格安でも買いのデジタル家電はある?
デジタル家電はどうしても価格が高めですが、Amazonや楽天には「こんな値段で買えるの?」とびっくりするほど格安の製品もたくさん販売されています。しかし、気になるのがその品質や性能。安いからと購入して失敗したくはないですよね。
そこで、本音の家電ガイド『家電批評』がAmazonや楽天で低価格の製品は本当に買って良いものなのか徹底検証しました!
ファーウェイの新型モニター2製品をガチ検証
ファーウェイは今年7月から、PCモニター計3モデルを相次いで日本市場に投入しました。
そこで『家電批評』2021年11月号では上位機種にあたる2モデル、「MateView GT」と「MateView」をAV評論家の折原一也さんとテストしました。
▼MateView GT
▼MateView
第1回目の今回は、「MateView GT」をご紹介します。
湾曲ゲーミングで高コスパ「MateView GT」
ファーウェイ
MateView GT
実勢価格: 6万5801円
ディスプレイ:34インチVA
解像度:3440×1440(21:9)
リフレッシュレート:165Hz
スピーカー:5W×2 サウンドバー
接続端子:USB Type-C×1、HDMI×2(最大100 Hz)、DP×1、3.5mm 2-in-1ジャック×1
2021年9月1日に発売したファーウェイ「MateView GT」。34インチの湾曲ウルトラワイド画面を採用し、最大165Hzに対応と、ゲームを楽しむ要素がそろったモニターです。
高画質なうえにスタンド部分にはサウンドバーを搭載。実際にゲームをプレイしてみると、高リフレッシュレートでヌルヌル動き、画面が湾曲しているので没入感がスゴいです。
「MateView GT」を3つのテストで検証
モニターにPCをつなぎ、映像およびゲームで「画質」「音質」「使い勝手」をテスト。識者協力のもと評価しました。
画質:やや暗めですが十分キレイ!
▼テスト結果:○
画質はやや暗めですが十分キレイです。
暗所の沈み込みも高画質で、ピーク部の色再現性も十分。色バランスも極端さがなく忠実に表現しています。
ゲームでは、広い視野となめらかな動きで快適にプレイできます。リフレッシュレートはPCの性能にもよりますが、検証時にも125Hz程度までアップしました。
ゲームアシストで暗所を明るく表示。中間色が明るくなります。
音質:サウンドバーで音に広がりアリ!
▼テスト結果:○
スタンド部分にサウンドバーを搭載しています。音質は予想外に優秀。低音は弱めですが、バー型なので映画や音楽でも音の広がりがあります。
サウンドバーにはLED付きタッチコントロールを内蔵。スライドすることで音量を調節できます。
使い勝手:メニュー項目は豊富
▼テスト結果:○
メニュー項目が豊富です。メニュー操作は、画面下の5方向ジョイスティックで操作します。
直感的ですが、操作性や動きの精度はそこそこという印象です。
画面の高さは110mmの範囲で調節でき、前方5度~後方20度の範囲で角度も変えられます。
なお、本体の重さはサイズの割には軽めでした。
まとめ:初めての湾曲モニターにおすすめです
ファーウェイ「MateView GT」は価格も含め、概ね満足できる製品といえます。応答速度については今回検証したPCでは、とくに残像もなく気になりませんでした。
ただしもっと高価な製品と比べると、応答速度やサウンドバーには不満の意見も。「買って満足派」と「不満が残る派」では、こんな意見がありました。
▼買って満足派
「品質、画質ともに問題なくVAで色みが濃い」(IPSモニターから買い替え)
「湾曲モニターは没入感がまずスゴい!」(サブのノートパソコンに接続)
▼不満が残る派
「165Hzで応答速度が4msは正直厳しい」(ゲーミングPC新調時に購入)
「画面は◎、音は微妙。低音が物足りない」(2日間使用してのレビュー)
ということで、Amazonでの評価は★4つですが、『家電批評』編集部の評価も同じく★4つ。より高性能で高価なゲーミング製品と比べると、サウンドバーの低音などの物足りない部分はあり、“文句ナシ!”とまではいえません。
とはいえ、価格を考えれば十分すぎるほど高コスパ。初めての湾曲ゲーミングモニターとしておすすめです。
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以上、ファーウェイ「MateView GT」の紹介でした。「お買い得」と言える新製品。チェックしてみてくださいね。
『家電批評』2021年11月号
晋遊舎
『家電批評』2021年11月号
実勢価格:700円
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