ガラス容器ならカレーを入れても ニオイ・色移りの心配なし
つくり置きのおかずや残りものを保存に、プラスチックやホーローの容器を使っている人は多いのではないでしょうか。でも、プラスチックはカレーなどを入れたら一発でニオイ・色移りしちゃうし、ホーローも電子レンジにかけられず、中身も見えないためイマイチ使いづらい……。
そんな悩みを解決してくれるのが、ガラス製の耐熱保存容器です。ニオイや色移りの心配がないうえ、オーブン調理も可能。シンプルなガラスなので、そのまま食卓に出すこともできちゃいます。今回はなかでもお手頃価格で日常使いできる優秀アイテムをご紹介したいと思います!
【A評価】完全密閉でオーブン可能 お手頃価格で日常使いできるニトリ
四面ロック&ゴムパッキンで、汁ものを完全密閉できて、フタも開けやすいと高評価だったのはニトリの保存容器。オーブン調理や食洗機も可能なのでで、毎日がんがん使えます。
ニトリ(NITORI)
耐熱ガラス保存容器
520ml/740ml/1100ml
実勢価格:299円/349円/399円
▼テスト結果
- 密閉性: 5/5
- 開けやすさ: 5/5
- 見た目: 4/5
そのまま食卓に出せちゃう見た目も嬉しい。3サイズそろい、どれも400円以下で買えるなんて、まさにお値段以上といえますね! それでは、実力のほども詳しく見てみましょう。
【ベストのワケ①】驚異の密閉性! 50回振っても汁ものもモレない
密閉性の検証では、容器にオレンジジュースを入れてタオルで巻き、50回振りまくる実験を敢行!
結果、ニトリはタオルが真っ白で、密閉性の高さを証明しました。
激しく振ったのに、ニトリは汁モレ一切なし
一滴もこぼれなかったのはさすがです。
こちらはアデリアの保存容器。ニトリと同じ四面ロックなのですが、レンチン時の通気穴から少しモレてしまいました。
【ベストのワケ②】プロも絶賛! 力をいれずにラクに開閉できる
ニトリのフタの開閉のしやすさは、モニターさんも料理のプロも絶賛! 力をいれずに2本の指だけで開け閉めできてラクラクです。
力を入れることなく開け閉めできるので、滑ってしまったりと、調理のストレスもありませんね。
こちらは、B評価となったガラスロック。閉めるときにバチンと大きな音がします。
【ベストのワケ③】パッキンが スルッと取れて洗いやすい
パッキンを取り外すときも、ニトリはとってもスムーズ。一カ所取れれば、一気にスルッと外れて洗うときもストレスがありません。パッキンが取り外しにくい商品が多いなか、この点でもニトリがリードしました。
パッキンに指を引っかければ、すぐ外れます。
1カ所取れたら一気にベロリ!
よく使うものだから、フタの開けやすさは大事! これで500円以下はまさに買いです。つづいて次点以降の商品もご紹介します。
【B評価】見た目を重視するなら よりお皿っぽいガラスロック
料理のプロたちのあいだで「欲しい!」という声が多数だったのがこちら。正方形で、角が四角いので耐熱容器っぽさが軽減されており、食卓に出したとき見映えがよくなります。ただ、フタの開けづらさが残念でした。
協和工業
ガラスロックバリア 900 スクエア
実勢価格:1480円
▼テスト結果
- 密閉性: 5/5
- 開けやすさ: 2/5
- 見た目: 5/5
正方形なので、お皿のように使えます。
パッキンは、グレーでシンプルです。
【B評価】シンプルさはいいけど 汁モレしてしまったダイソー
シンプルなデザインはいいのですが、取っ手部分からやや汁モレしました。ダイソーといえど、同程度の価格でニトリの製品が買えるので、コスパもイマイチです。
ダイソー(DAISO)
耐熱ガラス食器800ml
実勢価格:324円
▼テスト結果
- 密閉性: 3/5
- 開けやすさ: 3/5
- 見た目: 4/5
モレてしまうなら、同価格のニトリがオススメです。
C評価: 【C評価】汁ものの保存は向かない
パッキンなしのボルミオ ロッコ
ボルミオ ロッコのフタは、「はがす」感覚に近く、慣れないとむずかしいです。密閉性は低く、スープや煮物の保存には向きません。容器を振ると、フタの隙間から汁がモレてしまいます。
ボルミオリロッコ
Bormioli Rocco(ボルミオリロッコ)
フリゴベール15×15スクエア
実勢価格:1080円
▼テスト結果
- 密閉性: 1/5
- 開けやすさ: 2/5
- 見た目: 3/5
パッキンなしでは、モレは避けられませんね……。
C評価: 【C評価】日本製ならではの薄さ
ただ汁ものには使えません
軽くて薄いガラス素材は、日本製のハリオならでは。フタをしたままでレンチンはできますが、密閉性がないので、汁ものにはおすすめできません。フタも開けにくいです。
ハリオ(HARIO)
耐熱ガラス製保存容器600ml
実勢価格:815円
▼テスト結果
- 密閉性: 1/5
- 開けやすさ: 2/5
- 見た目: 3/5
あちこちから汁モレしてしまいました。
【正しい選び方】ニオイ移りを 防ぐならガラス容器一択です
カレーなどをプラスチック容器に入れると、ニオイがばっちりついてしまいますよね。プラスチックはニオイの粒子が入りこみやすい構造で、いちど入ると取れにくいんです。その点、ガラスは気密性が高く、穴がないのでニオイがつきにくくなります。
プラスチック容器は、洗ってもニオイや色がとれません。
[プラスチック]
プラスチックは目に見えない細かい穴があり、ニオイの粒子が入り込んでしまいます。しかも穴の形が複雑で、スポンジでこするくらいでは落ちません。
穴はいびつで、一度入り込んでしまうとニオイが取りづらいんです。
[ガラス]
気密性が高く、ニオイの粒子が入りこむ穴はありません。ガラスなら料理を選ばず、保存できます。カレーやミートソースの保存にはガラス容器を使いましょう。
以上、耐熱のガラス容器のご紹介でした。プラスチック容器と使い分けて上手に保存すれば、毎日のお料理も一段とラクに、ぐっと楽しくなりますよ!
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