プロ直伝! 自分にとっての「傑作家電」はどれ?
本音の家電ガイド『家電批評』は、カメラやAV機器、日用家電などさまざまなアイテムを忖度なしでテストし、高評価となった製品を「ベストバイ」としておすすめしています。
しかし、公平性を担保する以上、「万人におすすめできるアイテム」がベストバイになりがちです。でも、人間ひとり一人の生活や趣味嗜好は千差万別ですよね。
そこで、それぞれのジャンルを熟知しているプロたちに「自分にとってのベスト」を教えてもらいました。ただし、挙げてもらったアイテムをそのまま載せてはいません。実際に使用&比較し、プロと家電批評が認めたアイテムだけを厳選。
今回は趣味部門から「プロがこっそり教える」オーディオ機器をご紹介。どんな場面でも"音質”に妥協したくない方は必見です。動画を見るときも音楽を聴くときも、いつもより「いい音」を実現することで感動が倍増します。
第1回はオーディオライターの高橋敦さんがおすすめする、サウンドバーJBL「Bar 5.0 MultiBeam」を紹介します。
そもそも「サウンドバー」って?
「サウンドバー」とは、置くだけでサラウンド感を強化するアイテム。テレビの「音」を手軽にアップグレードできるため、人気が高まっています。
映画館のような立体的な音響を実現! JBL「Bar 5.0 MultiBeam」
JBL
Bar 5.0 MultiBeam
実勢価格:3万7680円
サイズ・重量:W709×D101×H58mm・2.8kg 総合出力:250W サウンドバー出力:5×50W 入出力:HDMI入力(HDCP2.3対応)×1、HDMI出力(eARC対応)×1、光デジタル入力×1、Bluetooth、Chromecast、AirPlay 2、Alexa MRM、Ethernet
オーディオライターの高橋敦さんは、「テレビをいい音にしたい人はもちろん、映画をサラウンドで楽しみたい」という人にもJBL「Bar 5.0 MultiBeam」をおすすめしてくれました。
その理由は、MultiBeamとバーチャルDolby Atmosというふたつの技術を使い、空間を分析して音を前後・左右・上下とあらゆる方向から聴かせてくれるため。映画の音の立体感、高さ再現がすごく、画面外の音の定位もいいです。まさに映画館にいるような迫力です。
では、プロがJBL「Bar 5.0 MultiBeam」を選んだ理由をさらに詳しく見ていきましょう。
おすすめの理由1:空間の高さをバーチャルで再現
バーチャルDolby Atmosにより、音の高さを再現。リビングで音に包まれる感覚はかなり新鮮です。
おすすめの理由2:音のビームを壁に反射させる
JBL独自の技術であるMultiBeam。側面のスピーカーから音のビームを放出し、壁に反射させることで広がりを生みます。
ほか2製品と比較:一枚上の圧倒的な立体感!
なお、AV評論家の折原一也さんにもJBL「Bar 5.0 MultiBeam」とほかのサウンドバーで比較をしてもらいました。比較したのは、以下の製品です。
総合的な音質はトップクラス ソニー「HT-X8500」
ソニー
HT-X8500
実勢価格:3万5442円
サイズ;890×64×96mm
重量:3.1 kg
端子:HDMI(ARC)、光デジタル、Bluetooth
総合的な音質でいえば同モデルでトップとなるモデルですが、サラウンド性能に限るとJBLに一歩譲ります。
低音のパワーが強い ヤマハ「YAS-209」
ヤマハ
YAS-209
実勢価格:3万5280円
サイズ・重量:本体:W930×H62×D109mm・約2.7kg サブウーファー:W191×H420×4006mm・約7.9kg
入力端子:HDMI×1 光デジタル音声入力×1
サブウーファーがあり、低音のパワーは強いですが、立体感はちょっと物足りないです。使う環境を選ぶかもしれません。
3台のサウンドバーを映画で試してもらったところ、サラウンド感については「映画の包み込まれるような音が再現されている」と高評価。特に上方に拡がる音は頭ひとつ抜けた再現度。JBL「Bar 5.0 MultiBeam」は映画メインなら間違いなくベストバイです。
家で映画をよく見る人はいかがでしょうか。
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