自動車電気自動車、現行車種10モデルを試乗しました

ここ数年で急速に進化をしているEV(電気自動車)。興味はあるけど「実際に乗ってみたらどうなんだろう?」と思っている方も多いかもしれません。

そこで今回は、未来のクルマの現実を探るため、現在購入できるEVの中でも人気モデルを10台実走し、その内容をプロと編集部が本音でレビューしました!

今回は「ファーストカー」タイプの中から、ジャガー「I-PACE」をレビュー。「インテリア」「コネクテッド」「先進装備」をチェックしていきます。

▼ジャガー「I-PACE」の「走り」「取り回し」「バッテリー」についての前編記事はこちら。

自動車もはやスポーツカーの領域! ジャガー「I-PACE」

ジャガー
I-PACE
実勢価格:936万円~


サイズ・重量:全長4695×全幅1895×全高1565mm・2230kg
駆動方式:4WD
電動機:交流同期電動機
最高出力:400ps/4250-5000rpm
最大トルク:696Nm/1000-4000rpm
バッテリー容量:90kWh
走行可能距離(WLTCモード)/438km
タイヤサイズ/245/50R20

▼評価
一充電走行距離:438km~
電費:5.1km/kWh(一般道)6.7km/kWh(高速)
バッテリー:◎
走り:◎
取り回し:〇
コネクテッド:◎
先進技術:◎
総合評価:A-

ジャガー「I-PACE」は、ジャガーブランドの初のピュアEVとして2018年に発表されました。SUVとスポーツカーのテイストを持つ欲張りなクロスオーバーモデルで、デカい上に独特な外見で注目度は圧倒的です。人とは違うクルマが欲しい“通向け”の1台です。

満充電で400㎞以上の航続可能距離!

電費はパフォーマンスを考えればまずまず優秀です。電池残量52%の段階で航続可能距離が210㎞だったので、単純計算では満充電で400㎞以上は走れることになります。

ただ、大容量ゆえに充電は予想以上に時間がかかったのも事実です。高出力の急速充電器の場所を常に調べておくとよいでしょう。

自動車インテリア:デジタル要素が強くても人の手によるモダンな仕上がり

居住性に関しては頭上まわりに若干圧迫感はありますが、ホイールベースが長く、フロアがフラットな構造なので見た目以上に後席の快適性は高く、1ランク上のSUVと同等の広さを感じることができました。フロントアームレストの下に10.5lのスペースも確保しています。

最新鋭のデジタルメーターを搭載。ドアを開けると運転席前のフルデジタルメーターと中央に配置された大型のタッチスクリーンが目に飛び込んできます。

空調もグラフィカルな表示で操作性を向上。

HSEグレードには風合いがよく、ホールド性に優れるウィンザーレザーのスポーツシートが装備。グレード別でシート表皮は異なります。

自動車コネクテッド1:EV専用機能も付加したインフォテインメント

10インチのタッチスクリーンと5インチのマルチファンクションダイナミックダイヤルをまとめた「TOUCH PRO DUO」を標準装備。オンラインメディア機能や60種類以上用意されたウィジェットの中からホーム画面への設定も簡単に行えます。

自分好みの画面も作れます。

リストバンド型の「アクティビティキー」をテールゲートの上にかざせば施錠できます。

「インタラクティブドライバーディスプレイ」は多彩なカスタマイズに対応します。

自動車コネクテッド2:リモート操作、4G&Wi-Fi接続などフル装備

Iペイスのコネクテッドをサポートするのが「InControlアプリ」。スマホのほか、対応するスマートウォッチからも操作が可能。もともと4G通信も搭載するので車内Wi-Fiも使えます。

車両の全てを手の中で管理できます。

ドアや窓などの開閉状況や車両情報も取得できます。セキュアトラッカー(盗難防止装置)の設定も行えます。

自動車先進装備:最新機能にアップデートできるOTA機能も搭載

HSEに標準装備される「ドライバーアシストパック」は360度サラウンドカメラや全車速対応のアダプティブ・クルーズ・コントロールなどを統合制御することでドライバーの疲労軽減や安全運転をサポートしてくれます。

また通信機能を活用することで車両に搭載されるプログラムを自動でアップデートできる「OTA」にも対応しています。

自動車まとめ:今あるEVの中ではオンリーワンの存在

昨今人気のクロスオーバーSUVともいえるIペイスですが、実際乗ってみると、もはやスポーツカーといっても差し支えないほどのパフォーマンスを持っていることがわかります。直線時の加速も見事ですが、素晴らしいのはコーナリング性能です。

EVゆえに静粛性はもちろん高いのですが、せっかく走りがいいのに何か物足りない、という人向けに「アクティブ・サウンド・デザイン」という機能を使うことでモーター音を擬似的にスポーティなサウンドに変えてくれます。このあたりのユーザー心理をしっかりキャッチしている点も魅力のひとつといえるでしょう。

他とは一味違う高性能モデルを求める人に最適のEV車です!

以上、ジャガー「I-PACE」の「インテリア」「コネクテッド」「最新装備」のご紹介でした。

自動車『家電批評』2021年5月号

晋遊舎
『家電批評』
2021年5月号

「家電批評」2021年5月号の特集「電気自動車10大メーカー グランプリ2021」では、この他にも本音レビューを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。