釣り糸は強度と感度が圧倒的なPEラインが最強
釣り糸・ラインに使用される素材はいろいろありますが、中でも人気なのが「PEライン」。
PEラインは、PE(ポリエチレン)でできている釣り糸・ラインのことです。釣りの歴史の中では比較的新しい素材で、エギング、シーバスフィッシング、オフショアジギング、渓流釣り、船釣りなど、幅広く使用されています。
PEラインの特徴は?
PEラインの最大の特徴は強度と感度の良さです。強度はナイロンの約3倍。ほとんど伸びがないため、アタリをロッドや手元に明確に伝えてくれます。また見た目も大きく違います。PEラインには着色しているものが多く、色で飛距離や深さを計ることができます。
PEラインが「革命」と言われる所以は強度と感度の良さにあります。
PEラインには着色しているものが多いのも特徴です。
PEラインのメリット
- 引っ張り強度が強い
- 同じ強度でもナイロンやフロロに比べて細い
- 感度が抜群
- 巻きグセがつきにくい
- 劣化しにくい
PEラインのデメリット
- 根ズレに弱い
- 軽くて浮きやすいので波や風の影響を受けやすい
- 結束が、やや難しい
そして、PEラインを使う上で忘れてはいけないのが、ショックリーダー(=先糸)です。
メインラインとルアーの間に用いる糸なのですが、使用する理由は以下の2つがあります。
- 1:スレに弱い
- 2:PEラインは滑りやすいので単独の使用には不向き
初心者向けPEラインをプロと比較
今回は、初心者向けのPEラインをピックアップ。PEラインの良し悪しを決めるポイントを基に、「感度」「飛び方」「耐久性」「コスパ」の4項目でプロとテストしました。
検証方法は次のとおりです。なお、検証ではバスフィッシングなどに使われる1号ラインを使用しました。
検証項目1:感度(配点25点)
しっかりとアタリをロッドや手元に伝えてくれるかどうか。PEラインの根幹にかかわるポイントです。
検証項目2:飛び方(配点25点)
飛距離は十分に出るかどうか。風の影響を受けにくいかどうか。とくにルアーフィッシングで重要になります。
検証項目3:耐久性(配点25点)
劣化しにくいか、また色落ちしないかどうかなど。このポイントに優れた商品は長く使うことができます。
検証項目4:コスパ(配点25点)
PEラインの中には値段のわりにクオリティが低い商品も存在します。値段に見合ったアイテムか、総合的に判断しました。
※PEラインはマイナーチェンジが多く、価格や性能が変わったり、発売中止になったりするものがあります。モデルチェンジしている場合がありますのでご注意ください。
PEラインのおすすめランキング
雑誌「MONOQLO」がPEラインの検証を行ったところ、1位はバリバス「VARIVAS 4 マーキング 200m」で、2位はダイワ「UVF TATULAセンサー×8+Si2 8-20lb. 150m」でした。
商品 | |||||||||
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バリバスVARIVAS 4 マーキング 200m
![]() |
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200m |
MAX 18LB./最大強度8.15kg(1号) |
5色マーキング |
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ダイワUVF TATULAセンサー×8+Si2 8-20lb. 150m
![]() |
|
150m |
17bl |
ライムグリーン |
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エックスブレイドオードラゴン X4 5カラード
![]() |
|
200m |
16.5lb(1号) |
5COLOR |
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ヤマトヨテグスPEライン スピニングPE 100m
![]() |
|
100m |
15lb |
グレー |
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サンラインシューター・デファイアー D-Braid 120m
![]() |
|
120m |
15lb(#1.2) |
ピンク |
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ザルツライン バスハード PE X8
![]() |
|
55~70m |
10lb(1号) |
シルバー |
【1位】バリバス「VARIVAS 4 マーキング 200m」
- バリバスVARIVAS 4 マーキング 200m
- 最安価格: ¥1,309〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 200m
- 強度
- MAX 18LB./最大強度8.15kg(1号)
- カラー
- 5色マーキング
- 素材
- PE(4本撚り)、コーティング加工/SP-V(非フッ素コーティング加工)
- 型番
- 13543
初心者でも非常に使いやすい
5色マーキングで、色はイエロー/ピンク/グリーン/オレンジ/パープルが10m間隔。さらに1m間隔でメーターマーキングが付いています。
4本編みなので、比較的安い価格で手に入れることができます。非常に扱いやすいラインで、初めてPEを使用する、という人にもおすすめです。号数は0.6、0.8、1、1.2、1.5、2、3、4号と全8種類となっています。
【2位】ダイワ「UVF TATULAセンサー×8+Si2 8-20lb. 150m」
- ダイワUVF TATULAセンサー×8+Si2 8-20lb. 150m
- 最安価格: ¥1,656〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 150m
- 強度
- 17bl
- カラー
- ライムグリーン
高強力・高感度を誇るライン
8本編みで高強力、高感度を誇るラインです。また耐摩耗性にも優れていて、PEの中では比較的根ズレにもタイプだと言えます。
カラーはライムグリーンで視認性に優れ、ラインの動きでアタリを取りやすいのが特長です。ラインナップは8lb(参考号数0.4号)、10lb(0.6号)、13lb(0.8号)、17lb(1号)、20lb(1.2号)となっています。
8本編みで4本編みより柔らかさがあって、スムーズにラインを放出することができます。150m巻きで2千円と、1位商品に比べコスパ的にはやや落ちますが、強度など考えたら十分優れたラインだと思います。
【3位】エックスブレイド「オードラゴン X4 5カラード」
- エックスブレイドオードラゴン X4 5カラード
- 最安価格: ¥2,728〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 200m
- 強度
- 16.5lb(1号)
- カラー
- 5COLOR
- 素材
- 高比重ポリエチレン(比重:1.40)
風や潮の影響を受けにくい
高比重PEで、水によく馴染み、風や潮の影響を受けにくいラインです。
特殊マイクロフッ素繊維をコアに、高密度に組み上げられています。直線強度を大きく落とすことなく、結束強度や耐磨耗性、耐切創性を高める技術はさすが。比較的根ズレにも強いと言えます。
ラインカラーは10m毎カラーチェンジ 1m毎15cmマーク。号数は0.4、0.6、0.8、1、1.2、1.5、2号の6種類です。
こちらは高比重のシンキングPEになります。4本編みで200mと使いやすいとは思うのですが、シンキングなので釣りの種類や釣り方によっては合わないこともあるかと思います。ただ風が強いときなどはシンキングPEもありなので、釣行の際にタックルボックスに1つ入れておくのも手だと思います。
【4位】ヤマトヨテグス「PEライン スピニングPE 100m」
- ヤマトヨテグスPEライン スピニングPE 100m
- 最安価格: ¥1,026〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 100m
- 強度
- 15lb
- カラー
- グレー
- 素材
- ポリエチレン
耐摩耗性を高めた作りになっている
バスフィッシング専用のラインで、障害物との接触を想定し、耐摩耗性を高めた作りになっています。
ラインカラーは濁りのある水域でも汚れが目立ちにくいグレーを採用しています。
号数は0.4、0.6、0.8、1、1.5号の5種類。なお4号以上のPEを駆使してのベイトタックルを用いたパワーゲームにはシリーズ商品としてPEタフゲーム80mがあります。
100m巻きと若干短めですが、価格が千円前後なので、初めて使う人にとってはちょうどよい価格帯だと思います。4本編みですが、性能的にはまったく問題ありません。
【5位】サンライン「シューター・デファイアー D-Braid 120m」
- サンラインシューター・デファイアー D-Braid 120m
- 検証時価格: ¥2,118〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 120m
- 強度
- 15lb(#1.2)
- カラー
- ピンク
ムダな糸フケを回避する
通常のPEより重さがあるため、キャスト後素早く水に馴染み、ムダな糸フケを回避してくれます。また低伸度の特長を備え、バスのアタリを瞬時に把握することが可能です。
カラーはピンク。号数は0.5、0.6、0.8、1、1.2、1.5号の6種類となります。
こちらもシンキングPEですね。用途が限定的なのと、長さが120mで2千円ちょっとと、やや価格が高いので、今回順位を落としましたが、シンキングPEの中では使いやすいラインだと思います。
【6位】ザルツ「ライン バスハード PE X8」
- ザルツライン バスハード PE X8
- 最安価格: ¥1,628〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 55~70m
- 強度
- 10lb(1号)
- カラー
- シルバー
- 素材
- PE
- 型番
- Z3210F
幅広いルアーに対応する
8本編みで、キャスト時の糸の出方もスムーズ。定番のルアーからダウンショット、ビッグプラグまで幅広いルアーに対応します。
ラインの号数は0.6、0.8、1、1.5、2、2.5、3、4、5、6、7号が発売されています。バス専用ですが、もちろん他の釣りでも使用可能です。
ブラックバスなどのカバー撃ち(※)などに特化したラインですね。PEの中では、比較的根ズレに強いラインだと思います。60mで1600円とちょっと価格が高めで、用途も限定的ですが、扱いやすいラインだと思います。
※カバー撃ち……水草や葦などの植物や倒木の枝などが水の上に被さっている状態で、その中に潜むバスをピンポイントで狙っていくこと
【過去テスト】PEラインのおすすめランキング
【1位】エックスブレイド「アップグレード X8」
- エックスブレイドアップグレード X8
- 最安価格: ¥2,527〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 150m
- 強度
- 22lb(8本編み)
- カラー
- グリーン
- 素材
- ポリエチレン
- 型番
- 4582550710395
トラブルが少なく扱いやすい
トラブルが少なく、扱いやすいので初心者でも快適に釣りを楽しむことができます。15㎝のホワイトマークが1m毎についているのも非常に便利。
ラインナップは150m以外に200m巻き、号数は0.6、0.8、1、1.2、1.5、2、2.5、3号があります。
安定した価格帯で手に入りやすいラインです。太さも日本釣用品工業会釣糸部会制定の「PE糸の太さ標準規格」に準じてきっちり作られており、十分な強度と耐久性を持つハイクオリティーな製品だと思います。
【2位】エックスブレイド「スーパー ジグマン X8」
- エックスブレイドスーパー ジグマン X8
- 最安価格: ¥3,014〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 200m
- 強度
- 20lb(8本編み)
- カラー
- 5カラー
- 素材
- ポリエチレン
マーキングが細かく水深の把握がしやすい
マーキングは10m毎に色が変わり、各カラーの中でも1m毎にマーキングが付いています。
1位商品が1号/22lbに対して、こちらは1号/20lbなので、やや強度は落ちますが、ハイクオリティーな商品だと言えます。
号数は0.6、0.8、1、1.2、1.5、2、2.5、3、4、5、6号と豊富に揃っています。
マーキングが細かいので水深の把握がしやすいと思います。1位商品と品質的に大きな差はないと思いますので、そこまで細かいマーキングはいらない、長さも短めでいいという人なら1位商品をおすすめします。
【3位】バリバス「アバニ シーバス PE マックスパワー X8 ステータスゴールド」
- バリバスアバニ シーバス PE マックスパワー X8 ステータスゴールド
- 最安価格: ¥2,299〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 150m
- 強度
- 20.2lb(8本編み)
- カラー
- ゴールドステータスゴールド/ステルスグレー
- 素材
- ポリエチレン
- 型番
- 43508-37659
品質が良く全体的にトラブルも少ない
表面はシルクのような滑らかさを持ち、超低伸度を実現。摩擦系ノットが組みやすく、トラブルが少ないのも大きな特徴です。なお号数のラインナップは0.8、1、1.2、1.5号です。
単色のラインですが、ふつうに使うにはこれで十分。強度も優れています。昔からのメーカーさんで原糸も品質が良く、全体的にトラブルも少なくコーティング具合も抜群だと思います。
【5位】シマノ「ピットブル 4本編み」
- シマノピットブル 4本編み
- 最安価格: ¥932〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 200m
- 強度
- 20.0lb(4本編み)
- カラー
- スーパーブルー、ライムグリーン
- 素材
- ポリエチレン
- 型番
- PL-M54R
しなやかで張りがあり扱いやすい
こちらは150mで千円ちょっととコスパ抜群。8本編みは(22.4 lb)と比べると若干強度は落ちますが、しなやかで張りがあり、扱いやすいラインだと言えます。
ラインは扁平になりにくく、ムダなラインスラッグを抑える作りになっています。太さは0.6、0.8、1.0、1.2、1.5、2.0号などがあります。
強度や飛距離はピットブルの8本編みのほうが優れています。しかし値段的に8本より4本が安いし、手頃な値段で使いたいということなら4本で十分です。頻繁に巻き替えたいという人にはとくにおすすめ。ラインにハリがあるので、ベイトリールに巻くのにも良いと思います。なおシマノさんのPEラインは全体的に手に入りやすいというメリットがあります。
【5位】エックスブレイド「G-SOUL オードラゴン WX4F-1 SS140」
- エックスブレイドG-SOUL オードラゴン WX4F-1 SS140
- 検証時価格: ¥1,780〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 200m
- 強度
- 18.5lb(4本編み)
- カラー
- ウグイスグリーン、マルチ5色
- 素材
- ポリエチレン
風に強く底取りがしやすい
特殊マイクロフッ素繊維を芯に高密度に4本角打ちで組み上げ、比重を全号数1.40に統一しています。PE100%ラインに比べ風に強く、底取りがしやすいのが特徴です。
早い段階で出てきた高比重PEです。昨今のシンキングPEの中ではもっとも比重が高いとされています。ほぼフロロと変わらない比重で底取りがしやすく、風があるときなどに威力を発揮します。ただ高比重PE全般に言えることなのですが、若干ケバ立ちが早いかな、と思います。
【6位】メジャークラフト「弾丸ブレイド 4本編み」
- メジャークラフト弾丸ブレイド 4本編み
- 最安価格: ¥1,088〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 200m
- 強度
- 18lb(4本編み)
- カラー
- グリーン、マルチ他
- 素材
- ポリエチレン
- 型番
- DB4-200/1MC
あらゆる釣りで使えるモデル
表面をコーティングし適度なハリを持たせており、あらゆる釣りで使えるモデルとなっています。
長さは他に150m、300m、太さは0.6、0.8、1.0、1.2、1.5、2号。今回は価格の安いX4をチョイスしましたが、同社の弾丸ブレイドX8やX12もおすすめです。
価格も安くコスパに優れています。4本編みで18lbなので、ピットブルなどに比べると若干強度が弱いのがデメリット。ただピットブルよりはハリがある感じです。
【7位】山豊テグス「YAMATOYO PEレジンシェラー」
- 山豊テグスYAMATOYO PEレジンシェラー
- 最安価格: ¥1,157〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 150m
- 強度
- 15lb(4本編み)
- カラー
- オレンジ、グレー
- 素材
- ポリエチレン
ティップ絡みなどのライントラブルを減らしている
特殊樹脂ハードコーティングが施されていて、PEの弱点であるコシのなさを解消。ティップ絡みなどのライントラブルを減らしています。
太さは0.6、0.8、1、1.2 、1.5、2、2.5、3、4号のラインナップがあります。
コスパに優れたラインだと思います。ただ強度が15lbと若干弱く、メーター数が50m短いので順位を下げさせていただきました。
【8位】シマノ「リミテッドプロ PE G5+ サスペンド」
- シマノリミテッドプロ PE G5+ サスペンド
- 最安価格: ¥2,348〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 150m
- カラー
- イエロー、レッド
- 素材
- ポリエチレン
- 型番
- 43211-6096
比較的沈みやすい
平均比重は1.3で5位商品よりは低いですが、比較的沈みやすいラインだと言えます。
磯釣りなど、ルアー以外でも使われることが多いラインです。若干値段が高いので順位を下げさせて頂きました。ラインの太さによって比重が変わりますが、平均が1.3ということなので、比較的比重が高い部類に入ると思います。
【8位】デュエル「アーマード F+ Pro」
- デュエルアーマード F+ Pro
- 最安価格: ¥1,749〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 150m
- 強度
- 19lb
- カラー
- ゴールデンイエロー、ネオングリーン
- 素材
- ポリエチレン
距離を稼ぎたい人におすすめ
独自加工でスレに対する耐久性を高めており、従来のPEラインの約2倍程度になっています。遠投性にも優れており、距離を稼ぎたい人におすすめです。
太さは0.06、0.08、0.1、0.2、0.3、0.4、0.6、0.8、1.0号とかなり細いラインナップを揃えています。
強度的には19lbで問題ありませんが、やや張りが強すぎるなという点とコーティングがはがれやすいという印象があります。使い方にもよるでしょうし、人によっては気にならないかもしれませんが、初心者にはやや使い辛いかもしれません。
【8位】シマノ「パワープロ Z 200m PP-M62N」
- シマノパワープロ Z 200m PP-M62N
- 最安価格: ¥2,400〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 200m
- 強度
- 20lb(4本編み)
- カラー
- モスグリーン、イエロー、オレンジ、ホワイト
- 素材
- ポリエチレン
- 型番
- PP-M62N
ハリがあり高い操作性を実現
優れた耐摩耗性と低伸度、高感度が売りのPEラインで、ハリがあり、高い操作性を実現しています。
入手がしやすいラインですが、シマノで出したPEラインとしては大分年数が経っています。このラインは良い点としては4色展開でカラーバリエーションが豊富だという点。しかも200m巻きと長めなところ。従来の物に比べ原糸の1本1本が太く、強度が高いと言われています。コーティングに関しては若干はがれやすいのかな、という印象がありますね。
【11位】ラパラ「ラピノヴァX マルチゲーム 200m 4本編み」
- ラパララピノヴァX マルチゲーム 200m 4本編み
- 最安価格: ¥1,627〜
- 感度
- 飛び方
- 耐久性
- コスパ
- 全長
- 200m
- 強度
- 20.8lb(4本編み)
- カラー
- ライムグリーン、ピンク
- 素材
- ポリエチレン
- 型番
- RLX200M10LG
使いやすい適度なハリとコシが特徴的
使いやすい適度なハリとコシが特徴的で、高いロングキャスト性能とガイド絡みの少なさに定評があります。強度は20.8lbと今回のラインナップの中では高めです。
ラインアップは200m以外に150m巻きがあります。太さは0.4、0.6、0.8、1.2、1.5、2.0、3.0と幅広く取り揃えられているのが魅力。
強度もあり悪くはないのですが、実際に使った感じではちょっと毛羽立ちが多いかなという点が気になりました。また他の製品に比べて劣化が若干早い気がしました。そうした点から今回は順位を下げました。
そもそも釣り糸・ラインにはどんな種類があるの?
釣り糸・ラインには大きく3つの種類があり、PE(ポリエチレン)、ナイロン、フロロカーボンです。それぞれ特徴が違うので、比較の意味でナイロンとフロロカーボンについて解説しておきましょう。
ナイロンライン
ダイワ(Daiwa)
ナイロンライン ジャストロン DPLS 500m 4号 クリアー
実勢価格:¥771
ナイロンラインは、他の釣り糸・ラインに比べて安価でクセがつきにくく、初心者でも扱いやすい釣り糸・ラインです。色は無色透明が主流。ウキ釣りやサビキ釣りなどの釣り物でよく使われます。
メリット
- 値段が安い
- 素材が柔らかく伸びがあるため、魚が掛かった時でも糸が切れにくい
- リールに巻いてもクセがつきにくい
デメリット
- 魚の敏感なアタリがロッドに伝わりにくい
- 劣化が早い
フロロカーボン
クレハ(KUREHA)
シーガー フロロマイスター 320m8lb
実勢価格:¥1,760
フロロカーボンの素材は、ポリフッ化ビニリデン。エサ釣りはもちろん、ゲームフィッシングで使われることも多い釣り糸・ラインです。
メリット
- 根ズレ(=水中の岩や障害物に擦れる)などの摩擦や衝撃に強い
- 劣化が少ない
- ナイロンに比べて魚の敏感なアタリがロッドに伝わりやすい
デメリット
- 値段が高い
- 巻きグセが付きやすい
最近話題の高比重PEラインとは?
最近、高比重PEというものが次々と発売されています。高比重PEとはひと言で言えば「沈みやすいPEライン」のこと。水やラインの比重は以下のようになります。
- 淡水……約1.00
- 海水……約1.02(水温によって変化する)
- 一般的なPE……0.97~0.98前後
- 高比重PE……1.20~
通常のPEラインは水よりも比重が軽いので水面に浮きやすく、軽いルアーの場合沈みにくくなります。一方、高比重PEは徐々に沈んでいくので、底取りがしやすくなります。
では高比重PEのメリットはどんなものがあるのでしょうか?
メリット
- 風や潮の影響を受けにくい
- 軽いルアーでも沈めやすい
- ラインの緩みが少ないので、ルアーを操作しやすい
ただし、高比重PEなら万能というわけではありません。以下のようなデメリットがあります。
デメリット
- 沈みやすいので地形変化がある場所ではラインが底に擦れることが多い
- 通常のPEと比べて強度や耐久性が落ちる場合がある
こうしたデメリットから、アングラーの中には、あえて高比重PEを使わないという人がいます。通常と高比重、どちらも一長一短なので、自分の釣り方に合わせて選ぶのが良いでしょう。
高比重PEラインは種類や太さによって比重が変わります。あまり比重が高くないPEの場合、せっかく買ったのに沈まない、なんてことも。購入前に必ず確認するようにしましょう。
高比重PEの編集部おすすめ製品はこちら
エックスブレイド(X-Braid)
オードラゴン X4 5カラード
200m
実勢価格:¥2,529(16lB/1号)
エックスブレイド「オードラゴン X4 5カラード」は、PEラインのおすすめランキング第3位の高比重PEライン。1.40と高比重で風が強いときや潮の流れが速い時などに威力を発揮するラインです。
PEラインの選び方は?
選び方1:太さ
PEラインの選び方ですが、まずは太さを決めなければなりません。それぞれの釣りにおける目安は以下のようになります。
太さ選びの目安
- トラウト(ルアー)……PE0.2~0.3号/先糸 フロロカーボン0.8~1号
- エギング……PE 0.4~0.8号/先糸 フロロカーボン1.75~2.5号
- アジング……PE 0.1~0.3号/先糸 フロロカーボン0.8~1.2号
- 投げ釣り(キス)……PE 0.8~1号/先糸 フロロカーボン3~4号
- 船釣り(ジギング)……PE 0.6~1号/先糸 フロロカーボン3~5号
また、船釣り(コマセ五目や中・深場釣り)では2号以上とさらに太いPEラインが必要となります。
選び方2:4本編みか8本編みか?
PEラインは細い繊維を編みこんで作られています。繊維の本数によって、3、4、5、6、8、12本編みなどの種類がありますが、定番で種類が多いのは4本や8本です。
4本編み
4本の繊維を編み込んでいるので、8本編みに比べて安価な値段で入手できます。また1本あたりの線維が太いので、耐摩耗性に優れています。
8本編み
8本の線維を編みこんで作られています。表面が滑らかで飛距離が伸びる傾向があります。ただし価格的には4本編みより高くついてしまいます。
4本編みか8本編みか、どちらを選ぶのかは本人の好みや釣り場の状況によります。たとえば飛距離重視なら8本編み、磯場など根ズレが気になるなら4本編みといった具合です。
PEラインの上手な使い方は?
さて、強度と感度の良さに特徴を持つPEラインですが、「感度に関しては誤解している人が多い」と山口氏は指摘します。では、どのように使えば最大限性能を引き出すことができるのか、山口氏推奨の使い方を見ていきましょう。
1:アタリを待つときは張った状態で使う
PEラインの感度は張っている状態が良いため、とくにアタリを待つ時にはピンとラインを張っておく必要があります。意外に思うかもしれませんが、緩んだ状態では感度はフロロカーボンやナイロン以下になってしまいます。
2:すっぽ抜けに注意する
PEラインは結びが抜けやすいのが特徴です。ちゃんと結ばないとキャストしたときにすっぽ抜けしてしまうので注意しましょう。
ルアーのすっぽ抜けを防ぐべく、しっかりした結び方を覚えておく必要があります。結び方に関しては次の2つを覚えておくとよいでしょう。
- 電車結び……PEライン同士を結ぶ場合
- 電車結び/FGノット……PEラインと先糸(フロロカーボン、ナイロン)を結ぶ場合
PEラインの売れ筋ランキングもチェック!
以上、PEラインのおすすめランキングでした。ぜひ、釣り糸・ライン選びの参考にしてくださいね!
釣り人ならではの遊び心と実用性満載の商品が並んでいます! ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。
PEラインのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
今回は初心者の使用も考慮し、このラインが1位となりました。200m巻きで2千円前後と非常にコスパに優れたラインです。4本編みで若干ハリがあるので、初心者でも非常に使いやすいのが特長です。