そもそもエギングって何?

「エギング」とはエギと呼ばれるルアー(疑似餌)でイカを釣るフィッシングスタイルのこと。エギは元々「餌木」と表記され、漁師が使う漁具のひとつでした。エギはこれをルアーフィッシング用に改良したものとなります。

まず初めに、「これからエギングを始めたい」という方のために「エギングの基本」を今回の監修者である釣り歴30年のベテランテスター・山口剛氏に解説していただきました。

エギングのターゲットは何?

エギングのターゲットは、基本的にはアオリイカです。

アオリイカは、日本では北は北海道南部。南は沖縄地方の沿岸まで広く分布しています。堤防や磯場などから年間を通して釣ることができるため人気があります。

またアオリイカ以外には、時期によってスルメイカ、ヤリイカ、ケンサキイカ、コウイカなどを釣ることができます。

エギングに最適なシーズンはいつ?

エギングのメインシーズンは春と秋です。春は大型のアオリイカが釣れる季節。水温が17~18℃になるとアオリイカが産卵のため接岸してきます。

一方秋は数釣りの季節。9月上旬から11月までは、夏にふ化し、サイズが15~20cm、重量が700~800g前後に成長したアオリイカがメインターゲットになります。やや小型ですが、警戒心が薄く、初心者でも釣りやすいのが秋の釣りです。

またメインシーズンではありませんが、夏と冬もポイントを選べば、十分釣果が見込めます。

エギングはどんなタックル(道具)を使うの?

では、エギングではどんなタックル(道具)を使うのでしょうか?

1:リール

エギングでは基本的に2500~3000番台のスピニングリールを使います。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

エギングでは長時間シャクリ(エギを動かす誘いの動作)を行うため、同じ番数でもできるだけ軽いモデルを選ぶのがおすすめです。

▼編集部おすすめのリール

ダイワ(DAIWA)
スピニングリール 21 フリームスLT (2021年モデル)
実勢価格:1万2111円(LT2500)

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

軽さと強さというコンセプトの下で作られた、非常に使いやすいリールだと思います。とくにローターと素材が特徴的。ドラグも大きくて回しやすかったり、滑らかでスムーズな巻き心地だったりと、非常に優れた機能を備えていて、初心者が使うには十分過ぎるリールです。

2:ロッド

ロッドは「エギング用」と表示されたものを選びましょう。長さは8~8.6ft(2.4m~2.6m)で、硬さはML、M、MHがエギングに適しています。とくに初心者はMがおすすめです。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

ロッドが扱えるルアー対応号数もチェックしておきましょう。エギングでは「2.5~3.5号のエギに対応」と表示されているロッドがスタンダードとなります。

▼編集部おすすめのロッド

シマノ(SHIMANO)
エギングロッド 18 セフィア
実勢価格:1万3398円

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

編集部スタッフ、田代氏も愛用しているロッドです。遠投性、パワー、操作性のバランスに優れ、入門用としては最適な1本と言えます。

3:リーダー

今回ランキングで紹介するメインラインの「PEライン」は根ズレ(水底の岩や障害物にラインが擦れること)に弱く、切れてしまう可能性があります。それを防ぐためにPEラインとエギの間にリーダーがひつようになります。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

リーダーには根ズレに強いフロロカーボンラインを使うのが一般的です。長さは1~1.5m程度で、太さは2~3号の中で選ぶとよいでしょう。

▼編集部おすすめのリーダー

ヤマトヨテグス(YAMATOYO)
リーダー フロロショックリーダー フロロカーボン 30m
実勢価格:337円

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

コスパに優れたリーダーです。しかも非常に結びやすく、初心者でもPEラインとの結束がラクにできます。エギング以外にも使えるので、1巻き買っておくと便利だと思います。

4:エギ

エギは沈下速度(沈んでいく速度)によって以下の3タイプに分かれます。

1:シャロ―タイプ/スーパーシャロ―タイプ…沈下速度が遅く、水深の浅い場所で使う。
2:ディープタイプ……沈下速度が速く、ある程度水深がある場所で使う。
3:ベーシックタイプ……1と2の中間的な沈下速度。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

初心者ならば、最初は万能型の「ベーシックタイプ」を選びましょう。サイズは3.5号が最適。なお1~3は号数のラインナップがあり、それぞれサイズや重量が変わってきます。春の大物狙いの場合は3.5~4号、秋の小型サイズの場合は2.5~3号を選ぶなど状況によって変えるのも手です。

▼編集部一押しのエギ

ヤマシタ(YAMASHITA)
エギ王 K ベーシック 3号
実勢価格:886円(モエモエグリーン)

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

ヤマシタさんは数々のエギを発売していて、ラインナップも豊富です。エギ王Kは初心者でも使いやすいので、入門用としておすすめです。カラーは釣る時間や状況にもよりますが、朝夕マズメはオレンジや赤など比較的派手な色、日中ならグリーンやブルーなどナチュラル系の色を選ぶのが良いでしょう。

エギングで使用するメインラインについて

エギングでメインラインとして使用するのは「PEライン」です。その理由を山口氏に教えてもらいました。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

エギングでは「シャクリ」というエギの動かし方をするので、伸びにくいラインが必要になります。その点「強度が高く、伸びが少ない」という特徴を持ったPEラインが一番向いているのです。また伸縮性が低いことでアオリイカのアタリを明確に伝えてくれます。ただPEラインは根ズレに弱いというデメリットがあり、そのまま使うと底付近でエギを動かすときに糸が切れてしまう恐れも。PEラインとエギの間にリーダーを付けることでその問題を解決します。

なおここではよりPEを深く理解して頂くため、メリットとデメリットを以下にまとめておきました。

PEラインのメリット

・引っ張り強度が強い。
・同じ強度でもナイロンやフロロに比べて細い。
・感度が抜群。
・巻きグセがつきにくい。
・劣化しにくい。

PEラインのデメリット

・根ズレに弱い。
・軽くて浮きやすいので波や風の影響を受けやすい。
・結束が、やや難しい。

エギング専用ラインと通常のPEラインの違いは?

通販では多くの「エギング用PEライン」が発売されています。通常のPEラインとの違いはどこにあるのでしょうか?

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

最も大きな違いは「視認性」です。アオリイカはエギのフォール(底に落とす)の最中に、エギに抱きつくことが多く、その場合ラインが走るといった状況が起きるので、アタリは目視で行なう必要があります。エギング専用ラインはそういった理由から、オレンジやピンクなど視認性が高い色付けがなされています。

エギングラインには細かいマーキングが施されている場合が多い

さらにエギング用のPEラインには細かいマーキングがなされているものが多く見られます。下は今回6位商品、ダイワ(DAIWA) UVFエメラルダスデュラセンサー×8LD+Si2のカラーパターンです。

※画像はAmazonより

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

マーキングがあると単色よりもラインの「動き」が良く分かります。イカがエギを抱えて走った場合、マーカーが付いていれば、瞬時に合わせることが可能です。またエギングでは底取りをして水深を把握したり、遠投した場合に距離を把握したりといった必要があるので、色分けやマーキングがなされていると分かりやすくなります。ただ普通のPEラインでもエギングに使うことは可能です。

PEラインの太さや長さは?

PEラインの太さは号数で表されます。エギングで使われるのは0.6~0.8号。長さはリールのスプール一杯に巻ける程度が必要で、150~200mぐらいです。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

エギングはどうしても根がかりしやすいので、強度はある程度必要になります。0.8号と0.6号では根ズレした場合、後者の方が当然切れやすいので、初心者は0.8号から始めて、慣れてきたら0.6号に変えると良いでしょう。逆に飛距離で言えば、0.6号のほうが優れているわけですが、0.8号ならそれほど飛距離が落ちるということもありませんので、初心者でも扱いやすいでしょう。なおラインは巻きが少なくても、逆に巻き過ぎてもよくありません。だいたいスプールの端から内側1~2mmのところまでを目安に巻くと良いですよ。

PEラインの編み数とは?

繊維を編みこんで作られるPEライン。製品によって編み込まれた繊維の数が異なりますが、一般的に使われるのが4本編みと8本編みです。

どちらを選ぶかは状況や本人の好みで変わりますが、根ズレ対策なら4本編み、飛距離重視なら8本編みを選ぶと良いでしょう。

エギングライン12製品を検証!採点基準は?

今回、初心者でも使いやすいエギングライン12製品を今回の監修者である釣り歴30年のベテランテスター・山口剛氏が厳選。以下4つの基準で比較検証を行いました。

項目1:視認性(配点30点)

ラインカラー自体の視認性、マーキングの間隔やカラーパターンなどをチェック。ラインの動きが見やすいかどうか判定しました。

項目2:強度(配点30点)

今回はラインの太さを0.6号に統一し、メーカーのデータなどを参考にしながら強度を確認。また監修・山口氏の実際の使用感も加味しました。

項目3:使いやすさ(配点30点)

飛距離が出やすいかどうか。表面が滑らかで扱いやすいか、しなやかかどうかなど、初心者想定でラインの使いやすさを判定しました。なお今回シンキングPEは、初心者には扱い辛いということで、やや低めの評価になっています。

項目4:コスパ(配点10点)

1~3の性能に対して価格的にはどうなのか。お買い得なのか、やや割高なのかなどをスタッフ全体で議論し、最終判断を出しました。

それではランキングスタートです!

【1位】表面が滑らかで飛距離に優れた シマノ「セフィア」

シマノ(SHIMANO)
PEライン
エギング セフィア8
実勢価格:1615円(マルチ0.6号・150m)


ラインナップ:0.4号/0.5号/0.6号/0.8号
最大強力: 14.5lb/ 6.6kg
カラーパターン:10m×5カラー (オレンジ/グリーン/ピンク/イエロー/ライトブルー)

▼検証結果

  • 視認性: 29/30点
  • 強度: 29/30点
  • 使いやすさ: 30/30点
  • コスパ: 8/10点
  • 合計: 96/100点

1位はシマノの「セフィア」。エギング用に開発されたラインです。

最大の特徴はスムーズに仕上げられた表面。キャスティング時のライン抵抗やガイドノイズを出来るだけ抑え込み、飛距離アップを実現しています。また水切れも良く、初心者でも使いやすいラインに仕上がっています。

レビューでは「飛距離が出る」「色分けされているのでアタリが見やすい」などの高評価が目立ちました。ただ一部「高切れした」「ヨレが起きた」という意見もありましたが、全体としては性能の高さを評価するものが多い印象です。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

ラインが10m毎に色分けされ、さらに1mごとにピッチマーキングが付けられており、ラインの動きがかなり見やすいと思います。またライン本体も視認性の高いカラーを中心に使っています。表面が滑らかで、ライントラブルも少ない。初心者でも飛距離が出しやすく、8本編みでこの値段なのも◎。かなり優れたラインだと思います。

【2位】コスパに優れた ダイワ「UVFエメラルダスデュラセンサー」

ダイワ(DAIWA)
UVFエメラルダスデュラセンサー +Si2
0.4-0.8号 100/150m ホワイト(カラーマーキング付)
実勢価格:1074円(ホワイト0.6号150m)


ラインナップ:0.4、0.5、0.6、0.8号(150m)、0.6、0.8号(100m)
強力(Ave):10lb / 4.7kg(0.6号)
カラーパターン:ホワイトの地色に10m毎にマーキング。1m、5mマーキングあり

▼検証結果

  • 視認性: 27/30点
  • 強度: 28/30点
  • 使いやすさ: 29/30点
  • コスパ: 10/10点
  • 合計: 94/100点

第2位はダイワの「UVFエメラルダスデュラセンサー +Si2」。ダイワ独自の新原糸を使った耐摩耗性に優れた4本編みラインです。

地色は白で、下のようなマーカーが施されています。

※画像はダイワ公式HPより

実際使ってみると、白一色にマーカーが付いているため、1位商品より視認性は若干落ちる、という感じです。なお通販サイトによって大きく価格が変わる場合があるので、複数比較して購入を検討しましょう。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

4本編みは価格が下がるので、コスパの点で今回は上位に入れました。強度、視認性ともに1位商品より落ちますが、なにより150mで千円ちょっとというコスパの良さが魅力です。とりあえずエギングを始めたい、という人は何かとラインの交換も多いため、低価格で品質の良い、こうした商品がおすすめです。

【3位】視認性に優れた 東レ「スーパーエギングF4」

東レ(TORAY)
PEライン
ソルトラインPE スーパーエギングF4
実勢価格:1486円(3色0.6号150m)


ラインナップ:0.6、0.8、1.0号(150m)
直強力:3kg(0.6号)
カラーパターン:ライトグリーン、ホワイト、ピンク(1m毎に3色)、ブラックマーキング10cm

▼検証結果

  • 視認性: 29/30点
  • 強度: 27/30点
  • 使いやすさ: 28/30点
  • コスパ: 9/10点
  • 合計: 93/100点

第3位は東レの「スーパーエギングF4」。撚りを密にして、ラインに若干のハリを持たせ、投げる際のキャストトラブルを減少させた商品です。

ラインマーカーは以下の通り。

※画像はメーカー公式HPより

デイ・ナイトゲーム両用で視認性が良いライトグリーン・ホワイト・ピンクカラーを採用しています。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

4本撚りでハリはありますが、1位商品に比べて滑らかさには若干欠けます。ただ使っている色が3色とシンプルで視認性も高いのが◎。カラーリングはかなり工夫されていると思います。実際5色のように色が多いと、現地で釣りをする場合は「次何色だったかな?」と混乱することもあり、パッと見て距離が分かる方が便利です。コスパも2位商品ほどではないですが、比較的良いと思います。

4位: 【4位】低伸度でアタリが明確な サンライン「ソルティメイト」

サンライン(SUNLINE)
ソルティメイト PEエギ ULT HS4
実勢価格:3403円(0.6号180m)


ラインナップ:0.3,0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、1,1.2,1.5号(すべての号数に180mあり。他に号数によって120mと240mあり)
直強力:4.5kg(0.6号)
カラーパターン:ホワイト・ピンク・ライトグリーン、10m毎のカラーローテーション

▼検証結果

  • 視認性: 28/30点
  • 強度: 29/30点
  • 使いやすさ: 28/30点
  • コスパ: 7/10点
  • 合計: 92/100点

第4位のサンライン「ソルティメイト」は、特殊加工により3%という低伸度を実現したラインです。それによりエギの操作精度がアップ。さまざまなシャクリを効果的に行うことができます。

また感度も抜群で、イカのアタリを一早く捉えることができるというメリットがあります。

さらに耐摩耗性にこだわり、摩擦や浮遊物などへの接触でも安心してやり取りができるラインです。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

巻きが180mと他と比べて長めのラインです。4本編みなので強度は高いのですが。比較的表面のザラつきも抑えられていると思います。そのため飛距離も申し分ありません。強度もあり、高品質のラインなのですが、若干値段が高いため、今回は4位とさせていただきました。

4位: 【4位】大物とのやりとりにも最適な バリバス「マックスパワー」

VARIVAS(バリバス)
アバニ エギング マックスパワーPE X8 150m
実勢価格:2725円(ホワイトホワイト0.6号150m)


ラインナップ:0.6,0.8、1号(150m)
強度:14.5lb(0.6号)
カラーパターン:ホワイトベース2m毎に、パープル10cm、オレンジ30cm、パープル10cmの繰り返し

▼検証結果

  • 視認性: 28/30点
  • 強度: 28/30点
  • 使いやすさ: 28/30点
  • コスパ: 8/10点
  • 合計: 92/100点

同点4位は本誌スタッフ・田代氏も愛用のVARIVAS「マックスパワーPE X8」。8本編みで触ってみると非常に滑らかで滑りの良いラインです。

さらにスーパーフッ素の膜を纏っているため抜群の飛距離を誇ります。ホワイトベースで2m毎のマーキングで視認性も問題なし。細かい棚取りが可能なラインです。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

見た目も均一で、滑らかなラインですね。かなり緻密に編み込まれていると思います。そのため強度は非常に高く、大物とのファイトにも向いています。飛距離や感度も申し分なく、とくに中級者以上におすすめ。品質は申し分ありませんが、若干価格が高めということで、コスパが減点となりました。

6位: 【6位】2位商品の高性能8本編みモデル ダイワ「UVFエメラルダスデュラセンサー」

ダイワ(DAIWA)
PEライン
UVFエメラルダスデュラセンサー×8LD+Si2 
実勢価格:2339円(0.6号200m)


ラインナップ:0.4、0.5、0.6,0.8号(200m)
強力:4.9kg/11bl
カラーパターン:5カラー (エメラルダスグリーン/パープル/オレンジ/ピンク/ブルー)

▼検証結果

  • 視認性: 28/30点
  • 強度: 28/30点
  • 使いやすさ: 28/30点
  • コスパ: 7/10点
  • 合計: 91/100点

第6位はダイワの「UVFエメラルダスデュラセンサー×8LD+Si2」。2位商品の8本編みモデルです。

耐摩耗性に優れた加工がなされているのは2位商品とほぼ同じ。一方、カラーパターンはこちらが5色と大きく異なっています。カラーパターンについてはPEの解説で例として挙げていますのでご参照ください。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

2位と比べると、こちらは8本編みモデルなので、滑らかさは断然上。当然遠投性でも勝っています。また色分けが5色になっていて。視認性が高くなっています。ただし値段が2位商品の倍以上になっていることを考えると、初心者向けとしては2位商品の方が評価は高く、コスパの関係でこちらの順位を下げました。

7位: 【7位】エギング専用ラインではないがおすすめ よつあみ「エックスブレイド」

よつあみ
エックスブレイド(X-Braid) アップグレード X8 200m
実勢価格:3287円(0.6号200m)


ラインナップ:0.6、0.8、1、1.2、1.5、2号他
ポンド:14lb(0.6号)
カラーパターン:グリーン1m毎15cmホワイトマーク

▼検証結果

  • 視認性: 26/30点
  • 強度: 29/30点
  • 使いやすさ: 27/30点
  • コスパ: 8/10点
  • 合計: 90/100点

第6位にランクインしたのは今回唯一の「エギング専用ではない」よつあみの「エックスブレイド」です。

高密度ピッチ製法、WX8工法、GP加工、HST加工などさまざまな加工が施されており、8本編みながら、ハリと強度、滑らかさを併せ持つ優れたラインとなっています。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

このライン自体はエギング専用ではありませんが、8本編みながら強度とハリに優れ、200mと長さも十分なことからランクインしました。ただマーキングは1mごとに入っているのですが、カラーがグリーン1色なので、飛距離や水深を計るのには向いていません。なお0.8号は200mで2600円台とかなりコスパが良いので、初心者におすすめです。

7位: 【7位】遠投性に優れた ユニチカ「エギングスーパーPEⅢX8」

ユニチカ(UNITIKA)
キャスライン エギングスーパーPEIII X8 150m
実勢価格:2162円(マルチ0.6号150m)


ラインナップ:0.5、0.6、0.7、0.8号(150m/210m)
強度:5.5kg
カラーパターン:3色分け(10m毎に3色分け(オレンジ+イエローグリーン+ホワイト)、5m毎に30cmのパープル、1m毎のマーク付

▼検証結果

  • 視認性: 28/30点
  • 強度: 28/30点
  • 使いやすさ: 27/30点
  • コスパ: 7/10点
  • 合計: 90/100点

同点7位はユニチカの「エギングスーパーPEIII X8」。比重0.98の水に浮きやすいフロートタイプです。

8本編みで滑りは抜群。遠投性に優れたラインです。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

ユニチカさんはずいぶん前からエギング専用ラインを出されているメーカーで、品質的にも信頼できるラインです。カラーは3色分けで視認性も高く、8本編みながら強度も十分にあります。ただ1位商品などと比べると若干価格が高いので、コスパで減点となりました。

9位: 【9位】水に沈みやすい ゴーセン「WILD JERK EGI」

ゴーセン(GOSEN)
WILD JERK EGI
実勢価格:2559円(150m 0.6号)


ラインナップ:0.5、0.6、0.8号(150m/0.5と0.6号のみ210mがあり)
直強力:5.0kg
カラーパターン:イエローカモ

▼検証結果

  • 視認性: 27/30点
  • 強度: 28/30点
  • 使いやすさ: 26/30点
  • コスパ: 7/10点
  • 合計: 88/100点

第9位はゴーセンの「PE WILD JERK EGI」 。高比重繊維芯+PE芯(W-Core製法)のシンキングPEです。比重は比重:1.19で、従来のPEラインより沈みやすくなっています。

独特なのがカラーパターン。色がだいたい60cm、60cm、30cm、30cm……60cm、60cm(編集部計測)と切り替わっていく独特のパターンを持つ斬新なラインです。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

シンキングPEは風や波の影響を受けにくいというメリットがある反面、ラインが障害物に引っかかりやすい、水の抵抗を受けて重く感じるなどのデメリットがあります。とくに手前に藻や障害物があって、それにラインが絡んでしまうと釣りにならないので注意が必要です。慣れた人なら使いこなせますが、初心者には扱いにくいラインだと言えます。なおラインカラーは短い距離で変わるので、ラインの動きを目で捉えやすいかと思います。ただキャストした距離や水深はかなり図り辛いかと。

10位: 【10位】低価格でお求めやすい デュエル「HARDCORE X8 エギング」

DUEL(デュエル)
HARDCORE X8 エギング
実勢価格:1510円(0.6号150m)


ラインナップ:0.6号、0.8号、1.0号(150m)
標準直線強力: 5.8kg
カラーパターン:10m×3色、5m毎オレンジマーキング

▼検証結果

  • 視認性: 27/30点
  • 強度: 28/30点
  • 使いやすさ: 25/30点
  • コスパ: 7/10点
  • 合計: 87/100点

第10位はDUELの「HARDCORE X8エギング」。8本編みで1500円ちょっとのお求めやすいラインです。

ウルトラPEを4本編みよりさらに密巻きにした「マイクロピッチブレイデッド加工」を用いていて、触った感じはかなりなめらかです。カラーは10m×3色で、マーキングは5m毎となっています。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

8本編みで価格が安いのは良いのですが、実際使ってみるとコーティングがはがれやすい感じがあります。オレンジマーキングで、若干見辛いのも減点ポイントになりました。

11位: 【11位】ボートエギングにおすすめ!高比重の シマノ「セフィアG5」

シマノ(SHIMANO)
セフィア G5
実勢価格:2572円(0.6号150m)


ラインナップ:0.5、0.6,0.8、1号(150/200m・1号は200mなし)
平均強力:12.1lb(0.6号)
カラーパターン:10m×5カラー(ライトブルー/イエロー/ピンク/ライム/オレンジ) 、1m毎にピッチマーキング

▼検証結果

  • 視認性: 28/30点
  • 強度: 28/30点
  • 使いやすさ: 24/30点
  • コスパ: 7/10点
  • 合計: 87/100点

第11位はシマノの「セフィアG5」。0.6号で1.36という高比重のシンキングPEです。製法は高比重PTFE繊維にPE原糸を編みつけるというもの。強風でもスラッグ(糸のたるみ)が出にくく、速潮でもエギが流されにくいというメリットがあります。

カラーはキャスティングやティップランエギングでよく使う30m~50mに見やすい色を配しています。さらにイカに近い先端部は水に馴染みやすいライトブルーを使用しています。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

第9位と同じシンキングPEです。9位商品よりさらに比重が重く、0.5号では1.43にも。マーキングも見やすく、かなり高品質なラインですが、沈みやすいので人によっては使いづらいと感じる人もいるかもしれません。ショアからの釣りより、ボートからのティップランエギングに向いていると言えます。その点で今回は順位を下げました。

12位: 【12位】コスパ重視におすすめ デュエル「アーマードF エギング」

DUEL(デュエル)
アーマード F エギング
実勢価格:1152円


ラインナップ:0.6、0.8、1.0号 (150m)
最大直線強力: 5kg
カラー:オレンジ/高視認ホワイト

▼検証結果

  • 視認性: 26/30点
  • 強度: 27/30点
  • 使いやすさ: 24/30点
  • コスパ: 9/10点
  • 合計: 86/100点

12位はDUELの「アーマード F エギング」。スーパーPE×フロロカーボン×シリコンという組み合わせの新しいタイプのエギングラインです。

特殊コーティングにより比重1.0に調整することで、風の影響を受けにくく飛距離をアップさせています。また適度な張りがあるため、キャスト時やシャクリの後にラインがガイドに絡まりにくいという特徴があります。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

価格が安くコスパ抜群の反面、コーティングがはがれやすいというデメリットがあります。また色が単色で見辛い。通常のPEとは異なり、芯がフロロカーボンでその上にコーティング加工された商品となっています。そのため若干ハリが強く、滑らかさに欠けるという面も。通常のPEを使っている人は慣れるまでは使い辛いかもしれません。

【さいごに】ラインを使った後の注意ポイント

ラインは長い間使い続けると、傷がついたり、塩分で劣化したりで切れやすくなります。釣りの後は、できれば海水に浸かった部分を水で流し、できるだけ汚れや塩分を落とすようにしましょう。また表面にキズなどがないかチェックしておきましょう。

以上、エギングラインのおすすめランキングでした。

ぜひ、お買い物の参考にしてみてくださいね!