ー: 楽しいことをあきらめない!「大人の趣味活」って?

大人の趣味活

感染症対策による外出自粛や旅行控えなどが長引き、楽しい話題が少なくなっていた昨今。ただ、お家時間が増えたことで新しい趣味に目覚めた人も多いのではないでしょうか。

そこで、テストするモノ批評誌「MONOQLO」は、「どんな時だって楽しいことを探すのをあきらめたくない」と大人の趣味活を徹底検証します。

一度はやってみたいと思いながら、楽器は高いし難しいし…と悩んできた人、今こそ音楽を趣味にしてみませんか?

そこでサックス奏者の嵐田紀子さんに 、初心者でも挑戦しやすいデジタル管楽器3製品+シンセサイザーを「簡単さ」「生音感」「楽しさ」で比較してもらいました。

ー: 吹き心地まんまサックス ヤマハ「YDS-150」

ヤマハ「YDS-150」

ヤマハ
YDS-150
実勢価格:9万5700円

サイズ■W110×H699mm 重量■1000g

▼テスト結果
簡単さ:〇
生音感:◎
楽しさ:◎


本物は買えないけどサックスを吹きたい! そんな人に猛プッシュしたいのがヤマハ「YDS-150」。デジタル管楽器にもいろいろありますが、これほど本物に似たフォルムと音を再現した楽器は少ないです。

ジャズもまるで生音! 気分はベテランサックス奏者です。本体に本物のソプラノサックスと同じ金属製のベルがついており、その重厚感には演奏者も興が乗ること間違いなしです。

ヤマハ「YDS-150」2

パーツまで本物そっくり!

嵐田紀子 氏
サックス奏者
嵐田紀子 氏 のコメント

思った以上の生音感で楽しく吹けました

ポイント1:キーの配列も本物そっくり

ヤマハ「YDS-150」3

見た目の精巧さもそうですが、キーを押した感覚まで生の楽器に近いところに驚き!

ポイント2:サックスの音だけで遊べる

ヤマハ「YDS-150」4

クラシックやジャズなどニュアンス違いの音色も忠実に再現。2重奏の音も一人で出せます。

ー: ただ吹き込むだけでリアルなサックス音が響く! ローランド「Aero phone AE-10」

ローランド「Aero phone AE-10」

ローランド
Aero phone AE-10
実勢価格:8万5800円

サイズ■W128mm×D93mm×H574mm 重量■855g 無線機能■なし 付属品■ハンドキャリーバッグ、ストラップ

▼テスト結果
簡単さ:◎
生音感:〇
楽しさ:◎


ローランドは、いくつかあるデジタル管楽器の中でも特に簡単に吹けると評判の機種。息を吹き込むだけで音が出て、ボタン式のキーは感覚的に押すことができます。

ローランド「Aero phone AE-10」は、そんなローランドの機種の中でも生音に近い音色とシンセサイザーサウンドを楽しめる一品。マウスピースを噛む力でピッチが変わるバイトセンサー搭載で、本物のサックスのようにニュアンスもつけられます。

吹き方はリコーダーと一緒でも、音は誰が吹いてもプロの音。一回吹いただけで嵐田さんからも感嘆の声が漏れたほどリアルな音質です。

ローランド「Aero phone AE-10」2

本物に似せた形で気分上々。

ローランド「Aero phone AE-10」3

簡単に吹けるのに、生音に近い音質に驚きました。

ポイント1:液晶画面で設定できる

ローランド「Aero phone AE-10」4

音色や吹き心地を設定したときも、液晶で内容を確認できるので使いやすいです。

ポイント2:伝統楽器などを含む62音色搭載

ローランド「Aero phone AE-10」5

日本やアジアの伝統楽器、ハープなどの弦楽器と珍しい楽器の音も楽しめます。

ー: 機能も超シンプル! 楽器初心者はコレ ローランド「Aerophone GO」

ローランド「Aerophone GO」

ローランド
Aerophone GO
実勢価格:5万4450円

サイズ■W128mm×D78mm×H454mm 重量■695g 無線機能■Bluetooth MIDI 付属品■ハンドキャリーバッグ、ストラップ

▼テスト結果
簡単さ:◎
生音感:△
楽しさ:〇


軽くてコンパクトなローランド「Aerophone GO」。息を吹き込むだけで音が鳴るため、楽器に一度も触れたことがない人も簡単に吹けるのが魅力です。

ヤマハやAE-10に比べると生音感はないですが、練習サポート機能のある専用アプリ対応で、初心者には吹ける楽しみを最も感じさせてくれる一台だといえます。未経験者はこっちのほうが楽しいかも!

ローランド「Aerophone GO」2

気分に浸れるマウスピース。

ローランド「Aerophone GO」3

軽くて簡単なので、小さなお子さんも楽しめそうです!

ポイント1:機械がニガテでも使いやすい

ローランド「Aerophone GO」4

液晶の設定より簡単な、つまみとボタンだけで操作するシンプルさが超使いやすいです。

ポイント2:4種のサックスを含む11種を搭載

ローランド「Aerophone GO」5

ちょっと遊ぶにはちょうどいい、基本の管楽器の音が楽しめるラインナップ。

▼シンセサイザーのおすすめはコレ!

ー: 多彩な音色を楽しめる1台 アカイ「EWI Solo」

アカイ「EWI Solo」

アカイ
EWI Solo
実勢価格:6万円

サイズ■W76×H765mm 重量■800g 無線機能■なし 付属品■なし

▼テスト結果
簡単さ:△
生音感:△
楽しさ:◎


生の楽器を吹き尽くしたという人にはこちらがおすすめ。アカイ「EWI Solo」は、デジタル音でDTMをやりたい玄人向けですが、機械が得意なら音作りもパフォーマンスも自由自在に楽しめます。とはいえ管楽器ではなくシンセサイザーなので、機械や音楽の知識を蓄えてから持つほうがいいでしょう。

アカイ「EWI Solo」2

吹き込み口はシンプル。

ポイント1:タッチセンサー式のボタン

アカイ「EWI Solo」3

押し込み式ではないのでキー操作には慣れが必要です。

ポイント2:驚異の8オクターブを出せるローラー

アカイ「EWI Solo」4

生の楽器では絶対に出せない音域を出せます。

ー: シンセサイザーの売れ筋ランキングもチェック!

シンセサイザーのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
 

以上、初心者向けの「デジタル管楽器」でした。気軽に音楽を楽しめる、大人も満足できるおすすめの趣味アイテムです!

ー: 『MONOQLO』2021年11月号

『MONOQLO』2021年11月号

晋遊舎
『MONOQLO』2021年11月号
実勢価格:700円

『MONOQLO』2021年11月号では、大人の趣味活を特集しています。こちらも参考にしてみてくださいね。