フロロカーボンラインを徹底解説します!

フロロカーボンラインを徹底解説します! フロロカーボンラインおすすめ イメージ

ブラックバス釣りのメインライン、海釣りの仕掛け、ルアー釣りのショックリーダーなど、あらゆる釣りで使われるのが「フロロカーボンライン」です。使用頻度が高く、釣果を大きく左右するので、その特徴や選び方はぜひ知っておきたいもの。

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そこで今回は、釣り歴30年でテスターとしても有名な山口剛氏がフロロラインを徹底検証。人気のブラックバス釣りに適したライン19製品を実際に使ってもらい、おすすめ順にランキングにしました。

フロロカーボンラインのメリットとデメリットは?

フロロカーボンラインのメリットとデメリットは? フロロカーボンラインおすすめ イメージ

フロロカーボンライン(フロロライン)は「ポリフッ化ビニリデン」という素材から作られています。

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ナイロンラインと比べて高価ですが、強度が高く、魚のアタリが分かりやすいなどの理由から、多くのアングラー(釣り人)に使われています。

最初にその6つの特徴をチェック。メリットとデメリット、それぞれを見ていきましょう。

特徴1:硬くて伸縮性が低い

特徴1:硬くて伸縮性が低い フロロカーボンラインおすすめ イメージ

フロロラインはナイロンラインに比べて比較的硬く、伸びにくい性質を持っています。そのため感度が良く、魚のコツンといったアタリが取りやすいと言えます。

特徴2:水に沈みやすい

特徴2:水に沈みやすい フロロカーボンラインおすすめ イメージ

フロロラインは比重が重く水に沈みやすい性質を持っています。水の影響を受けにくく、潮が速い時や狙ったタナに仕掛けを早くしずめたいときなどに威力を発揮します。またボトム(底)を探る釣りに向いています。

▼【参考】水と各ラインの比重

  • 水……1.0
  • 海水…1.03
  • ナイロンライン…1.14
  • PE(ポリエチレン)ライン(フローティング)…0.97
  • ポリエステルライン…1.38
  • フロロライン…1.78

特徴3:根ズレに強い

特徴3:根ズレに強い フロロカーボンラインおすすめ イメージ

「根ズレ」とはラインや仕掛けが水底の岩や障害物にこすられること。フロロラインはナイロンラインやPEに比べて根ズレに強いのが特徴です。

ルアー釣りでPEラインの先端にフロロラインをリーダーとして付けるのはこの理由からです。

特徴4:結束強度が弱い

結束強度とはサルカンなどの金具に結んだときの結び目の強さのこと。

ラインにおいて結び目は最も負荷がかかる部分で、結束強度が弱いと糸切れしやすくなります。ナイロンと比較するとフロロラインは結束強度が高くありません。

特徴5:糸グセがつきやすい

特徴5:糸グセがつきやすい フロロカーボンラインおすすめ イメージ

フロロラインは硬いため糸グセが付きやすい性質を持っています。そのため慣れないとライントラブルが続発し悩まされます。とくにスプール径の小さいリールに巻くときは糸グセが起きやすいので注意が必要です。

特徴6:価格が比較的高い

フロロラインはナイロンラインに比べて全体的に価格が高いのが特徴です。ただ物によってはナイロンライン以下の値段で買えるものもあるので、ネットで探してみるとよいでしょう。

アウトドア早速ですが、今回のベストバイは?

ここで「早く第1位を知りたい」という方のために、今回の1位商品を紹介します。

早速ですが、今回のベストバイは? フロロカーボンラインおすすめ イメージ

YGKよつあみ
OLLTOLOS(オルトロス)FC 100m    
実勢価格:1264円(1.5号/6lb)

2023年版のベストバイはYGKよつあみの「OLLTOLOS(オルトロス) FC 100m」となりました。

特殊な製法で高強度を実現したラインで、ラインブレイクに対する高い抵抗力を備えています。扱いやすさも抜群で、ぜひ初心者にもおすすめしたい逸品です。

とはいえ2位以下のラインがあなたの釣りスタイルにジャストフィットする場合もあります。ランキングからぜひ自分に合ったものを見つけて欲しいですが、その前にもう少しフロロカーボンラインについて解説を続けましょう。

ブラックバス釣りとシーバス釣りのタックル例

フロロカーボンラインはどのような釣りで使われるのでしょうか? ブラックバス釣りとシーバス釣りのタックル例を見てみましょう。

おすすめ1:ブラックバス釣り

おすすめ1:ブラックバス釣り フロロカーボンラインおすすめ イメージ

主に川や湖がフィールドとなるバス釣り。感度重視の場合フロロライン、バラシ対策重視の場合はナイロンラインを使います。

【ブラックバス釣りのタックル例】

おすすめ1:ブラックバス釣り フロロカーボンラインおすすめ イメージ2

重いルアーや仕掛けを使う場合はベイトリール、軽めの場合はスピニングリールを使います。

ラインはフロロラインかナイロンラインをリールのキャパに合わせてスプールいっぱい、もしくはやや少なめに巻きます。

おすすめ2:シーバス釣り

おすすめ2:シーバス釣り フロロカーボンラインおすすめ イメージ

シーバスとはスズキのこと。釣りは河口や海がフィールドとなります。

おすすめ2:シーバス釣り フロロカーボンラインおすすめ イメージ2

こちらはブラックバス釣りとは多少タックルが変わります。

【シーバス釣りのタックル例】

おすすめ2:シーバス釣り フロロカーボンラインおすすめ イメージ3

感度を高めるためメインラインにはPEラインを使います。ただしPEラインは根ズレに弱いため、先端にリーダーとしてフロロライン、もしくはナイロンラインを結び、その先にルアーを付けます。

なお、シーバス用のリーダーに関しては専用のラインが多数発売されています。

アウトドアエリアトラウトでフロロカーボンを使う場合は?

エリアトラウトでフロロカーボンを使う場合は? フロロカーボンラインおすすめ イメージ

フロロカーボンラインは、ブラックバスやシーバス釣り以外では、たとえばエリアトラウト(管理釣り場でのトラウトゲーム)で使用されます。

エリアトラウトではナイロンやフロロカーボン、PE、エステルラインなど、さまざまな種類のラインが使われますが、フロロカーボンを使うメリットとしては、

  • 1:感度が良い
  • 2:スレに強い
  • 3:水中でラインが見えにくい
  • 4:風の影響を受けにくい

などが挙げられます。

なおエリアトラウトの場合、太さは2lb~4lbを使用します。太さに関しては以下で詳しく説明します。

初心者が迷ってしまう号数とlbの違いは?

さて先のタックル例にもありましたが、フロロカーボンラインはサイズを号数で表す場合とlb(ポンド)で表す場合があります。

初心者が迷ってしまう号数とlbの違いは? フロロカーボンラインおすすめ イメージ

lb(ポンド)はそのラインが何ポンドの重さまで耐えられるのかを示す単位です。1bl=453.592gですから、3lbなら1360.776g、つまり約1.3㎏の引きまで耐えられるということを表しています。

一方、号数とはラインの太さを表す単位で、0.8号、1号、2号、3号と数字が大きくなるにつれラインが太くなっていきます。

写真のラインのように両方が記載されているもがならよいのですが、どちらか一方しか記されていない場合も。釣り初心者は戸惑ってしまいますが下記を目安に換算して選びましょう。

▼ポンドと号数の換算表

ポンドと号数の換算表

商品説明に出てくる!覚えておきたい2つの単語とは?

フロロカーボンを選ぶ上で、商品説明に出てくる2つの単語を覚えておきましょう。

1:ベイトフィネス

5g以下の軽量ルアーやリグ(仕掛け)を、ベイトリールを用いて操る釣り方のこと。その際は細いラインを使いますが、フロロカーボンでもベイトフィネス用のラインが発売されています。

ベイトフィネスのメリットとしては、ベイトリールを使うため、ベールをいちいち返す必要がなく、手返しよくキャストができることが挙げられます。

また軽量ルアーを使ってゆっくり操作できるため、なかなか魚が口を使わないシビアなコンディションでもバイトに持ち込める可能性が高まります。なおこの釣りでは下のようなベイトフィネス専用のリールを使うのがおすすめです。

編集部のオススメはこちら

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シマノ(SHIMANO) 
両軸リール 21 SLX BFS(ベイトフィネスモデル)
実勢価格:1万8865円(XG LEFT)

2:平行巻き

ボビンにラインをほぼ平行に巻いていくこと。この巻き方では上にくるラインが下のラインと同じ向きで重なっていきます。平行巻きのメリットとしては糸グセやライン潰れが低減することが挙げられます。

ブラックバス釣り用フロロカーボンラインの選び方は?

良質なラインを選ぶにはどんなポイントに着目すればよいのでしょうか。今回の比較検証では以下の3つのポイントでチェックしました。

ポイント1:強度[配点:35点]

ポイント1:強度[配点:35点] フロロカーボンラインおすすめ イメージ

糸自体が持つ強さです。糸切れを起こしやすいかどうか。

とくにラインでは結び目に一番負荷がかかるので、結び目の強さ、つまり結束強度が高いものを選ぶのがベストです。また耐摩耗性に優れているかどうかもこのポイントに含まれます。

今回は山口氏が実際に触って強度をチェック。さらに編集部が今回紹介するラインを使った実釣体験をヒアリングして評価の材料にしました。

ポイント2:張り[配点:35点]

ポイント2:張り[配点:35点] フロロカーボンラインおすすめ イメージ

次に重要なのが張りです。

フロロカーボンラインはナイロンよりも固めで張りがありますが、張りが強いほど糸がよれにくく、ライントラブルも少なくなります。実際に商品を手に取って複数を比較。張りの度合いをチェックしました。

ポイント3:コスパ[配点:30点]

ポイント3:コスパ[配点:30点] フロロカーボンラインおすすめ イメージ

比較的高価なフロロラインですから、できるだけ安くて良質なものを選びたいもの。

ラインの長さや品質と価格が釣り合っているかチェックしました。また、長さを示すマーキングが施されているか、初心者でも糸を引き出しやすいかどうか、といったポイントも判断材料にしました。

なお、今回はラインをすべて6lbに統一しました。これはブラックバス釣りに最適な太さです。

さてランキングですが、フロロカーボンラインはマイナーチェンジが多く、価格や性能が変わったり、発売中止になったりするものがあります。

そこで今回新たに追加した5製品を2023年版ランキングとして紹介。さらに2021~2022年版と2020年版に関しては入手困難なものを除外し新たにランキングし直しました。

まずは2023年版のランキングからスタートです。

アウトドア2023年版フロロカーボンラインのおすすめは?

第1位YGKよつあみ「OLLTOLOS(オルトロス) FC 100m」

  • YGKよつあみOLLTOLOS(オルトロス) FC 100m
  • 実勢価格: ¥1,379

※価格は1.5号/6lbのものです。

総合評価: 4.85

強度
 5.00
張り
 4.86
コスパ
 4.67

2023年版第1位はYGKよつあみ「OLLTOLOS(オルトロス) FC 100m」でした。「とにかく強い」と評判のフロロラインです。

おすすめポイント
  1. 強度にムラがない
  2. 糸切りの心配をせず思い切りフルキャストできる
  3. 扱いやすく初心者にもおすすめ
長さ
100m
カラー
ナチュラル
DIA.
0.204㎜
型番
XB-872258
YGKよつあみ「OLLTOLOS(オルトロス) FC 100m」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ

特殊な製法・加工により糸径誤差がほぼゼロ。そのため強度にムラがなく、ラインブレイクに対する高い抵抗力を備えています。糸切れの心配をせず、思い切りフルキャストできるので、広い範囲を探ることができます。

YGKよつあみ「OLLTOLOS(オルトロス) FC 100m」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ2

触った感じは若干硬めなのに、ライン自体は「しなやか」な性質を持っています。非常に扱いやすいので、初心者にもおすすめです。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

最近の国産の中では非常に強いフロロです。平均強度も強いですし、ブレイクもしにくくなっていますし、価格も安めで凄く良いラインだと思います。

第2位VARIVAS「アブソルート MG フロロカーボン」

  • バリバスアブソルート MG フロロカーボン
  • 検証時価格: ¥1,483

※価格は6lbのものです。

総合評価: 4.75

強度
 4.86
張り
 4.86
コスパ
 4.50

第2位はVARIVAS「アブソルート MG フロロカーボン」でした。強度に優れ、カバーやブッシュを通しても切れにくい作りになっています。

おすすめポイント
  1. 強度に優れ、カバーやプッシュを通しても切れにくい作り
  2. バスが多く生息する水系に合わせたマジカルカラーを採用
長さ
100m
カラー
マジカルグリーン
DIA.
0.205
VARIVAS「アブソルート MG フロロカーボン」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ

バスが多く生息する水系に合わせたマジカルカラーを採用。警戒心の強い大物対策としても有効です。

VARIVAS「アブソルート MG フロロカーボン」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ2

張りに関しては、実際触れてみると、1位と2位では質感がまるで異なるので、両方試してみて、好みのラインをチョイスするのもよいでしょう。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

100mのラインですが、真ん中にマーカーが入っていて50mで2分割できるので、ベイトフィネスなどにも向いています。硬さも若干柔らかいですし、非常に使いやすいラインだと思います。

第3位ヤマトヨテグス「フロロドレイク FLUORO DRAKE 80m」

  • ヤマトヨテグスフロロドレイク FLUORO DRAKE 80m
  • 実勢価格: ¥946

※価格は6lbのものです。

総合評価: 4.70

強度
 4.86
張り
 4.86
コスパ
 4.33

第3位はヤマトヨテグス「フロロドレイク FLUORO DRAKE 80m」でした。長さは80mと若干短いのですが、粘り強さとしなやかさを持つ高性能のラインです。

おすすめポイント
  1. 粘り強さとしなやかさを持つ高性能のライン
  2. ソフトベイトをゆっくり巻いてくる釣り方などに最適
長さ
80m
カラー
ウォーターカラー
DIA.
ヤマトヨテグス「フロロドレイク FLUORO DRAKE 80m」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ

色はウィード(藻)や葦などの中でカモフラージュしやすいウォーターメロンを採用。ソフトベイトをゆっくり巻いてくる釣り方などに最適です。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

若干ラインに色が入っているので、ラインが見辛いときなどの釣りに向いています。ラインでアタリを取る、なんて場合は威力を発揮すると思います。

4位:バークレイ「フロロカーボンライン 150m バニッシュウルトラ2」

  • バークレイフロロカーボンライン 150m バニッシュウルトラ2
  • 実勢価格: ¥1,584

※価格は5lbのものです。

総合評価: 4.65

強度
 4.86
張り
 4.71
コスパ
 4.33

第4位はバークレイ「フロロカーボンライン 150m バニッシュウルトラ2」でした。 適度な伸びがあるラインで、その特性により衝撃を吸収、ラインブレイクを防いでくれます。

長さ
150m
カラー
透明
DIA.
4位:バークレイ「フロロカーボンライン 150m バニッシュウルトラ2」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ

実際引っ張ってみると、1、2位のラインに比べ伸びを感じました。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

今回の中で最も長いラインです。マーキング付きで75mで2分割ができ、1回800円程度なので、コスパも非常に良いと思います。

5位:ダイワ「STEEZフロロX'LINK(クロスリンク)」

  • ダイワSTEEZフロロX'LINK(クロスリンク)
  • 実勢価格: ¥2,400

※価格は6lbのものです。

総合評価: 4.60

強度
 4.86
張り
 4.86
コスパ
 4.00

第5位はダイワ「STEEZフロロX'LINK(クロスリンク)」。メーカー独自の特殊樹脂原料と最新テクノロジーにより強力を大幅にアップさせたラインです。

長さ
120m
カラー
ナチュラル
DIA.
型番
07303806
5位:ダイワ「STEEZフロロX'LINK(クロスリンク)」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ

しなやかで粘りがあり、しかも強い。とくに結束強力が高く、結び目で切れるリスクを低減させています。

5位:ダイワ「STEEZフロロX'LINK(クロスリンク)」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ2

また糸グセが取れやすく初心者でも使いやすいのが大きな特長です。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

長さが120mあるので、40mで3分割など、短い距離で使うならいいのですが、今回の中で一番価格が高いので順位を下げさせて頂きました。

以上、2023年版ランキングの発表でした。続いて2021~2022年版ランキングを紹介します。

アウトドア2021~2022年版フロロカーボンラインのおすすめは?

第1位ダイワ「 フィネスブレイブZ 2-11lb. 160m ナチュラル」

  • ダイワフィネスブレイブZ 2-11lb. 160m ナチュラル
  • 実勢価格: ¥2,075

※価格は6lbのものです。

総合評価: 4.75

強度
 4.86
張り
 4.86
コスパ
 4.50

2021~2022年版第1位はダイワ「フィネスブレイブZ 2-11lb. 160m ナチュラル」。ベイトフィネス用のフロロラインです。超高感度設計になっており、小さなアタリも見逃すことがありません。

おすすめポイント
  1. 超高感度設計で小さなアタリも見逃さない
  2. 表面硬度・表面コーティング強化で耐摩耗性を大幅に高める
長さ
160m
カラー
クリア
参考号数
1.5号
型番
04625512
ダイワ「フィネスブレイブZ 2-11lb. 160m ナチュラル」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ

さらに表面硬度や表面コーティングを強化することで耐摩耗性を大幅に高めています。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

張りがあり、強度的にもしっかりしていてベイトリールに巻いてもトラブルが少なくて済むラインです。ベイトフィネス用以外でも十分に使えます。全長160mという中途半端な長さですが、これはベイトフィネス対応モデルのため。ベイトフィネスでは近場を探ることが多く、40~45mなど非常に短い長さを巻いて使用します。40mの場合4回分使用できますし、スピニングリールなら2000~2500番でも2回分巻けるのでコスパ的にも問題ないと思います。

第2位ダイワ「フロロライン BASS-X」

フロロカーボンラインおすすめ ダイワ フロロライン BASS-X イメージ1
  • ダイワフロロライン BASS-X
  • 検証時価格: ¥2,250

※価格は6lbのものです。

総合評価: 4.70

強度
 4.71
張り
 4.71
コスパ
 4.67

第2位のダイワ「フロロライン BASS-X」は、300mで千円ちょっとというコスパ抜群のラインです。

おすすめポイント
  1. コスパ抜群
  2. 残糸量が判るマーキングシール付き
  3. しなやかな特性を持ち強度も合格点
長さ
300m
カラー
ナチュラル
参考号数
1.5号
型番
07303081
ダイワ「フロロライン BASS-X」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ

残糸量がすぐ判るマーキングシール付き(225m ⇒ 150m ⇒ 75m)で糸の巻替えも便利。しなやかな特性を持ち、強度も合格点です。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

コスパが非常に良いラインです。他の300m巻きに比べると並行巻きで糸グセや潰れがつきにくくなっています。なおかつ残量表示も入っていてライン交換もしやすく、早めに巻き替える人にはよいと思います。

第3位サンライン「ベーシック FC/フロロ」

  • サンラインベーシック FC/フロロ
  • 検証時価格: ¥1,510

※価格は4lbのものです。

総合評価: 4.60

強度
 4.57
張り
 4.57
コスパ
 4.67

第3位はサンライン「ベーシック FC/フロロ」。2位商品と同じく300m巻きとなります。

おすすめポイント
  1. 75m毎に表示マークシールが付いている
  2. ケースのままで巻き取りOK
長さ
300m
カラー
ナチュラル
標準直径
0.205mm
型番
521753
サンライン「ベーシック FC/フロロ」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ

特徴としては75m毎に表示マークシールが付いていることと、ケース側面のライン取り出し口(写真の黄色い部分)からラインを引き出すことができること。ケースのままで巻き取りOKなので非常に便利です。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

フロロの中ではド定番と言ってよいラインです。2位商品のように平行巻きではありませんが、残量表示やケースからラインを引き出せるところなど、使いやすさについてよく考えられた商品だと言えます。強度や張りも合格点でさまざまな用途で使えます。

4位:クレハ「シーガーでは、ありません! 100m 6lb 1.5号」

  • クレハシーガーでは、ありません! 100m 6lb 1.5号
  • 検証時価格: ¥391

総合評価: 4.45

強度
 4.43
張り
 4.29
コスパ
 4.67

第4位は、ネーミングがユニークなシーガーのフロロラインクレハ「シーガーでは、ありません! 100m 6lb 1.5号」。シーガーの特性を省いて価格を下げた商品です。

商品説明も「フロロカーボン100%。フロロカーボン糸は高比重ですが、それ以外の特徴はありません」と非常にシンプル。

長さ
100m
カラー
透明
標準直径
0.205mm
型番
山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

ネーミングは「他のシーガーはもっと強いから、これはシーガーではない」という意味です。この価格帯の中で最上のものを作っているんだな、という印象です。普段釣りをあまりされない方にとっては、これで十分だと思います。

5位:ヤマトヨテグス「YAMATOYO ブラストフロロ 100m」

  • 山豊テグスYAMATOYO ブラストフロロ 100m
  • 実勢価格: ¥1,422

総合評価: 4.40

強度
 4.43
張り
 4.43
コスパ
 4.33

第5位のヤマトヨテグス「YAMATOYOブラストフロロ 100m」は、ブラックバス用のフロロライン。カラーはアーミーグレーで、光によるライン表面の乱反射を抑え、水面下でも背景に解け込みやすく、バスに警戒心・違和感を与えにくくなっています。

比較的しなやかなタイプで、ライントラブルも起きにくく、巻きグセによるガイドへの接触抵抗も低減しています。

長さ
100m
カラー
アーミーグレー
号数
1.5号
山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

今回唯一のカモフラージュカラーで、好き嫌いがあるかと思います。ただこの色だから釣れないということもないと思います。これまでの300m巻きのラインと比べると、若干張りがあるかな、という感じはします。

アウトドア2020年版フロロカーボンラインのおすすめは?

では、最後にここから2020年版ランキングをご紹介します。

第1位モーリス「 VARIVAS フロロカーボンライン デッドオアアライブ 150m 6lb」

  • モーリスVARIVAS(バリバス) フロロカーボンライン デッドオアアライブ 150m 6lb
  • 検証時価格: ¥2,033

総合評価: 4.75

強度
 4.86
張り
 4.86
コスパ
 4.50

2020年版第1位はモーリス「VARIVAS フロロカーボンライン デッドオアアライブ 150m 6lb」。対象魚はブラックバス。コスパに優れ、直線強度や耐摩耗性能に強いラインです。

レビューでも「細くて強い」「しなやかで張りがある」など高評価が多く見られました。

おすすめポイント
  1. コスパに優れる
  2. 直線強度や耐摩耗性能に強い
  3. 張りがありライントラブルも少ない
長さ
150m
カラー
クリスタルクリアー
DIA.
0.205
型番
morris4513498059192
モーリス「VARIVAS フロロカーボンライン デッドオアアライブ 150m 6lb」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ

全長150mですが、中間に赤のマークがあり便利。2回使用できます。張りがあるのでライントラブルも少なく、釣り初心者にもおすすめです。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

若干細めのラインです。強度はかなり高いですね。なお若干伸び感があります。

第2位ジャッカル「フロロカーボンライン レッドスプール 100m 6lb」

フロロカーボンラインおすすめ JACKALL フロロカーボンライン レッドスプール 100m 6lb イメージ1
  • JACKALLフロロカーボンライン レッドスプール 100m 6lb
  • 検証時価格: ¥2,350

総合評価: 4.65

強度
 4.86
張り
 4.86
コスパ
 4.17

第2位のジャッカル「フロロカーボンライン レッドスプール 100m 6lb」は、フロロカーボンラインの特性を活かし、モンスタークラスをランディングへ持ち込む為の感度・強度・操作性・透明性にこだわったラインです。

おすすめポイント
  1. 細めのラインでキャストしやすく扱いやすい
がっかりポイント
  1. 値段はやや高め
長さ
100m
カラー
クリアー
DIA.
0.285mm
型番
071993
ジャッカル「フロロカーボンライン レッドスプール 100m 6lb」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ

全長100mでの販売なのでコスパ的にはややランクダウン。ただ品質的には1位商品と肩を並べるラインです。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

100m巻きでこのお値段はややお高めに感じます。フロロラインにしては柔らかめだと思いました。また若干伸びがあります。しかし細めのラインなので、キャストがしやすく扱いやすいと思います。

第3位クレハ「シーガー R-18フロロリミテッド 100m 6lb」

  • クレハシーガー R-18フロロリミテッド 100m 6lb
  • 実勢価格: ¥1,364

総合評価: 4.60

強度
 4.86
張り
 4.86
コスパ
 4.00

第3位のクレハ「シーガー R-18フロロリミテッド 100m 6lb」は、強度としなやかさがセールスポイント。ソルトルアーゲームからバスフィッシング、トラウトゲームまで使える汎用性の高いラインです。

おすすめポイント
  1. 汎用性が高くさまざまな釣りに使える
  2. 張りも強め
長さ
100m
カラー
クリア
DIA.
0.205mm
型番
760069
クレハ「シーガー R-18フロロリミテッド 100m 6lb」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ

レビューでもベイトフィネスやテトラ回りの根魚釣りまで、多種多様な用途で使っている人が多く見られました。とくに強度に関しては「文句なし」とのコメントが多数。

表面に糸の取り出し口に関する但し書きあり。初心者にも丁寧な点に好感が持てます。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

汎用性が高くさまざまな釣りに使えるラインです。強度は問題なし。伸び感は少なく、質感はやや硬めです。張りも強めなのがよいですね。

4位:サンヨーナイロン「APPLOUD GT-R カモフラ フロロ 150m」

  • サンヨーナイロンAPPLOUD GT-R カモフラ フロロ 150m
  • 検証時価格: ¥1,539

総合評価: 4.50

強度
 4.71
張り
 4.71
コスパ
 4.00

第4位はサンヨーナイロン「APPLOUD GT-R カモフラ フロロ 150m」。今回唯一色付きのラインです。

長さ
150m
カラー
グレイッシュブルー
DIA.
0.205mm
型番
201563
4位:サンヨーナイロン「APPLOUD GT-R カモフラ フロロ 150m」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ

色付きに関しては賛否両論ありますが、レビューでは「ルアーや針を結ぶとき見えやすい」や「視認性の点では高視認とは言えず」といったものがありました。

またレビューでは「滑りが良いので扱いやすい」というものが複数見られました。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

色付きはラインでアタリが取れるというメリットがあります。ただしややラインが硬くなります。そのためスピニングではライントラブルが増える場合も。若干伸び感がありますが、強度は問題ありません。

5位:デュエル「ハリス H.D.カーボン PRO100S 100m」

  • デュエルハリス H.D.カーボン PRO100S 100m
  • 実勢価格: ¥790

総合評価: 4.45

強度
 4.71
張り
 4.86
コスパ
 3.67

第5位は、デュエル「ハリス H.D.カーボン PRO100S 100m」。バス専用ではありませんが、高品質のフロロラインです。強度、太さともに問題ありません。

長さ
100m
カラー
クリアー
標準直径
0.205mm
型番
H1114
5位:デュエル「ハリス H.D.カーボン PRO100S 100m」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ

レビューでは強度を高く評価するものが多く見られました。また用途もバス釣り、シーバス釣り、根魚、アジングなど幅広く、さまざまな釣りで使われているようです。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

バス用ではないので今回ランクを下げましたが、品質の良いラインだと思います。張りが強めなのも◎。オールラウンドなアングラーにぜひおすすめしたい商品ですね。

6位:バークレイ「バニッシュレボリューション150m 6lb」

  • バークレイバニッシュレボリューション150m 6lb
  • 実勢価格: ¥1,536

総合評価: 4.35

強度
 4.71
張り
 4.57
コスパ
 3.67

第6位はバークレイ「バニッシュレボリューション150m 6lb」。バスフィッシングだけでなく、ソルトウォーターでの強烈な根ズレなどにも強いというラインです。

長さ
150m
カラー
クリア
標準直径
0.234mm
型番
1302606
6位:バークレイ「バニッシュレボリューション150m 6lb」 フロロカーボンラインおすすめ イメージ

全長150m。75mでマーキングがされているので便利です。

山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

張りは若干柔らかめ。強度は問題ありません。太さは若干太めです。コスパも普通なので、標準的なラインだと言えます。このレベルの商品を使えば、初心者でもトラブルも少なく無難でしょう。

7位:クレハ「シーガー フロロマイスター 320m」

フロロカーボンラインおすすめ クレハ シーガー フロロマイスター 320m イメージ1
  • クレハシーガー フロロマイスター 320m
  • 検証時価格: ¥1,084

総合評価: 4.10

強度
 4.14
張り
 4.00
コスパ
 4.17

第7位は、今回のスタッフ・田代氏が海釣り仕掛けを作る際使用しているクレハ「シーガー フロロマイスター 320m」。さまざまな釣りに使える汎用性の高いラインです。もちろんバス釣りにも使用できます。

320mで1000円ちょっとと驚きの安さ。80m毎マーキングシールに残りm数を表示してあるので便利です。

長さ
320m
カラー
クリア
標準直径
0.205mm
型番
223035
山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

同じフロロラインでも上位のバス専用ラインとは材質が異なります。若干細めで張りは硬め。ただし糸グセが付きやすくメインラインとしては使い辛い面があります。ただコスパは抜群ですね。

8位:サンライン「Shooter FC SNIPER/シューターFCスナイパー 300m 6lb」

  • サンラインShooter FC SNIPER/シューターFCスナイパー 300m 6lb
  • 実勢価格: ¥3,109

総合評価: 4.05

強度
 4.43
張り
 3.86
コスパ
 3.83

第8位はサンライン「Shooter FC SNIPER/シューターFCスナイパー 300m 6lb」。バスフィッシング用に開発されたフロロラインです。絶妙なしなやか、耐摩耗性の高さ、高感度をセールスポイントにしています。

300mですが価格が3000円台と高めのためコスパは低得点です。

長さ
300m
カラー
ナチュラルクリア
DIA.
0.225
山口剛 氏
フィッシングメーカー・テスター
山口剛 氏 のコメント

若干太めに感じるフロロラインです。フロロ素材にしては伸び感あり。硬めの質感ですが強度はかなりあり、大物とのファイトでも問題ないでしょう。ただもう少し価格が安かったら、という点が残念です。

以上、ブラックバス釣り向けのおすすめフロロラインの紹介でした。

ネットでラインを購入するならこんな点に注意しよう

ネットでラインを購入するならこんな点に注意しよう フロロカーボンラインおすすめ イメージ

以上、フロロカーボンラインのおすすめランキングでした。

ここでネットで購入する時の注意点をお伝えします。

注意点1:海外の格安ラインに気をつける!

海外製品の中には高品質なものもありますが、逆に粗悪なラインも多いので要注意です。心配な人は国産のラインで有名なメーカーのラインを購入するのが無難です。

注意点2:太さの数値をチェックする!

ラインの紹介には標準直径、もしくはDIA.と記された数値があります。たとえば「標準直径0.223mm」と記されていれば、実際の太さが直径0.223mmということになります。

同じlbでも太さが異なるので、必ずこの数値はチェックしておきましょう。

とくに海外製品の場合は規格が異なるため、「標準直径を確かめず買ったら、かなり太かった」なんてことも。リールに必要量を巻いたらスプールからはみ出てしまったなんてことになりかねないので注意しましょう。

注意点2:太さの数値をチェックする! フロロカーボンラインおすすめ イメージ

ラインの中にはアイテムが同じでもlb数によって特性も変わってくる場合もあります。今回のランキングを参考に、自分の好みにあったラインを見つけてくださいね!

【さいごに】みなさんへのお願い

【さいごに】みなさんへのお願い フロロカーボンラインおすすめ イメージ

最近はコロナ禍の影響で、釣りの人気が高まっていますが、各所で釣りに行った際に出たゴミの放置や、迷惑駐車が増え問題になっています。自分が出したゴミは持ち帰る、近隣に迷惑がかからないように駐車場を利用する、などを心掛けるようにしてください。

アウトドア 今回検証を行った場所は?

今回は「多摩湖フィッシングエリア」の一角をお借りして検証を行いました。

 今回検証を行った場所は? フロロカーボンラインおすすめ イメージ

多摩湖フィッシングエリアは、東京近郊の所沢市に位置し、車はもちろん、電車でも手軽に行ける管理釣り場です。流れるプールを利用して、ルアーエリア、フライ・テンカラエリア、エサ釣りエリア、ビギナーエリアを設けています。

 今回検証を行った場所は? フロロカーボンラインおすすめ イメージ2

釣れる魚は練馬サーモンを始め、ニジマス、アマゴ、イワナ、ブラウントラウト、ブルックトラウト、アルビノ、タイガートラウト、イトウと実に多彩。2022~2023年シーズンは、2022年11月1日(火)から2023年5月7日(日)まで営業しています。

料金や営業時間など、詳しいことは以下のHPにアクセスしてご確認ください。

多摩湖フィッシングエリア公式HP:https://www.s-fishingarea.com/
インフォメーション:090-1213-6559