可能なんです。ぜひ、ご参考にしてください。